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水戸の見て歩き

水戸の鬼瓦(2)

2017-11-28 21:01:43 | 水戸

 鬼面のない鬼瓦のいくつかです。お寺では主に本山の紋を、神社では巴紋(ともえもん)をつけることが多いようです。鬼瓦の上につく装飾物で、瓦が一本突き出たものを鳥衾(とりぶすま)といい、三本出たものを経の巻(きょうのまき 鬼瓦全体も経の巻といい、かつては宮中で使われていた古い形のようです)というそうです。鬼瓦下側の足元といわれる部分の多くは、波をあらわしているようで、防火を祈念しているのでしょう。

 

光台寺(上水戸3-1-39)
 鬼瓦にだけでなく、巴瓦などにもたくさんの三葉葵紋があり、経の巻もあります。

 

報仏寺(河和田町887)
 真宗大谷派の紋、抱き牡丹紋(だきぼたんもん)がはいり、経の巻があります。

 

妙雲寺(見川2-103)
 日蓮宗の紋、井桁に橘紋(いげたにたちばなもん)がはいり、鳥衾があります。

 

勝幢寺(しょうとうじ 渡里町2800-1)
 宗派を問わず使用されるという卍紋(まんじもん)がはいり、経の巻があります。

 

折居神社(塩崎町1)
 神社に多い三巴紋(みつどもえもん)です。巴は水が渦巻いている様子だそうで、防火の意味もあるのでしょう。神社ですが、経の巻があります。

水戸の鬼瓦(1)


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