『 夜明けの街で 』

正直、
”　ふかきょん　不倫映画に挑戦！　”　程度の映画だと思って　全く期待していなかった。
公開２週目にして　昼夜の２回上映のみになってたし。
でも　頂いた（　getした　）　フリーパスは　きちんと利用したい！
と思い
しばら～くぶりの　定時退社で　ベイに向かった。
・・・・・
上映開始時間を　６分ほど過ぎている。　でも　きっと・・・・
！　案の定　まだ予告上映中とのこと。
残り２分くらい？？　あわてて劇場に飛び込んだ。　もしや　貸し切り？？
いえいえ・・・
失礼しました。　７．８人の観客がみえました。


！　岸谷五朗に惚れるか？？？
（　ファンの方　ごめんなさい　）
あんなに　きれいで　魅惑的な　ふかきょんが　若い男子をほっといて　何故　おじさんに惚れるのか？？
田中健では　太りすぎているから・・・？　爆笑

・・ということは　さておいて
思ったよりは　楽しめました。
それは　二人の恋愛部分や　東野さんのミステリー部分にではなく
石黒賢氏のセリフにです。

ゴルフの打ちっ放しで　ふかきょんを　見たときの
「　俺たちは　もうすでにオトコではない　」　から始まり
アリバイづくりに　賛同できない理由
はたまた　別れたいと相談を受けたときの　「　妻たち＝女　」　　についての
うんちく などなど。
なんで　そんなに　「　女　」　のことがわかるの？？？
ぜ～～～～ったい（　映画の役の　）　石黒君　浮気経験者だよ！
って確信できるくらい　リアルな　ご意見でした。　（　笑　）


岸谷さんを見ていたら
本当に　純情な　（　たぶん初めての浮気　）　男の人　＝　かわいそう　だな・・と、思っちゃいました。
もちろん
ふかきょんの愛が　すべて嘘だったわけではないでしょうが
端から見ていると　fall in love　していく様が
手に取るように　わかり
逆に　
こういう手法で　オトコを騙していけばいいのか・・・？　なんていう勉強にもなるかも？
と思った次第です。（　笑　）

主役の二人と　石黒さんの存在は　非常に面白かったけれど
第二の主役ともなるはずの？
中村さんと　萬田さんが　ちょっと・・・　
とても　長年　不倫しあっていた恋人同士には
みえなかったなぁ～

原作が　ミステリーだから　仕方がないのかもしれないけれど
普通の　不倫ものとして完結したほうが
映画としての　仕上がりは楽しめたのかも？？　と思いました。
家に帰ることに決めた　オトコの家庭の　最後の最後・・・・！
もしかして　不倫映画でも　ミステリー映画でもなく　恐怖映画だったのかも？？　と
思えるような　ラスト！でしたね～（　笑　）　


　　　　　余談ですが
　　　　　木村さんて　何故に　あんな薄幸の役ばかり？？？
　　　　　あの　サンタさんをつぶす姿で
　　　　　近藤ようこ　さんの漫画　
　　　　　　　　（　題名、失念！「　極楽ミシン　」　か　「　赤い爪　」　の中の短編
　　　　　　　　　　・・・浮気をしている夫を　妻は家で待ち続け　たくさんの人形を作り天井裏へ。
　　　　　　　　　　いつしかその重みで　天井裏が破れ　人形が落ちてくる・・・　という　お話　）
　　　　　を　思い出してしまいました。
　　　　　一見　おとなしそうな　奥様の方が　コワイんです・・・


それにしても
『　セカンドバージン　』　でも　感じましたが
深田さんは　すごく大人っぽい演技ができるようになりましたね～　キレイでした♪


　　２０１１．１０．１７　　「　夜明けの街で　」　　TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞　　★★★