ネコの居るしあわせ

このところ
りっちゃんの　甘え鳴きが増えた。
３月下旬に　次男坊が就職で家を出たため
明るいうちに　家に居る人間がいなくなってしまったからかもしれない。
それでも　夏の間は　ソレほどまででもなかったくせに
寒くなったからヒト恋しくなったのか・・・？？
ここんとこの甘え鳴きは
幼児の　寝ぐずりそのものだ。
もう１３年目の猫だから
「　幼児　」　とは　ほど遠いのだけど
ブラッシングをしてやった後
階段に座った私のひざに　ポンと飛び乗り
ごろごろ言いながら　何度も位置を替え　仕舞いには寝入ってしまう・・

おおちゃくな私は　猫が膝に乗っている間も
時間がもったいなく
階段に　その時用の文庫本が置いてあり　本を読み始める。

右手で　猫をさすりながら
左手で　頁をめくる
これが　人間の子ども相手だったら
ちょっと　失礼な子育て　だよな～　と思いながら
猫が　１人で自立して？　寝入るまでの　十数分の読書を楽しむ。

りっちゃんは　糖尿病を患っていて
朝晩　餌の後に　インシュリンを注射している。
糖尿病が　ひどくなっていないか
水の飲み具合や　オシッコの量・元気さ　などで
毎日チェックしているが
鳴いても　
新聞が読みたくて相手をしなかったり　（　つまり　猫の鳴き声を無視する　）
という事が　しばしばあると
オシッコの量が増え　元気がなくなるような気がする。
寒くなったから　ただ単に　量が増えただけかもしれないけれど
あまり構ってやれない私は
そう思ってしまう。


４年ほど前に　遊び相手に・・・と
もう一匹　ぴ～ちゃんを貰って　飼っているけれど
トシが離れすぎていたせいか　二匹で遊ぶことが少なく
かえって　カレのストレスを増長させてしまったような気がする。
その証拠に
りっちゃんより先に　ぴ～ちゃんをかまったりすると
なんだか　病気がひどくなる　（　様な気がする　）　のだ。

病気のせいで　ひどく痩せてしまったけれど
うっかり開いていた部屋に入っては
何か　食べ物はないかと探すサマは
まだまだ　元気！　と、ちょこっと安心する。
けど　
”　ヘンなものを　食べるでないよ、下痢になるでしょ？
いい加減　学習しなさい。　”
と　思うけれど　
ソコが　獣ゆえ　仕方がない。
部屋に　食べ物を置かないこと、部屋のドアを閉め忘れないこと
を徹底するしかない。


寝入りそうな　ネコの身体を　ブランケットの上に　そぉ～～っと置き
”　おやすみなさい　ゆっくりと　”


猫育ては　子育ての　美味しいところだけ　もらえる様な気がする。

　　
　　　　ぴ～ちゃんが　うちに来て半年くらいたったときの写真