
寒河江中央工業団地から慈恩寺方面を見る 2010/2/3 PM6時

旧六十里越街道表通り
今日の寒河江市は
真冬の天気に 久し振りに逆戻り
昨日の午後から粉雪が降り始めた
今日も1日中降り続いた

夕方 犬の散歩をかねて 女房とスーパーに買い物に行った
寿司コーナーに なにやら人だかりが出来ていた
たくさんの「恵方巻き」が並んでいた
3本セットの恵方巻きと 豆撒き用の落花生を買った
私は左端の一番太い巻き寿司を食べた
西南西の空を仰ぎ 無言で 丸ごと1本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
恵方巻きを初めて食べた後の感想
関西の人はなんと大食漢なのだろうか・・・・・・・?
太巻きを丸ごと1本 一気に食べきることはとても大変なことであった
でも これで少しは願いがかなえられそうな気がした
夜8時過ぎ テレビのクイズ番組で
「恵方巻きはなぜ切らないで食べるのか・・・・・・・・・?」
という問題が出た
「福が切れないように・・・・・・・・・・・」とか いろいろ答えが出たが
「縁が切れないようにするため」が正解だった
昔 関西地方の商人達は
商いのお得意様と縁が切れないようにと願って
巻き寿司を切らずに まるごと1本食べたのが始まりだったようだ
商いを単なる物売りと考えず
商いとは 人と人の縁を大切にする事から成り立っていると
考えていたようだ
商いに限らず 人は何事においても「多生の縁」に支えられ
他人に生かされているのかもしれない
巻き寿司を食べ終えて
暫らくして 女房が落花生を持って部屋に入って来た
豆撒きを終わしたので
残りの豆を一緒に食べようと云って来た
昔 父が私達や孫の見守る中
「福は~内 鬼は~外・・・・・・・・ 鬼のめん玉ぶっ潰せ~ 」
と 廊下や玄関で
大声で呪文を唱え 豆撒きをしていた
あの日の頃が 今はとても懐かしい・・・・・・・・
あれから時は流れて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここ数年 女房がたった一人で 豆撒きをするようになってしまった