今回は、名字が書かれた蔵の棟木です。こうした蔵をもっているのは、古くからの家が多いようですから、その名字は水戸では多いのかもしれません。こうした蔵に、ぶらっと歩きではよくであうようです。
浅野(牛伏町)
面取りがある八角形で、黒地に白枠と白字になっています。
飯嶋(有賀町)
上がアーチ状で下が面取りという形で、全体が白くなっています。下にある窓には写真に見えるように屋根がつけられています。
上野(飯島町)
上がアーチで下が面取り、枠と字が白です。文字は盛りあげられています。蔵の反対側は、赤地に白字で「寿」とかかれていました。
大津(黒磯町)
肉太で、少し変わった書き方の字のようです。
久保田(杉崎町)
文字のある表だけでなく、側面も黒くぬられているようです。
黒澤(有賀町)
ここも側面が黒く塗られています。
森田(筑地町)
白地に、黒の少し内側にある枠と文字が書かれています。枠の黒線の下方は面取りにそって曲げられています。
林(鯉淵町)
太く大胆に書かれた字のようです。
藤枝(小林町)
「枝」という字の最後の払いには、特に力が入っているようです。
渡辺(河和田)
長く突き出た棟木のようです。