現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「大地の子」再び

2021-08-10 10:04:41 | 太平洋戦争

1996年放映された、山崎豊子原作の『大地の子』が再放送。

陸一心(松本勝男)は満蒙開拓団信濃郷の一員として祖父・母・二人の妹とともにソ連国境に近い黒竜江省の開拓地に居た。父親は応召して不在。

昭和20年8月9日、7歳の時、ソ連が国境を越えて侵攻。

逃げる途中祖父、母と末の妹が死に、かろうじて生き残った妹あつ子とも離れ離れになって逃げ惑う。人買いに売られ、善良な小学校教師の陸徳志に救われ、育てられる。しかし文化大革命の嵐。日本人の子という理由で労働改造所に送られる。養父の必死の嘆願で救い出され、大学まで行かせてもらい、鉄鋼技師として働くようになる。やがて日中国交再開で日中共同事業の製鉄所建設に携わる中、偶然にも日本企業側の所長松本耕次が父とわかる。

 

 

妹と再会するシーンが泣けた。

 

その妹「あつ子」に目を奪われた。極貧の中での重労働、身体を壊し、病に倒れる。頬がこけ、痩せ衰えて死んでいく。その顔がすごい。ネットで調べて、演じたのは「永井真理子」と知る。

ミュージシャンで役者としてはド素人。どういう経緯で抜擢されたのか分からないが、彼女のブログ

「台本を読ませていただいたのですがもう涙が止まらなくなってしまい、すぐに出演を受けさせていただきました。とにかく作品の力が強くて役者としてど素人の私が「やらなきゃいけない。これは運命だ」とまで思えた作品でした

役者としての演技をどう評価されたかはわかりませんが、私の人生の歴史に大きく刻まれたお仕事でした」

この死相現れる迫真の演技。いや演技ではない、もう実写かと思えるほどリアル。もう泣けて泣けて、一晩眠れませんでした。

 

 

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[大地の子] 主演 上川隆也 不朽の名作ふたたび!日中共同制作スペシャルドラマ アンコール放送 | NHK

放送予定はこちら 大地の子 https://www.nhk.jp/p/ts/8NYG2RL9ZV/?cid=dchk-yt-2107-18-...

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