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水戸の見て歩き

水戸の門松(2)

2018-01-04 19:12:18 | 水戸

 始まりは松の枝を飾ったという門松ですが、装飾性が進み、今は竹が中心になっているようです。その竹も、横に切った「寸胴(ずんどう)」が古いそうで、斜め切りの「そぎ」は後からだそうです。

 

鹿島神社(森戸町546)
  これが門松の原型でしょう。神社では鳥居の根元あたりに置くのが多いようです。

 

吉田神社(下入野町1352)
  少し装飾的になってきて、竹(笹)と梅が加わって、それらを菰(こも)で巻いていますが、まだ松の枝が中心です。

 

吉久保酒造(本町3-9-5)
  旧い酒蔵なので、家に伝わる伝統的な形なのでしょう。根が付いていて、2本が束ねられています。京都では根付きの門松を根引きといい、飾る家が多いそうです。

 

常磐神社(常磐町1-3-1)
  竹の上部を水平に切ったかたちのものです。水戸八幡や竃神社などで見られました。

 

中川楼(泉町3-5-6)
  これが一番よく見られる門松のようです。3ヶ所でしばり、上から1、3、5個の輪を作るようです。ここでは3本の縄をつなげているようです。輪は梅の5輪もイメージしているのでしょうか。

 

稲荷神社(元石川町)
  普通よりもかなり小さな鳥居の根元に、小さな門松が飾られていました。こういう手造りの習俗は見ていて気持のよいものです。

水戸の門松(1)


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