川柳・ボートっていいね!北海道散歩

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あなたへ・・・・長崎平戸まで。。。

2012年08月27日 | 川柳

      高倉健主演「あなたへ」を観てきた。

 笑っちゃうのは、草薙つよしが北海道森町で実在する「いかめしの阿部商店」の全国うまいもの市で実演販売する主任を演じていることにうれしくなる。

映画の内容は別として、自然体のように流れている富山県から長崎平戸にいたるまでの妻を亡くした一人の男の邂逅と回想の律儀さはやっぱり高倉健はなにをやっても高倉健そのもの。

  中国でも人気の高い高倉健と妻役の田中裕子。

          きっと日本より集客人数が多くなるのではないだろうか。。。

                :「あなたへ」について語る高倉健=8月15日、長崎県平戸市のカフェレストラン「ラ・バレンヌ」

         日中間の政治的な問題と、心情的な文化意識は別なもの。

長崎平戸へは18年ほど前に訪ねたことはあるけれど、映画の場所は見ていない。

自分史の旅の思い出と映画が重なってくることに時間のゆったりとした流れをいただいた。

最後のシーンの漁船から妻の遺骨を散骨をする三浦貴大とベテラン大滝秀一のコントラストが良かった。

大滝秀一の舞台も見たことがあるけれど・・・80歳コンビの映画がまだ、観客動員できる

          高倉健の不思議なオーラにまた、引き込まれて行った

       きっと3回くらい見るとこの映画の深さに触れるのだろうと思う。

ビートたけしが提起する松尾芭蕉と山頭火の「旅と放浪の定義」は川柳人も喜ぶ。

               高倉健の文章は教科書にも載っている。

      あたたかな人の想いが湧き水のように溢れる文章がすてきです。

不器用に生きる敗戦の傷を背負った保守的な日本男子を演じられ、せりふもかなり少なく主役を演じられる役者って

                     これから・・・いなくなる。

国際的には・・・・せりふが少なく・・・発信力がシンプルなのも効果的です。

                  次回は「わたしへ」

というタイトルで映画が出来れば・・・「完結」ですが。

 

コメント
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