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Sherlock Holmes

2010-01-06 21:49:48 | 日記
Guy Ritchie のシャーロック・ホームズを観てきた。


まず、彼の監督した Snatch は楽しめる映画だったので、今回は有名な古典をどう料理したか興味津々だった。

出演俳優も目を引く人たちが名を連ねている。 Cold Mountain のジュード・ローや Notebook のレイチェル・マッカダムスをはじめ、最近質の高い映画に出演し続けているロバート・ダウニーなどである。 Iron Man, Tropic Thunder, Soloist はどれも良い出来映えであるだけでなく、彼の演じる人物像は変化に富んでいる。特に、 Tropic Thunder でのカーク役は刮目に値する。

ということで、かなりの期待度の高さだった。
この映画は日本でまだ公開されていないとのことなので、話の筋を明かさないように感想を書こう。

まず、ユニークなスリラーであることは間違いない。
人によって評価がはっきりと分かれるだろう。
Snatch を楽しんだ人は間違いなく満足できる。
Guy Ritchie の作品をこれまで面白いと思えなかった人はこの映画のコンセプトを好きになれない可能性がある。

俳優陣の演技は素晴らしい。
ロバート・ダウニーはホームズを新しく解釈している。古典からのイメージを持っていると少し違和感があるかも知れないが、彼の表現しようとした人格が明確に伝わってくる演技・撮影・編集である。
ワトソン役をジュード・ローが演じると知って懐疑的だったが、映画を観て納得した。それほど完璧な演技だった。恐らく初期の時期設定だと思うが、それでもホームズに対する盤石の信頼と時折わき起こる焦燥感や運命の結びつきという感じをうまく表している。
レイチェルはこの映画でも魅力的に描かれている。不本意な行動や心の揺れをそれとなく伝える演技は好感が持てた。

でている俳優が好きな人とサスペンスの好きな人は観て楽しめると思う。
お薦めの映画。