正規・非正規の給料格差「さらに広がる」74%…読売調査(読売新聞) - goo ニュース
正社員と同じ仕事をしている非正規社員には同額の給料を支払う「同一労働・同一賃金」を実施すべきかについては、「そう思う」が計74%に上った。「そうは思わない」は計23%だった。パートや派遣社員、契約社員など正規社員以外に雇用形態が多様化していることについて、「望ましくない」は計50%で、「望ましい」計44%を上回った。
正社員と非正規社員の身分の違いで給与格差が存在することは、多くの職場で存在していますが、実際に同一労働ということがどの程度存在しているかは定かではないと思います。単純作業労働で、同じものを同じだけ生産しても労働という意味では、中身が違うと思います。もちろん身分の差だけではなく、個人差もかなり大きく影響していると思います。
仕事に対する評価とは、生産数とその質(例えば不良率など)という目に見える結果だけではなく、生産活動をしながら、改善できるところはないか?どうしてこういう作業をするのだろうか?もっと効率を高める方法はないか?と頭の中の脳みそを使った活動をしているかどうかも大きいと思います。(残念ながら、脳の活動状態は、外から見えない)これらは、生産活動の結果としてすぐに現れるわけではないと思いますが、実際にはこのような目に見えないものに対する評価がかなり存在していて、処遇格差を生んでいるのだと思います。
(上司への気遣い、心配りも含む・・・上司のご機嫌取り・ゴマスリとも言い換えできますけど)
目に見える数量で評価を行えば、その数量に応じた処遇すなわち成果主義を突き進むことになり、格差を拡大させていきます。多くの人の場合、目に見える形を前提として処遇して欲しいと思う反面(身分や労働時間に応じて)、実際には目に見えない評価の力が大きいので格差が生まれてしまうわけです。
逆に目に見えないところに価値観や重要感をもって仕事に取り組む人は、目先の(目に見える)ことにこだわりがないため、不満になりにくい傾向があり、長い年月の中ではそれなりの結果を出していきますので(勝ち組になる人は、将来も勝ち組の道を歩む)、より高い給料(処遇)へと進んでいきます。
(残念ながら、外資系企業では短期での成果を重視ですよ)
上述の例話は低レベルですが、正社員は上司のゴマスリという活動をしていますが(露骨に目に見えるときもあれば、見えないものも多くある)、アルバイトや派遣社員の場合、そのような活動はあまりしません。そのような活動を、非正規社員が正社員並みにやれば、「どうだ、君も正式に正社員でやってみないか?」ときっとお誘いを受けることは間違いありません。もちろん本来職務がきちんと出来ている前提がありますけど・・・。
(気遣いや心配りとゴマスリは、本質的に全く違うので、ゴマスリばかりでは、いつか負け組みに転落しちゃいますけどね)
「目に見えるもの」と「目に見えないもの」が存在します。
でも「見えないもの」も本当はじっくり考えて見つめれば、いつか自分にも
はっきりと「見える(わかる)」時が来ると思います。
目先の見えるものに振り回されないで本当の大事なことに重要感を持った
生き方ができたら、少しは幸せにに近づけるかもしれないと思います。