アートな週末【つづき】

Nikon D90 ＋AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
  

土曜日の次の日と言えば日曜日。
五月みどりさんが「１週間に10日来い」などと無茶を言わない限り、
今後もまず間違いなく、土曜日の次には日曜日が来る筈だ。

この日は、今月末に刈谷市で行われるアートでイートでマーケットなイベント、
『ひと皿の可能性。』の下見と打ち合わせを兼ねて『焙煎工房ベア』さんにお邪魔した。

このような場では金魚主、では無くtadasceneであるワタクシ、イベント当日は、
《周囲をその場で撮影／すぐさま画像加工＆プリント／プリントにナカムラミオさんが絵を描き込む／出来た作品を可能な限り沢山並べる》
というインスタレーション（またの名を『ぴんから兄弟』と言う）を行う予定だ。

『カメラ／ノートPC／プリンター』という精密機器ズを駆使するわけだが、当然のようにソコは屋外。
雨降ったらどーにもならない筈だがな～に、心配ご無用◎
ちゃんと次の手は考えてある。　　　筈だ。　　　　ナカムラミオ＝焼酎力＝雨男さん、が。　　　・・・。

当日までは『各種広報ツールのデザイン』がmy仕事のメイン作業となる為、
出来上がった『配布用A4フライヤー』の校了デザインを携え、焙煎工房ベアさんを訪れた。

イベントの主催者であるharumiさんが働くこのお店は、彼女のご両親ズが経営し、お兄さんが働いているお店でもある。
隣接するご自宅には手入れの行き届いたお庭と、作陶が趣味だという父君のアトリエが併設されている。
現在はパテシエとして活躍しているharumiさんも以前はデザイン関係のお仕事をされていたとか。なかなかにアーティスティックなご一家だ。

これまた良い意味で浮世離れした感じの母君とharumiさんに案内していただきながら、
初めて訪れたのにも関わらずどこか懐かしい感じがする心地良い空間を散策った。ここなら楽しく撮影出来るだろう◎

焙煎小屋から立ち上る芳香に思わず「良い香りですねー」と感嘆の声を上げると
「ぇえ、そこにキンモクセイがあるんですよ＾＾」と答えるイベント主催者。　…見かけの精悍さに反して天然か？
ゆっくり珈琲でもご馳走になりたかったのだが、それ以上長居すると『天然大好きセンサー』が反応しまくりそうだった為、早々に店を出た。

次なる目的：『作家２名の作品／計４点の撮影』の為に某邸宅へと向かう。

年末に行われるクリスマスイベントに使用され、
またそのイベントに連動するかたちで公開される電子書籍に載せる為に描き下ろされたという作品ズを撮影し、
コーディネーターさんへデジタルデータとして入稿することが自分に課せられたミッションだ。
勿論、この手の依頼主は大酒飲みの雨男と決まっている。
環境と条件が良かった為、屋外で撮る事にした。

いつもの機材でいつものように撮影し、いつものように（持参したノートPCで）画像を補正、任務完了。
しばし歓談・談笑した後、
この週末最後のイベント：『ノラ・ジョーンズ・コンサート＠愛知県体育館』に向かうmy女子ズを送り出した。

コンサートの終わりを待って合流したmy一家、
昼飯の食べ過ぎが祟ったのか、昨日と同じようにコンビニでトイレを借りながら帰宅した。

アートな週末の結末にふさわしい『泉／マルセル・デュシャン』であった。　　【完】