『 笑う警官 』

ミステリーとか　推理ものの原作を用いて映画を作ろうとすると
何とかして
原作とは違う結末にしたい・・と思うのだろうか？？
これは　それをやった　失敗作のような気がする。
原作の面白さは
警官たちの　探りあいや　”　真実　”　を求めようとする人間ドラマなのに
この結末は　いったい何？？
原作を読んでいたから　わかりにくかったのか？
原作を読んでいない人に　聞いてみたい。
わかりましたか？？と。

映画では　大森さん（　佐伯　）　も　宮迫さん　（　津久井　）も
警察のイヌだった　ってことでしょ？
それが　最後に裏切ったと。・・・・
へ？　じゃあ
あの事件の　究極の目的は　組織に歯向かう（　歯向かいそうな　）　危険分子を探り出すことだった？てこと？？？
それにしては　大掛かり過ぎませんか？？？？

・・・原作を読んだとき
なんで　「　笑う　」　警官　って題名なの？
って思ったんですが
最初の題名は　「　うたう　」　（　内部告発する　）　警官　だったそうな。
「　うたう警官　」　から　「　笑う警官　」　に改題されたのが
いけなかったのかもしれませんね～
原作の題名のままじゃ　きっと意味不明
だから、なんとか　題名に合うような　内容にしようと　いじくりまわしたのでは？？　と勘繰ってしまいました。
　　　・・・　高らかに　聞こえましたよね？
　　　　　　　上部の警官の　「　笑い声　」が・・・・


原作にあった　警察の内部告発っぽい　湿った感じが　なくなったのが　すごく残念です。

で・・・
付け足しのような　あのエンディングは何だったんでしょう？？


　　２００９．１１．２０　　「笑う警官」　　ＴＯＨＯシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞　　★★☆