ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の目(1)

2021-09-03 20:15:16 | 水戸

  目に関するもので、目についたあれこれです。

 

献眼顕彰碑(少年の森 千波町)
 献眼とは、角膜を使用するために、死後、その人の眼球をアイバンクに寄附することのようです。この碑は、茨城アイバンクと、茨城県内ライオンズ、ライオネスクラブが中心となって平成13年に建てたようです。毎年、献眼者名の銘板が納められているようです。

 

猪目(いのめ 三所神社拝殿 加倉井)
 そうとう古くから、猪(いのしし)の目が魔除けとされたそうで、そのかたちだという逆ハート型の模様が神社等いろいろな場所にほどこされています。なぜハート型なのかはよくわかりませんが、現在の感性にはあっているようです。桂岸寺愛染堂の神額などはその典型でしょう。これは三所神社拝殿 向拝にある懸魚(げぎょ)の猪目です。

 

馬の目(二の丸展示館 三の丸2-6-8)
 江戸後期に瀬戸・美濃で日常雑器として作られた、皿の縁側に渦巻き型の鉄絵を並べた図柄をいうようです。馬の目というようのなったのは明治のようですが、言い得て妙といった感じの名前です。今はコーヒーカップにもこの模様がついているようです。水戸城二の丸(水戸二中)から出土した皿だそうです。

 

蛇の目(好文亭 常磐町1-3-3)
 楓(かえで)の間にある襖(ふすま)の引手の通称です。ヘビの目が丸いのでいうようですが、家紋や傘の外にも、いろいろなところで使われる名前のようです。

 

メハジキ(水戸市植物公園ハーブ園 小吹町504)
  漢字では「目弾き」と書くようです。茎に弾力性があり、これを目の中に縦に入れて目を大きくみせて子供が遊んだことで付いた名前ということです。シソ科の植物だそうです。漢方ではヤクモソウ(益母草)といって、体の血の滞りを治す薬効があるそうです。

コメント
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