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金剛バス廃止翌日の状況(その3=もと金剛バス車両のその後)

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南海バスはバス停毎に次々に客を乗せ、ほぼ定刻に富田林駅前に到着しました。本数は減ったものの、ICカードが使え便利になりました(近鉄電車ではもともと使えるので所持率は高い)。

昨日までは金剛バスしか発着しなかった富田林駅南口には、新たに近鉄バス・南海バス・カナちゃんバス(河南町コミバス)が乗り入れるようになりました。マスコミは朝8時台に取材したようですが、動画に映っているカナちゃんバスは「寺田」という行先表示になっており、富田林駅8:15発の便に充当されているようです・・・寺田バス停はカナちゃんバスの発着点であるかなんぴあバス停のすぐ近くで、9時台からはカナちゃんバスに充当?

そして、2023/12/20限りでお役御免となった金剛バスの一部車両は、自家用ナンバーに付け替えた上で、河南町の有償運送バスとして引き続きもと金剛バス路線で走っています。

白木線のバス。

石川線のバス。

阪南線で近鉄バスを補充する形で運行するバス。(夕刻に喜志駅前で撮影)

いずれも、金剛バス時代と運行区間や運賃は全く変わっていないので、車内アナウンスや運賃表示装置や車外の行先表示の手直しは不要ですね。

ただ、ドライバーは一新されています。一部のバスは、河南町内に営業所があるエムケイ観光バスの乗務員が運行しており(名札をつけているので容易にわかります)、接客姿勢は格段に向上しました。ちなみに、金剛バス末期にはこんな体験をしました。

車内の運賃表示に従って200円を運賃箱に投入⇒ドライバーから「10円足らない」と催促される⇒運賃表示器の「200円」の表示を指差し⇒ドライバーは「それは間違いです」と対抗⇒当方は以前にも乗車しているので10円を追加せずそのまま下車⇒すぐに営業所に電話して「200円で間違いない」との回答を得る

一方、大半の車両は富田林駅から北1kmほどの場所にある車庫(Yahoo!ニュースのこちらの記事参照)に留置されていました。入口は封鎖されています。

これらのバスはいずれも製造後10~20年経過していますが、果たして他で再起する車両は出てくるでしょうか?

(つづく)

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