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『 MONSTERZ 』

2014年06月20日 | 映画感想(日本)
・・・ なるほど ・・・
だから 最初のタイトルは
” MONSTER ” だったのね。

最後に ”s ” ではなく ” Z ”
これは 複数形と 「 新種の名前 」 という意味で かけあわせたのか???
新種 というと
私は 一昨年に やっと読んだ 「 ジェノサイド 」( 高野和明 著 ) を 思い出しました。
新種が 旧人を 駆逐する。
そういう 恐怖があるため 逆に 旧人 ( 現代人 )は 新種 を 駆除しようとする。
『 X-MEN 』 もしかり


中田秀夫 監督作品だったんですね。
・・ の割には ちょっと がっかりでした。
昨年の 『 クロユリ団地 』 は 怖かったし 情緒もあったのに
今回の作品は
あまりにも 簡単に 飛び降ろさせたり 撃ち合わせたり 自分で首の骨を折らせたり・・・・・・・・
・・・ ヒトを 殺しすぎ。

その 光景に 詩情がない。
まるで ゴム人形が 飛び降りているような感じで バタバタと人を殺す。
だから
「 人を殺している 」 という 痛みを
観客に 与えれない。
ただ 不愉快なだけ。



” 俺にも 名前があるんだ! ” っていうけれど
藤原君演じる 「 化け物 」 の 心の痛みが 伝わってこない。
くどいくらい 何回も言うけれど。
松重さんの ” 世界中に広がっているんだ ” という言葉も
唐突すぎて
現実味がない。

またもや 木村さんに ああいう役を演じさせる という
安易な? 起用
( あ・・でも 途中 「 貞子?? 」 という イメージがしたので
  あえて パロッさせるための 起用だったのか? 笑 )


ただ ” 死ぬ日が来るまで 生き続ける ” って 言葉は 気に入りました。
なんで 生きてるんだろ? って
思うことはあるけれど
与えられた 命を 全うする 潔さ を感じます。



オリジナルが 数年前の 韓国映画のようですが
これを 意識しすぎたが故??
まとまりのない
つまみ食いのような作品に なってしまったような気がします。

残念!


  
  2014.06.16  「MONSTERZ」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★
  

 


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