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阪神高速の3年間通行止め→当初計画は仮設道路での対応だった

2022/4/9付ブログ「僅か40年で架け替えを余儀なくされる阪神高速の橋梁」の続きです。

阪神高速松原線喜連瓜破~三宅JCT間の橋梁架け替え工事による通行止めですが、予定通り6月1日からスタートしました。

https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/kireuriwari/

一般道との行き来部分の通行止めは、北側の平野入口と南側の三宅出入口です。

さて、この工事ですが、当初計画では通行止めではなく、架け替え対象の橋梁の横に仮設道路を建設して対応する予定だったとのことです。

株式会社鋼構造出版が運営する専門サイト「道路構造物ジャーナルNET」に7年前の2015年2月に掲載された記事(当時の阪神高速道路会社参与へのインタビュー記事)に明記されています。

https://www.kozobutsu-hozen-journal.net/interviews/11042/?spage=2

上記URLには「喜連瓜破高架橋の更新計画概要と現況の写真」が掲載されており、

とされています。参与の発言は「偶々ですが、両側部の歩道と車道の間に用地が少しあります。2車線はとれませんが迂回路の仮橋をそこに設置することで対応したいと考えています」となっています。 ※上記図表とカギカッコ内は引用

確かに2015年時点では現在う回路として推奨されている大和川線が開通しておらず、仮設道路を作らねば付近の一般道が麻痺状態になると考えたのでしょう。ただ、大和川線は2020年3月29日の全通から2年以上経過しており、実際の交通量の状況から「仮設道路を設置せず完全通行止め扱いにしても対応できる」「2車線分確保できない仮橋が却ってボトルネックとなる」と方針転換したのかも。

なお、2015年時点での工期は平成32~38年度、事業費は238億円とされていました。

 

さて、上記URLの記事によれば、3号神戸線でも同様の問題が発生している箇所があり、橋梁の架け替えを計画しているとあります。こちらは次のブログで触れます・・・

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