ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ

初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

潮風

2010-03-23 | Weblog

広瀬通り 正面江陽グランドホテル  2010/3/22 AM12時


昨日10時半 小用があって仙台へ

女房 ナナ 3人で自宅出発

およそ1時間半

≒1kmの長い青葉山トンネルを抜けると

突然 別世界のような街の真ん中


少し眩暈がした・・・・・・・・・・・

無理もない・・・・・・・

つい半月前までは雪に埋もれていたのだから

同上

同上 白松が最中本舗(菓子)


仙台を代表する老舗銘菓 「白松が最中」


この看板の前を通るとき 決まって思い出すことがある

丁度20年前の頃

私はこの近くの 

歩いて5分くらいのオフィス街にある会社に勤めていた


本社(埼玉)からやって来た支店長(社長の息子)曰く・・・・・・

「白松が最中」・・・・・・はどう考えてもおかしい

「白松の最中」・・・・・・の間違いではないのかと


確かにおかしい・・・・・・・・と私も思う

支店長曰く

「おらが村の・・・・・」

そう考えると おかしくないか

としぶしぶ一人納得していた

因みに 宮城県人は 誰一人疑問に思っている人など

いない筈である

塩釜市 海岸通り

仙台で小用を済ました後 海を見に塩釜市までドライブ

菖蒲田海水浴場

同上


およそ1年半振りの海との再会

海の匂いのする潮風

海から陸地に向かって

止むことなく 吹いていた

眼の前で繰り返去れる波音

ナナと私


ナナは 確か生まれて2度目の海


あたりがみな山に囲まれた田舎から出て来て

突然ビル街へ

そして遮るものが何一つない海原を前にして

波打ち際の浜辺を

思いっきり走り回っていた


人影の疎らな

早春のまだ肌寒い浜辺

久し振りに見た海


菖蒲田海水浴場


昔 子供達と一緒に遊んだ

人気のない 菖蒲田浜の海水浴場


成長してみな親元を去って行った子供達


私達夫婦は

子供達に代わって今は愛犬ナナと

思い出を懐かしくたどりながら

どこまでも 無言で

冷たい浜辺を

歩き続けた

東2番町通り・定禅寺通り 交差点

せんだいメディアテーク 2003年 建築学会賞受賞 伊藤豊雄設計


何故か仙台からの帰りは この建物の前を通ってしまう


いつもは鬱蒼と繁ったケヤキ並木に遮られ

全体のファサードを見ることは出来ない


まだ葉を落としたままのケヤキ並木

の向う 一面ガラスに覆われた

せんだいメディアテークがあった


透明感溢れた建築で

ケヤキ並木をイメージした

スパイラル鉄骨柱が

ガラスの中にあった