名詞です。いくつ分かりますか。括弧内は、私のつぶやきです。
がぶつ
不格好な作り(あばたを「かぶつ」とか、「かぶす」というようなので、それから派生した言葉なのでしょう。今なら使用禁止用語でしょう。)
きりいし
石灯籠、石坂(切石という言葉を石灯籠とするのはそうとうな飛躍のようです。)
ぐじゃっけ
ぬかるみ、水溜り(長野県にもぬかるみを「ぐじゃため」という地域があるようです。「ぐじゃ」が泥の触感なのでしょう。)
じごくそば(地獄蕎麦)
ドクダミ(たぶん葉の形が蕎麦に似ているからなのでしょう。関東、東北でいわれるようです。ドクダミは、毒をためる(直す)ということが語源のようですが、毒にせよ地獄にせよあまりいいイメージにはならないようです。)
しゃくご
物差し(「尺子」で、「尺」が物差しで、そこに「かどっこ(角)」、「ぼろっこ(ぼろ)」のように接尾語の「子」が付いたのでしょうか。)
せなあ
兄(古語に、兄や長男をいう、「せな」という言葉があるそうです。その語尾をのばしたのでしょうか。)
でろ
泥(むぐる(もぐる)、ゆだれ(よだれ)といった混同なのでしょうか。でも私の見た水戸方言では、「ど(O)」→「で(E)」の混同はこれ以外には見あたりませんでした。)
ない
地震(古語で地震を「ない(ゐ)」、「なえ」といったそうですから、それが残って使われたのでしょう。本来は、「ない(ゐ)ふり(振り)」が地震で、「ない(ゐ)」は地盤のことだったそうです。)
はなぐら
いびき(宮城・福島・栃木・茨城で言われると方言辞典にはあります。)
ほっく(発勺)
畑続きの田(柳田國男によると、「開墾して田にする]という意味だそうです。水戸には、前発勺(渋井)、芦発勺、小発勺(下河内)、高発勺(東大野)などの小字地名があります。)