西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

久しぶりにクラシックコンサートに行く

2023-10-03 08:36:24 | Weblog
 松山市民コンサートというクラシック鑑賞団体というものに入会した。一定の会費を払って年に数回の演奏会を鑑賞できるのだ。
 昨日、トリオ・アコードというトリオを聴きに行った。このトリオは知らない。わたくしはクラシックは好きだけど詳しくない。最近はジャズ関係のセッションとかシャンソン関係の音楽を諸般の事情で聴いていたが、何となく演奏者とオーディエンスが和気あいあいが嫌になってきた。仲良すぎでベタベタするんじゃない!と偏屈オヤジである。まあプロのジャズやシャンソンの人達は営業も大変だからね。
 さて最初はモーツァルトピアノ三重奏曲変ロ長調K.502、知らない。しかしモーツァルトは優しいのうと聴きました。次にシューマンのピアノ三重奏曲第3番ト短調op.110,、知らない。しかしシューマンは幻聴とか聞こえたヤバイ人だというのは知ってる。やはり彼の曲はときどき狂気の匂いがしてハッとさせられるが、よくもこういう精神状態で曲が書けるものだと感心する。負のエネルギーが凄くて演奏者があっちの世界に行っちゃうんじゃないかと心配してしまう。
 こういうピアノ三重奏曲って3部構成かと思ったら第4楽章まであってパンフをいい加減に見てたから知らなかった。第3楽章終わった時にパチパチと拍手をしてしまいそうになったが他の人が拍手しないので止めといて良かったです。
 最後はメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番ハ短調op.110だ。当然これも知らない。わたくしは「クラシックTV」という番組を見て、メンデルスゾーンは何でも屋さんでいろいろなことが出来る人という印象を持っていた。何かフワフワとした曲を作る人みたいな感じだったけど、全然違う。メンデルスゾーンは命を激しく燃やすことのできる天才だったのですネ。
 長く生きてきたせいか、以前よりも楽曲の細かいところに気づくことができたような気がします。歳を重ねると良いことがあるもんじゃ。

 大体わたくしは演奏会で売ってあるCDは買わない。ケチだから。それにその時の感動とか興奮とかで発作的に受付場所近辺で、CD買ってサインをもらうのってバカじゃないのって見下す下劣で傲慢な男でもある。しかし今回はトリオ・アコードのCDを買ってホイホイとサインもしてもらった。CDの外のビニール袋を開けれないので(不器用かつ指先に力が入らんのじゃ)メンバーに人にやってもらったし・・・。おまけにCDの演奏曲は今日の演奏とは関係ないベートーヴェンだし。でもいいのである。トリオ・アコードを応援したくなったのだ。
コメント
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