最近の出来事

ニュースや新しいテクノロジー、サイエンスについて感じること。

iPad 2 レビュー 続き (印刷)

2011-03-19 00:14:24 | レビュー
先週の金曜日に iPad 2 を購入して丸一週間が経った。
ここまで気付いた点をいくつか。

初代の iPad との比較から始めたい。
まず、カメラとGPS,ジャイロが装備されたことによって、つけるようになったソフトがいくつかある。
代表的なものが フェースタイム, iMovie, スパイグラス だ。

フェースタイムは言わずとしれたアップル社の看板商品の一つだ。
WiFi のあるところからコンピューターや iOS 機器 (iPhone, iPod Touch 4G, iPad 2 など)にテレビ電話がかけられると理解しておけばよい。
アメリカの場合は、モールや喫茶店、本屋などに無料 WiFi が設置されていることが多く、フェースタイムの利用価値が高い。
海外通信も無料なので、電話会社にとっては目の上のたんこぶかもしれない。
iPad 2 の画面は iPhone, iPod Touch に比べて格段に大きく最初は相手の顔の大きさにぎょっとした。
通常の接続で、iChat と同じくらい快適に通信が出来る。
iPad 2 にして良かったと思わせる根拠の一つだ。

iMovie は慣れるのに少し時間がかかったが、動画の投稿には最適であることが見えてきた。
ファイナルカットのように多機能でない分すっきりしている。
例えば、出力面で言うと、簡単な操作(基本的にはボタンタッチ一つ)で主要動画サイトに投稿できる。
Camera Roll, YouTube, Vimeo, CNN, フェースブックらがワンタッチメニューになっている。
さらに、 iTunes に送ることも可能なのでアップルTVを介して大画面で見ることも容易だ。

スパイグラスは、コンパス、太陽や月、星のトラッキング、距離や角度の測定、GPSの座標が高度と共に表示されるなど、ただのコンパスの域を超えたアプリだ。
大変優れものだというのは分かるが、1週間では全ての機能を評価し尽くせていない。
まだ未発掘の機能があるに違いない。
ただ、これまで試しただけでも、是非使いたいと思える、有益なソフトだ。
(milspecコンパス、GPSトラッカー、六分儀、レンジファインダーカメラ、角度計算等の機能を組み合わせた拡張現実ナビゲーションツール)

これらのソフトが使えるだけでも iPad 2 に買い換える理由の一つとなる。

次に軽さについては数字以上に初代 iPad との差を感じる。
長い時間手に持って本を読む際に、特にありがたみを感じる。
この点に関しては薄くて持ちやすいというのも貢献しているだろう。
iPad 2 の動作の速さ、画像処理の速さは初代とは比較にならない。

カメラについては以前のブログに書いた通り,
写真を撮るという目的としては使い物にならないと言いたくなる。
今時 0.7 メガピクセルはないだろう。
必要な記録を残すために写真を撮るくらいなら許せる、という感じだ。
むしろ、ビデオ撮影に意義がある。
HD (720p) での撮影が可能だ。
前述のように編集して即、動画サイトに投稿できるのが魅力だ。

音声録音について一つ気になった点がある。
3G(GSM)モデルは WiFi モデルに比べて録音の音質がはっきり劣るという点だ。
マイクの位置の問題かもしれないが、3Gモデルは音が少しこもって聞こえる。
実際に比較したのはGSMと WiFi モデルだが、CDMAモデルはGSMモデルよりさらに音質が劣悪だと聞いた。
日本ではソフトバンクがGSMなのでCDMAは無関係だが。
上記のスパイグラスを使うためには3Gモデルでなければならないので録音の音質は一つの取引となる。

印刷についてHPの ENVY100 を使ってエアプリントを試してみた。
特に問題もなく快適な印刷が可能だ。
ただ、エアプリントに対応しているプリンターはまだ数が少ないのが難点だ。
アップルがリストを公表している。

機能とは関係ないが、白の iPad もすっきりしていて美しいと思う。
色は個人の好みの問題だが、白も魅力的だったとだけ付け加えたい。

Xoom や Galaxy もハードウェアとしては優れているが、いかんせん使いたいアプリが対応していないのでタブレット購入時に選択の対象とならなかった。
もちろん値段的にこれらの方が安いわけでもない。
タブレット市場で iPad /iPad 2 が独走しているのも理解できる。
今後も iPad の模造品は競争力に乏しいと考えられる。

以上を総合すると、iPad 2 は初代 iPad を持っていたとしてもアップグレードを考慮したい。
初代 iPad をパスした人も、せめてアップルストアで iPad 2 の実物に触れてみたらどうだろうか。
購入意欲をそそられるかもしれない。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。