ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の蔵棟木にかかれた模様(12)

2023-10-15 20:10:28 | 水戸

 今回は、一文字の棟木装飾を選んでみました。たぶん、名前、名字、屋号の一字や吉祥字などを選んだのでしょう。

 

清(西大野)
 「清」という字を3つ見かけました。この字は楷書体で書かれているようです。「寿」という字も2か所で見ました。

 

清(大串町)
 これは篆書体(てんしょたい)のようです。一字の棟木装飾は、旧・常澄村に多いように感じます。

 

清(酒門町)
 歌舞伎看板などで見られる勘亭流で書かれているようです。棟木では、この字体の好まれているようで、よく見かけます。

 

稲(大野)
 読みにくいのですが、篆書で書かれた「稲」のように見えます。

 

賢(小泉町)
 縁取りした八角形に白文字で書く、一番一般的な形です。

 

庄(大野町)
 しっかりとしっくいを盛りあげて書いた「庄」という字です。

 

甚(大野)
 ここでは字が黒くなっています。立原杏所(きょうしょ)の(あざな)は甚太郎でしたから、「甚」のつく名前もあったようです。

水戸の蔵棟木にかかれた模様(11)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水戸の展望台(12) | トップ | 水戸の西国板東秩父供養塔(3) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

水戸」カテゴリの最新記事