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水戸の見て歩き

水戸の珍しい石碑(1)

2019-03-27 20:48:32 | 水戸

二夜三日念仏回向塔(満福寺 大塚町495-2)  念仏講の講中が二夜三日念仏をとなえた記念に建てられた碑なのでしょう。縁日には念仏講の講中が堂内の阿弥陀仏の手とこの碑をサラシで結んで、鐘を叩いて念仏して回り歩いたそうです。上部の梵字は阿弥陀如来などののことだそうで、碑の建立は文久元年(1861)です。

 

奉書写地蔵経理趣経一石一字塔(六地蔵寺 六反田町767)  地蔵経と理趣経を、一つの石に一字ずつ書き写して、それを埋めて、上に碑を建てるという、江戸時代にはやった信仰行事による塔だそうです。寛政2年(1790)に六地蔵寺の法印が書写して奉納したそうです。ほんとうにそんな大量の石が埋められているのかと思いますが、福岡県では68.000個の経の一字ずつを書いた石が出土しているそうです。

 

奉安産守護千人供養所塔(仏性寺 栗崎町1984)  仏性寺44世住法師覚運によって、天明4年(1784)に建てられた石塔だそうです。仏性寺と六地蔵寺は、石仏・石碑の宝庫です。

 

己巳供養塔(福徳弁財天 渋井町)  「つちのと み」とか「きし」とよんだりするようです。碑は文字が上下逆になっています。下には、一万人印施、枝川村別当とあります。弁財天の使者がヘビ(巳)であって願い事を届けてくれるという信仰や、五行説で、「土(つちのと=己)は金を生む」という説から、巳の日や己巳の日に弁財天を祀って富や福を願ったということのようです。松ヶ丘1には巳待供養塔があります。

 

高祖大師塔(東前町)  昭和16年に同族の5人が弘法大師を祀って建てた石碑のようです。ここは、小字が大士前といったそうですから、かつてこのあたりに大師堂があったのでしょう。

水戸では珍しい神仏

水戸にある珍しい名前の神社(2)


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