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オバマ大統領とチャーチル像の底の底

2009年03月06日 | 川柳

イングランド銀行では、金利を0・5パーセントに引下げたといいます。

創業300年間の中では、このような低金利は初めてだとのことです。

アメリカでも、日本でも株価は又下降しています。

ジョージソロスが「リーマンショックのときにすでに金融システムは崩壊している」と警告しています。

この間、テレビのBSで、先のアメリカの大恐慌の起こったいきさつをドキュメントで放映していましたが、今回の金融恐慌とまったく同じメカニズムなのにはちょっと驚きました。

金融恐慌が起きますよ!と、いち早く時の大統領フーバーに警告をしても、ご本人は何の対策も打たなかったそうです。

お話は変わりますが、先のブッシュ元大統領の選挙戦では、ジョージソロスは反ブッシュの行動に出たそうです。

おふたりの根本的な信頼関係は実のところ、しっくりは行っていなかったのではないでしょうか?ジョージソロスは警告していました・・・いつも。

だって、この私でさえもインターネットでコメントが読めたんですよ。

歴史は繰り返すとは言われるものの、人間は大きな権力を手に入れると権力病という難病にかかり、何が確実な情報なのか考える力が出てこないんじゃないかと思います。

毎日、分刻み・秒刻みでスケジュールをこなしているうちに、すっかり地球の渦の中にもまれて、宇宙の大河から俯瞰的に.,事の流れに対して正確な判断できず、さらにやっかいな権力病によりすっかり歴史観で物事を見られない脳細胞にもなってしまうんじゃないかと思うのです。(特に独裁者は顕著です。)

そういう意味において、世界市場は実にクールです。

ジョージソロスが「金融システムはすでに破綻している」との警告にしっかり耳を傾けているのが今の世界株式市場の現状なのではないでしょうか?

朝から晩まで、株が上がった下がったで世界経済は負の連鎖状態の社会不穏がおきています。

東欧西欧も瀕死の金融状況のようですが・・・イギリスに関して言えば、その歴史の

代償が今大津波でやってきていると辛口の私はそう思いたくもなります。

イギリスのエリートの定義は「歴史の成績が良い」ことだそうです。

日本は「数学」でしょうか。敗戦というのは悲しいものです。戦後日本人は歴史教育をかなり削除されたといいます。

ある意味、人間の思考する能力のデーターとなるものを積み上げなくても良いという大国の非情感・非道感によるものです。(工場で来る日も来る日も安くて品質の良いものを作る国家にするために。)

話は戻すことにいたしましょう・・・イギリスのエリートの定義が歴史観ならば自国の歴史認識はゆがんで習得していない事を願います。

オバマ大統領が執務室にある「チャーチルの像」をイギリスに戻し、イギリスにひんしゅくをかったそうですが・・・このようなオバマ大統領の理念ある所作が私はたまらなく好きです。(どれほどの黒人が涙したことでしょうか)

そろそろ、イギリスにも少し眼を向ける事と致しましょう。

それから、私の友人が、「イギリスはロシアと手を組むんじゃないか?」といいます。

私はなにもわからず・・・まさかー!と応えたものの・・・「イギリスってそんな国だよ!」とはき捨てて言ったことばを・・・今、謙虚に拾っています。

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