西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

最近、鉛筆が好きです。

2015-05-12 22:18:16 | Weblog
 最近よく鉛筆を使う。
 鉛筆という筆記用具も知らない間に増えているのである。これはボールペンやシャーペンと同じ法則が働いている。
 以前はボールペン派だったが、最近は鉛筆派に転向してしまった。
 その理由は、書き直せるからである。鉛筆には消しゴムという強い味方がいるのだ。ちょっと間違えても消しゴムでゴシゴシとすれば気持ちよく字は消えてくれる。その点ボールペンは書き間違えると、そこんトコロを二本線を引っ張って訂正したりする。いかにも「間違えました!」と言っているようで格好悪い。
 
 
 ところで何故シャーペンではないのか? と疑問に思った方をおられるであろう。シャーペンは芯がいつもとんがっているし、消しゴムも付いているものもある、しかもフックで機能性抜群である。確かにシャーペンは私が小学生のときは大人気であった。
 しかし人生も分水嶺を超えてしまうと、やはり鉛筆なのである。日本人は「コメ! 畳! 鉛筆!」なのだ。(もっとも私の住んでいるマンションには畳部屋はありません・・・・・・)

 
 やはり鉛筆の木のは肌触りは何物にも代え難いものがある。私の一番のお気に入りはTONBO「木物語」だ。六角形で茶色の木目デザインがシンプルで秀逸! しかも消しゴム付き。TONBOはMONOという4B鉛筆もある。そしてUNIも忘れてはいけない。子供の頃UNIを使うと「おお! 金持ち!」といった目で見られていた。最初にUNIを使ったとき紙面をツルツルと滑る感触に感動してしまった。
 そのほかにはキャラクターものもあるが、こういったものは書くときの触感がよろしくない。ザラっと何か引っかかる感じがするのである。

 
 もうひとつ鉛筆の素晴らしいところは、使い続けるとちびてしまうということだ。いずれは愛用の鉛筆とお別れしなければいけない。芯が丸まって字が太くなると鉛筆削りでゴリゴリゴリと削る。この鉛筆削りも手動が望ましい。電動のやつは思ったより削れてしまい、あっという間に寿命が尽きてしまう。
 
 
 それから芯がとんがるとキャップをつけねばいけない。このキャップもいろいろバリエーションがあって楽しい。キャップは鉛筆のお尻の方に付けると、何だかちょっと得したような気分になる。

 
 鉛筆を使うだけで、消しゴム、鉛筆削り、キャップ、それから筆箱と経済効果抜群なのだ。

 
 だけどデジタル化の時代だし、タブレット端末はこれからますます生活のいろんな領域に入ってくる。私だってパソコンで文章を書いているし、それは仕方のないことです。でもいい鉛筆は本当に使いやすいし、いいものだなあとしみじみ思う。
コメント
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