現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

知床旅情は盗作?

2009-11-17 15:13:52 | 虚無僧日記
「知床旅情」は加藤登紀子の歌かと思っていたら、なんと
森繁久弥氏の1960年作詞作曲だと???。森繁氏がシンガーソング
ライターだったとは。でも後にも先にもこれ一曲とはいぶかしい。

 知床の岬に はまなすの咲くころ
 思い出しておくれ 俺たちのことを
 飲んで騒いで 丘にのぼれば
 遥か国後に 白夜は明ける

あの森繁氏にしては、できすぎ。なにか本人と結びつかない。
ネットで検索したら、あれは「盗作」との由々しき投稿があった。

「原曲はハインリッヒ・ハイネの詩にモーツアルトが作曲。日本語訳
 の曲名『うるわしき五月』を、森繁久弥が盗作した曲である」

だと。しかし、そのことについては、他では一切触れていない。
1960年のことだからか。森繁大先生だからか。
私なども、“借曲”ばかりだ。森繁氏一層親しみを感じた。


今日、ラジオで森繁久弥氏のエピソードでちょっといい話を聞いた。

ある会場で、子供たちを前にして童謡「七つの子」を歌ったときのこと。
「からす なぜ 鳴くの からすは山に かわいい七つの子がいるからよ
かわい かわいと からすは鳴くの・・・・・・中略・・・・・山の古巣に行てみて
ごらん まあるい×××」

そこまで歌って、森繁氏は、目の前に盲目の少女がいることに気づいた。
そこですかさず、「まあるい“かお”をしたかわい子だよ」と歌った。

とのこと、客席を見ながら歌う。観客の心にはいって歌う。それは私も
心がけている。大事なことだ。


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