現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

釈迦最期の言葉

2018-02-01 21:15:45 | 虚無僧日記

お釈迦さまの最期の言葉は「この世は美しい。人生は甘美である」と

よく言われていますが、原始仏教の経典には、書かれていないそうです。

釈迦は「この世は生老病死をはじめとする苦しみで満ちている」と説いた。

生老病死を四苦。。そのほか、愛する者と別れる苦しみ(愛別離苦 あいべつりく)、

憎い者と会う苦しみ(怨憎会苦 おんぞうえく)、求めても得られない苦しみ(求不得苦 ぐふとくく)、

煩脳の苦しみ(五陰盛苦 ごおんじょうく)など八苦。

生老病死と合わせて「四苦八苦」(しくはっく)。

釈迦は、この世は苦しみであって、苦しみから離脱し、解脱する

ための心の持ち方を説いた。

それは「煩悩=欲望を捨てよ」「執着心を捨てよ」「妄執を捨てよ」と、

「捨てること」。そして「人は死すべきもの」という諦観(あきらめ)。
 

それでは、人生つまらない。楽しくない。

「人生は苦に満ちている」と説いたお釈迦さまでも、やはり

最期は「この世の中は美しい、人生は甘美である」と言って

欲しいという、後世の人の思いから付け加えられたとのこと。

私も、この言葉に救われる。

 

 



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