
映画『ガス燈』に吸い込まれてしまった。小父さんが生まれたのは1947年なので第2次大戦中に撮られたアメリカ映画になる。映画の中に流れているリズムと展開は絶品だと思う。『カサブランカ』と同じタッチだ。限られた舞台の上での芝居のようでもあって、限られた出演者のモノクロ作品で人の心を捉えてしまう。大きなお金をつぎ込んでいく現代のハリウッド映画との違いを感じる。イングリッド・バーグマンという名女優の美しさだけではない何かにふれた気がした。下の動画はオスカー賞受賞時のものだ。
19世紀末ロンドンのソントン街9番地で有名な女性歌手である叔母の殺人事件が起り未解決のままで時が過ぎて行く。叔母の事件現場を目撃し、そして遺産を相続した娘ポーラはその後グレゴリー・セルジウスと出会い結ばれ新婚生活を送る為にソントン街9番地に引越してくる。幸せな生活を送る二人だっが、やがてポーラの身の回りでおかしな出来事が頻発し出す。夜になると不思議と暗くなる部屋のガス灯も、それに気づくのは自分だけ…徐々に心の均衡を失っていくポーラ…。
幸せの絶頂にありながら、徐々に忍び寄ってくる不安と、それを裏付けるような証拠。バーグマンの最初の幸せそうな屈託のない笑顔が徐々にこわばり始め、精神的に追詰められ発狂寸前までの迫真の演技が素晴らしい心理サスペンス。
この作品でイングリッド・バーグマンはアカデミー主演女優賞受賞する。
グレゴリー・アントン‥‥‥シャルル・ボアイエ
ポーラ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥イングリッド・バーグマン
ブライアン・キャメロン‥‥ジョセフ・コットン
スウェイツ‥‥‥‥‥‥‥‥ディム・メイ・ホイッティ
ナンシー‥‥‥‥‥‥‥‥‥アンジェラ・ランズベリー (telefilm.co.jp)
Ingrid Bergman - Oscar Nominations
古い町並みを見られるし、台詞が練りにねられています。(ちょっと、気障?)
映画も全盛期、俳優の私生活もベールで覆われていて
いっそう憧れが募ります。
イングリッド・バーグマン素敵な女優さんですよね。
それにしても、怒涛の勢いで映画をご覧になっていますね。
私だったら、こんなに一気に見たら
暫く経つとストーリーがごちゃ混ぜになってしまいます。
小父さんは凄いです~!
ハリウッド映画がこれだけ早くから名作を作っていたことがしのばれます。
この頃の作品たぶん500円でDVDが買えると思いますけど、そんな安っぽいものじゃないです。
イングリッド・バーグマンは『カサブランカ』がとても魅力的です。ストーリーですか、そりゃーごちゃごちゃですよ。二度目に観ても完全に忘れています。なにせ(映画を観てない)失われた20年間をとりもどしいます(笑)。
今度写真で紹介します
彼女は何年前だったかな 年をとられてからですが テレビドラマに出てらっしゃいました。そのときも素敵な女性でした。
たが為に鐘はなる も彼女でした?
だったら義父さまは、めちゃくちゃ幸せです。
モテモテだった義母さまを射とめられたんだから。
「誰が為に鐘は鳴る」もそうですね。これは、まで観ていません。イングリド バーグマンなどの古い映画は、NHKの衛星放送でよくやるんです。ところがどれも名作ですね。
バーグマンは、大女優で恋多き女性でもあったようですね。