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小学校

2010-12-23 09:31:09 | 日記
そろそろ小学校も終業式が近い。
終業式では学校側が父兄を招待して子供の成長ぶりを披露するというのがアメリカの学校の趣旨。
従って主賓はあくまでも父兄、教育委員会でもなければ政治家でもない。
日米の教育システムの根本的差異をここに見ることが出来る。

さて、今日は小学校1年生の父兄参加日。
参観日とは違う。

まず、教室にあるのは6人掛けの机が4つ。
生徒の数は20人弱なので十分数は足りている。
一つの壁際には、それぞれの子供用のキャビー (cabinet) が並んでいる。
幅が40cmくらいで、高さが1.5mくらいか。
コートとかもかけられるようになっているので背が高い。
その対面は全面がホワイトボード。
その2つの壁の間には、全面ガラス窓と、流し+小ホワイトボード+コンピューター(4台)

今日は子供が4つのテーブルに別れて座り工作をした。
雪だるまの写真立てと、雪だるまの温度計。
父兄が数人ずつテーブルに座り、工作を助ける。
一緒に工作をする感じだ。
できあがった作品は廊下の展示台の上に名前を書いて並べる。

早く終わった子はキャビーから言葉遊びの課題を取り出してきて黙々とスペリングの練習をしている。
ほとんどの子供が絨毯の上に寝っ転がって勉強?している。
自宅で「、机に座って宿題をしなさい」と言ってもなかなかうまくいかない原因はここにあったのか。
学校でこれでは家庭で机に座る習慣をつけようとしても難しい。

先生が手をパン、パパンとたたくとみんなおしゃべりをやめて先生の方を向く。
これにもびっくり。
一応秩序は保たれている。
勉強するときの格好を気にしないだけなのだ。

全員いったん廊下に出て、5人ずつ教室に戻り手を洗う。
そして、ナプキン、ジュース、野菜(にんじんが主)、フルーツをもらってテーブルに着く。
この辺は混雑しないようにうまく整理されている。

最後にカップケーキで授業納めのパーティーとなる。

一人一人の机がない点。
全員で同じことをするわけではなく、終わった人はどんどん先に進む授業の進め方。
遅い人を待つために他の人の時間を無駄にしない工夫だと思う。
先生がしゃべるときにはみんな口を閉じている点。
アメリカ社会の縮図だ。



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