Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G
街頭に立ち、道行く人に「オリンピックの花形種目と言えばなんだと思いますか?」と質問したとする。
おそらく、
大半の人が無視するか逃げ去るだろう。
そんな悲しい現実には目を背け、楽しい想像だけで話しを進めると、
『陸上100メートル競争』をあげる人が多いのではないかと思う。
次いで『マラソン』、『水泳100メートル自由形』、『各種誤審』、『ドーピングによる失格騒動』などが続きそうだ。
現在、男子100メートル競争の世界記録は、2009年にウサイン・ボルト選手がマークした9秒58。
“マークした”と言っても、ラッパーとしてglobeに参加したわけでは無い。
キヤノンとの熾烈な“報道ブース内使用機材シェアレース”を繰り広げているニコンの現行フラッグシップ機『Nikon D4』は、
1秒間に約10~11コマの連写が可能だ。しかも連続して100コマ撮れると言われている。
※一般的なデジイチの連続撮影枚数は、バッファーや記録メディアの制限により、多くて数十コマです
これは、「よ~い・・・ドンっ!」で走り出したボルト選手を、
スタートからゴールまでの約10秒間、シャッター押しっぱなしでカメラにおさめることが出来るという事を意味している。
日本のテレビアニメが1秒間に8コマだと聞いたことがあるので、ほぼそのイメージで『写真』が撮れるのだ。
きっとサザエさんのエンディング・アニメより滑らかな動きをするのだろう。
選手達が競争している裏では、
機械式シャッターズが1秒間に10数回“上がって/止まって/下がる”を繰り返す競争をしている。