今回は、百樹園で見た針葉樹の樹皮です。
イヌガヤ(イチイ科)
樹皮は暗褐色から灰褐色で、縦に浅く裂けるそうです。カヤに似ているものの、種が苦くて食べられないので「イヌ」がつくそうです。種からは油がとれて、灯明や髪油につかったそうです。カヤと違って葉は柔らかくて痛くないそうです。
シロマツ(マツ科)
樹齢が20年ほどになると、樹皮が不規則に剥げ落ちて、緑、クリーム、褐色のプラタナスのようなまだら模様になり、老木になると灰白色になるそうです。3葉で、長寿の樹種のようですが、材はもろくて利用できないそうです。
トウヒ(マツ科)
樹皮は暗い赤褐色で、樹齢とともに鱗片状にはがれるそうです。唐檜(トウヒ)と書いて、異国風でヒノキに似たといった感じのようです。日本原産で、エゾマツの変種だそうです。大木になるようですが、建具や曲げ物などに使われるそうです。
ヒマラヤシーダー(マツ科)
樹皮は灰白色で細かく鱗片状にはがれるそうです。一名ヒマラヤスギですが、マツ科だそうです。シーダーは、ヒマラヤスギ属の植物の総称だそうです。コウヤマキ、ナンヨウスギとともに世界三大公園樹の一つだそうです。
メタセコイア(ヒノキ科)
樹皮は灰褐色で、縦に細長くはがれるそうです。昭和16年に三木茂が化石植物を研究して、メタ(変化した、異なった、後の)セコイア(一名イチイモドキ)として提唱したそうですが、すぐ後に中国でその生きた木が発見され、生きた化石といわれたそうです。アケボノスギともいわれるそうです。