映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 悪の教典 』

2012年11月14日 | 映画感想(日本)
夏に帰省した息子から
「 原作が むっちゃんこ面白かった!! 」
と聞いていたので
ちょっぴり期待していた。
・・・ただ・・・・
私のblogを読んで下さっている方は ご存じだと思うのだけど
主演が 伊藤英明 さんなんです・・・・・
なので
猫は、この映画を観ないに違いない! と思われたかも???

いいえ!
『 海猿 』 は 外しても 観たい映画は観ます!!! 
基本的に こういう ( どういう? ) 映画は好きなので
目をつむりながら 観てきました( 笑 )


さすがの三池監督。
スピード感があって 眠気を催させない。
睡眠不足の夫も なんとか起きている。
だけど・・なんだかなぁ・・・ 
内容が内容だから !面白い! というモノではないけれど
たくさんのハテナが 次から次へ。

どうして 美術教師の不貞行為( こう呼ぶのが正しいかどうか疑問ですが )
を 通告したの??
豪華な部屋を借りるため?? そんなコトするより 
自分を目立たないようにする方が いいような気がするんだけど。
どうして ややこしい方法で 火事を起こしたの?
( 確かに イヤな 保護者ではありましたが )
あんまり事件を起こさない方がいいような気がするんだけど・・
っていう気持ちの連続。

この もやもや は
主人公が 何をしたいのか、目的は何なのか、 が
わからず
私の思考範疇外の行動を起こしているからのような気がする。
つまり 理解不能な 主人公ゆえ
共感できず イラッとするのだ。 たぶん・・・
もともと そういう性格障害?? サイコパスでしたっけ?だから 
観客がそう思えること自体 映画として成功しているのかもしれませんね。


被害者の方ですが
危険とわかっていても あんなことするんです・・かねぇ~???
高校生の 「 好き 」 って あんなに純真だったけ?? ( 笑 )
きっと 殺されるに違いない ってわかっていながらも
ドキドキハラハラして観ていました。

しかし 
動転しているのはわかるし
恐怖で 体が動けないのも アリだと思うけれど
相手は たった一人だよ???
どうして多勢で抵抗しないの???
あんなに たくさんの生徒がいるのに
隙を見つけて 襲いかかるとか 机を投げるとか
しないの???
簡単に やられすぎ。
ただ・・ね・・
「 どうして??先生が? 」 っていう気持ちが先行しちゃうのも
なんとなくわかる気がする。
結局は 前もって なんかヘンだと 感じていた二人だけが
状況判断できた ってことだもんね。

証拠となったのがAEDの録音だった というのは
面白かったです。
そんな 機能が付いていることは 初めて知りました。


逮捕された後の 伊藤さん ( ハスミン )のセリフ
コワイよねぇ~~~!!!!!
計画的に 自分が精神障害だと みせかける。
刑法 39条でしたっけ・・・??
これを 悪用できるってことですもんね。
ま・・彼の場合は 他人に罪をなすり付けようとしていた訳だから
それは 認められないと 思いますが・・・。


ともかく このもやもやをスッキリさせるために
原作が読んでみたくなりました。
ずいぶん前から 図書館に予約しているんだけどなぁ・・・
あと 何人待ちやら・・・・


  2012.11.13  「悪の教典」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★★★


最新の画像もっと見る

コメントを投稿