ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ

初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

街路樹

2008-04-30 | Weblog


私と愛犬「ナナ」の散歩路。

私の家の裏をJR左沢線が走っている。

線路の向側にある、工業団地の中を走っている道路で、私の家からも見ることが出来る。

長さ7,800mの直線道路で、幹線道路から外れているせいで、写真のように車の通行はほとんどない。

このところの陽気で、プラタナスの街路樹が一気に緑の色を濃くしてきた。

この街路樹の路をいろいろ考えながら歩いていると、映画のワンシーンにでも出てきそうな位、ふと、幸福感に満たされ時がある。

真っ直ぐな道路に沿って、どこまでも両側に続いて行く街路樹。

街路樹は、これから四季それぞれに表情を変えていく。

私と愛犬「ナナ」が、一日の中で一番穏やかな時間を過ごせる場所でもある。


さて、4月も今日でおしまい・・・・・・・・。

早いもので明日から薫風かおる5月、そろそろ私の心も、厚い冬のコートを脱ぎ捨て、薫風吹き込むさわやかな5月の季節に向かい、若葉のように、みずみずしく進んで行きたいと思う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


大江町スケッチ

2008-04-29 | Weblog


寒河江市の西隣りにある大江町に行って来た。

ここも郊外に大きなスーパーが出来、このスケッチの商店街は人通りも疎らだ。

いや、一日中ほとんど人通りがない。

陶器店、本屋、薬局、米穀店、と続いているが、駐車場もないこの商店街にわざわざ足を運ぶ客は少ない。

かって、この地方一帯の中心商店街として大いに賑わったが、自家用車の普及と共に、時代は大きく都市の様相を変えた。

これから先、この商店街の再生は残念ながらもうないかも知れない・・・・・・。

うたの旅人 

2008-04-28 | Weblog
「池上線」

古い電車のドアのそば
二人は黙って立っていた
話す言葉をさがしながら
すきま風に震えて
いくつ駅を過ぎたのか
忘れてあなたに聞いたのに
じっと私を見つめながら
ごめんねなんて言ったわ
泣いてはダメだと胸に聞かせて
白いハンカチを握りしめたの

池上線が走る町に
あなたは二度と来ないのね
池上線に揺られながら
今日も帰る私なの

終電時刻を確かめて
あなたは私と駅を出た
角のフルーツショップだけが
灯かりともす夜更けに
商店街を通り抜け
踏み切り渡った時だわね
待っていますとつぶやいたら
突然抱いてくれたわ
あとからあとから涙あふれて
後姿さえ見えなかったの

・・・・・・・・・・・・・


朝日新聞,先週の土曜版be「うたの旅人」の記事を読んで思ったこと・・・・・。


駅に残した切ない記憶・・・すきま風に揺れた黒い髪・・・

この歌は1975年(昭和50年)西島三重子が歌った歌(作曲も同じ)である。
70年代のフォークの定番でもある。

この曲の作詞者佐藤順英(55歳)は山形市出身だ。

中学を卒業してから1999年までのおよそ30年間東京で生活し、その後再び生まれ故郷の山形市に戻って暮らしている。

「池上線」の歌詞は実話だったとある。

A大学に通っていた彼女と交際していたB大学の佐藤さんは、将来国連職員を目指し、ハワイの大学に留学した。

しかしある日突然、「私だけ待っていることに疲れた」という彼女からの手紙を受け取った。

急きょ帰国し説得に努めたが、誤解もあり元には戻らなかった。

結局ハワイ大学には戻らず、親に「作詞家になる」といったら勘当された。

この歌は、はなれ離れになる直前、最後のデートで家まで送った夏の日の感傷を冬の別離の情景に移し、歌詞にしたものだ。

恋愛の顛末は、彼の将来像も大きく変え、その後佐藤さんは、音楽の道を歩いていくことになった。


27歳で結婚した彼女は、すでに2人の子供も社会に出ているという。

「普通すぎるほど普通に暮らしています・・・・」

「あの方もご結婚されていますよね?・・・・・」

と、彼女は戸惑いながらやさしい口調で話してくれた。

しかし、作詞をした佐藤さんは、「彼女が今はどこでどうしているのか、ぜんぜん知りません」と話した。

そして、佐藤さんは今でも独身を通している・・・・・・・・・。

          ・・・・・・・・・・ここまでが記事の大まかな抜粋

この記事を読んで、ユーチューブ(youtube-音楽)で「池上線」の歌を何度となく聞いた。

70年代のフォークは、やはり私たちの世代にとっては青春真っ只中、そのころはあまり深い意味を読み取れなかったが、この記事を読んで・・・・・・ナルホド・・・と、目から鱗が・・・・  しばし今の自分を振り返る・・・。

20代と50代の西島三重子の二重写しの映像、時の流れをいやおうなく感じる。

そして、この歌詞に現実味を帯びさせ、妙に痛々しく感じさせる。


私と妻、そして誰しもこの歌詞のストーリーのようであったなら・・・・・?

それぞれに、今とはまったく違った人生を歩んでいただろうと・・・・・・・・、

ふと、そう思わずにはおれなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

池上線 西島三重子

りんごの花

2008-04-27 | Weblog






ようやくりんごの花が咲き始めた。

純白の花びら、そしてピンクの雄しべ、このコントラストがなんとも可憐だ。

遠くから見るとりんごの樹全体が淡いピンク色を放ち、やさしさを醸し出す。

近づくと、清純そのものの香りが漂う・・・・・自然の不思議さ・・・・・・。





桃の花もまだ花の真盛り、おもわず立ち止まって見とれてしまった。





今、山形の野山は、様々な果樹の花が咲き乱れ、青い空、そして、遠くに雪を残し

た白い山々が取り囲む、一年で一番美しい季節の訪れかも知れない。

駅前通り スケッチ

2008-04-26 | Weblog


寒河江駅前通り交差点。

新しい駅は、ここより東に≒300mくらいの所に移動、しかし地元の者にとっては、やはり今でもここが駅前交差点である。

以前昔の駅前通りのスケッチを載せたことがある。

しかし、昔の駅前の面影を残すものは何もない。

今日、土曜日10時頃の通りの様子。

このスケッチ、7人(男性3人+女性4人)の人物が描かれている。

が・・・、寒河江の街の中でこれだけ大勢の人を一度に見ることは、お祭りを除いて、ほとんど皆無。

ここに描いてある人は皆、架空の人物・・・・・。

理由はいたって簡単。

この通りを歩く理由がない。それだけの理由・・・・・・・・・。

学生以外は、ほとんどの人が車で移動、・・・・・・・・・

自分の住む街・・・・・自然の豊かさ以外、何もないのかなァ~・・・・・・?。


萌ゆる野山

2008-04-25 | Weblog




午前中、隣町河北町の山に行ってきた。

山際沿いの農道をずっと北に向かって車を走らせた。

昨日、今日の僅か2日間で一気に緑が萌えだしたようだ。

近くの展望台からの今日の様子。





左側の樹が林檎の樹で、よーく見ると少し咲き始めてきた。



少し山の中に入ってみたら、コシアブラ、タラの芽が例年より4,5日早く芽吹いていた。



1時間ほど山を歩いて、山菜を少し採ってきた。



家に帰って早速てんぷらにし、採りたての春の香りをいただいた。

明日から暫く山歩きの毎日になりそうだ。

小雨の寒河江市内スケッチ

2008-04-24 | Weblog


今日の寒河江市の天気、晴れ間の一休みで、一日中ぐずついた空模様・・・・・・・・。

果樹畑にとっては、恵みの雨かも・・・・・・・・・・・・・?。

あと2,3年でこの町並みも消えて行く。

10年以上前から始まった道路拡幅、いよいよこの通りで最後。

この通り一帯の建物は、昭和20年~40年頃に建てられたものばかり。

昭和40年頃、昭和天皇が植樹祭出席の為、寒河江市を訪れた。

その時、このスケッチの通りは日の丸の小旗を振る大勢の市民で埋め尽くされた。かって、西村山郡1の商店街を誇ったこの通り・・・・・、現在はご覧のような寂しさ・・・・・・・。

昭和の町並みを残し、人気のない通りの寂しさを更に増すかのような、小雨の寒河江市内でした。


寒河江川夕景

2008-04-23 | Weblog


夕方4時半頃から犬と一緒に寒河江川を散歩。

往復6km、約1時間半の散歩コース。



この時期の寒河江川、雪溶け水を集め、日増しに水量を増す。



チェリーランド、トルコ館





往きはまだ薄暮、西の空は春霞か、ぼんやりとした灰色。

我が愛犬ナナ、夕方のこの散歩タイムのためだけに、朝からエネルギー充電、ただただ、ひたすら爆睡。







帰りはすっかり陽も落ち、西の空は茜色に染まっていた。

写真のトルコ館から一日中音楽が流れている。

西洋音楽とも、東洋音楽とも言えぬ、いわゆるジプシー音楽の、妙に寂しい民族音楽が夕景の川原に溶け込むように流れていた。

ブラームスの民族音楽ハンガリー舞曲のように、どの曲が流れてきても心の片隅にわれわれ日本人と素直に共感できるものがあるような気がした。

今日の一日、ブラームスの民族音楽を聞きながら・・・・・・・?、静かに夕日と共に無事過ぎて行く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

何気ない幸福に心から感謝して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

果樹園

2008-04-22 | Weblog


菜の花畑、林檎の樹、そして桃畑。



満開の桃畑。





果樹の中で一番先に咲く桃の花。



どこまでもさくらんぼ果樹園が続く。

あまりに広くてどこを走っているのか道に迷ってしまうときがある。

廻り一面、全て果樹畑の花。





さくらんぼの花は、間もなく満開。





梨の花も満開。



林檎の花はもう2,3日先に開花・・・?

林檎の花が咲いたらアップで掲載します。お楽しみに・・・。林檎の花は真っ白な花びらだが、よく見るとほのかなピンク色がついている果樹の花の中では一番可憐な花だ。

我が家の周りのさくらんぼ畑。





山形市にある県立中央病院から見た山形市街地の様子。

今日は妻の足の治療で県立病院へ行った。

膝の炎症が完治していないため、静脈瘤の治療は出来なかった。

来月の予約を済ませ、今日はおしまい・・・・・・。

本人が思うようには、なかなか治療はかどらず・・・・・・・・・。

まあ、ここまでくれば、二人ともこれといって急ぎの用事がある訳でもなし、じっくり腰を据えて治療に専念することに・・・・。

帰り道、どこまでも続く果樹園の花畑を見ながら二人でそんな話をして来た・・・・・・。

ランチ

2008-04-21 | Weblog


昨日,孫と一諸に「クイジニエ」でランチを食べた。

椅子とテーブル席のレストランなのだが、奥に畳の座敷があり、孫と来るときはいつもそこを利用させてもらっている。

帰り際、ここのママさんにスケッチがうまく出来たら、後で差し上げますからと言って帰ってきた。

寒河江市内の住宅街の表通りを中に入った少し奥まった所にあり、一見普通の住宅と変わらない。

インターネットで見つけ、それでも実際の場所を探すのに一苦労したほどだ。

これまで4~5回お世話になっている。

去年の暮れ、妻は隣組女性たち数名で、半年に1回の食事会をここでしている。

オーナーには申し訳ないような気がするが、少し隠れ家的な場所にあり、通りすがりの客がまったくいない所も、私のお気に入りの理由のひとつだ。



出されたもの全てここのシェフ手作りだ。





普段、味噌汁、ラーメン、シチュー位しか食べていない私にとって、なんともまろやかで、何種類もの不思議な味が口の中で広がるスープでした。



鯛と蕗の薹の入ったクリームは家庭で作る味と一味違って、またいっそう美味しかった。



今度食事に行った際、いつも美味しいものをご馳走になっているお礼に、このスケッチを差し上げてくるつもりだ。