映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

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『 プール 』

2009年10月02日 | 映画感想(日本)
これこそ どんな映画か全く知らずに鑑賞してしまった。
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MOVIXで 『 エヴァンゲリオン 破 』 を観た直後 劇場内に貼ってあったポスターに
「 脚本 大森美香 」 という名前を見つけたのが この映画を知るきっかけだった。

大森美香・・・
彼女を知ったのは
デジタルカメラで撮られた初監督作品 『 CROSS 』 で。
この作品が なかなか面白かったので 名前をインプットした。
その後 ちょくちょくと 名前を見るようになって ( TVではだんだん名が売れてきたようです )
なんと!
『 デトロイト・メタル・シティ 』 を撮るまでに・・・・

だから これは 見逃さないようにしなくっちゃ! と思ったのです。




失敗でした・・・・・
せめて 出演者だけでも チェックしておくべきだった・・・??

小林聡美 ・・・ 
ふ~~ん このところ ちょくちょく主演しているよね~
加瀬 亮 ・・・
え? そういうコンビで 撮る映画が流行っているの?
・・・・・・・
もたいまさこの 顔を見た瞬間に
   「 いったい なんなんだ~! 」
と 始まったばかりの映画に 早くも 見切りをつけた。
とにかく 後は 早く映画が終わることだけを 望んでいた。
はっきり言って そんな風に思った映画はこれが 初めてである。
なぜ・・ そんな風に思ったのか。
題名が 『 プール 』 そしてあのメンバー
すぐさま 私は 大嫌いな 『 めがね 』 を思い出してしまったからだ。
その時 私は
脚本 大森美香 しか確認していなかったので
監督は 荻上直子 だとばかり思っていた。
・・・・が そうじゃなかったんですね・・・・・
監督も 大森美香さんでした。
エンディングロールで 初めて気付いて・・・・・ショックでした。
なんで???
なんで 大森美香が こんな映画を撮ったの??



荻上さんとは 違う 「 癒し 」 を描きたかったのか???
でも 出来上がったものは
ゆるりとした時間・・ ( ロケ地によるもの )
皆で囲む 食事・・
娘と 母との 「 親子 」 の意味を問う場面はあっても
全体のイメージが 荻上さんに重なる。

私は 娘を置いてアジアに行ってしまった 母、京子の気持ちがわからなかった。
基本的に
人は 自分の好きなことをするべきだと思うけれど
それでも まだ精神的に ( もたぶん 経済的にも ) 自立していない
娘を ちゃんとした説明もなく 置きざりにした
「 母 」 が 許せない。
いいひと っぽく描かれているのが 嘘っぽくって 気に入らない。
   お母さんが 今 イイコトをしているなら なんでも許されるわけ???????
   おばぁちゃんをも 置き去りにしてきた 理由は????

残された 家族が納得しているのなら 全然OKだ。
けれど・・・・・


結局 そういう 葛藤を チェンマイの時間の中に
あらわにせず( 多少はありますが )
訳のわからない プールという題名をつけ
もやもやもや・・・・・・・・ と・・・・・
それで 「 癒し 」 ?????????



どんな 意図で作られたのか? 大森さんに聞いてみたいと思いました。
もしかして
二番煎じを狙った 制作会社から
無理やり 作らされたのでしょうか???


  2009.09.17  「プール」  三好MOVIXにて鑑賞  ★★


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