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『 罪の余白 』

2015年10月29日 | 映画感想(日本)
映画の出来はともあれ
映画を観ながらいろいろ思い
観終わった後で、考えることの多い映画だった。


まず 人は 「 こと 」 が起こった後に
その 「 こと 」 が起こった理由を 知りたがるものだということ。
次に
人の 「 噂 」 は 意外といい加減なモノ だということ。
そして 人は
( たぶん無意識に ) 自分の欲する 噂話を信じ
それだからこそ 安易に広めていくのだ
ということ。
映画では 学校での 噂話の広まりが描かれているけれど
今の世の中
インターネットの普及により
そういう 噂話 は 口での伝達より 数百倍・数万倍にも 膨れ上がっていくのだ
ということ。

あと
何か コト を興そうとしたり 判断するのは
一人で 考えず
第三者に 相談することが賢明だ ということ。


そうして あとから 一番に思ったのは
一見
この映画の中で 一番怖いのは 咲ちゃんのように 見えるけれど
( もちろん 彼女は いろんな意味で 相当 怖い存在だけれど )

世の中で 一番の 怖い存在となりうるのは
   自分の頭で考えず、
   自分より頭でいいであろう人の言葉を 鵜呑みにし その通り行動してしまう
   たぶん 意識のない 大多数の人 
ではないか? と 思った。
この映画で言うと
真帆ちゃん


実はこういう人が たくさん居るのが
私たちの 今の社会だ、
ということを 意識しないと いけないと思う。

そのためには
まず 自分が・・・!
考えよう。



咲ちゃんが 人を追い詰めることを平気でできるような
ヒト になったのは
いろんな 意味で 「 満たされなかった 」 からだと思うけれど
そのはけ口として 他人を貶めてるんじゃないか? と
思うけれど
そんなことをしても
自分の中の 満たされない部分が 埋まるわけじゃ ない
・・・ と
気づいて欲しい。


  2015.10.22  「 罪の余白 」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★★


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