
【ロンドン18日AFP時事】チャールズ英皇太子の次男のヘンリー王子(26)がアフガニスタンでの軍務中に誘拐されるというテレビドラマの放映の中止を軍首脳がテレビ局に求めていることが18日、明らかになった。(写真は、アフガニスタンで軍務につくヘンリー王子=2008年撮影)
問題の作品は90分の「ヘンリー王子誘拐」で、民放のチャンネル4で21日に放映される予定となっている。ヘンリー王子がアフガンで反政府勢力に誘拐されるという筋立てで、顔に銃を突き付けられたり、タリバンやアルカイダからプロパガンダを行うよう強制される場面もあるという。
チャネル4によると、これに対して軍首脳から抗議と放映の中止を求める書簡が届いた。英防衛省は書簡が送付されたことは確認したが、内容についてはコメントを避けた。チャネル4は、ヘンリー王子が戦場で敵の価値の高い目標としてどのような危険に直面するかを探り、王族が近代の戦場でさらされる危険の全容を理解するための正当な題材だと主張している。
ヘンリー王子は2008年から09年にかけて約10週間、アフガンの前線に派遣されたが、このことがマスコミに漏れ、安全上の懸念から急きょ帰国した。現在は、陸軍航空隊でヘリコプター操縦士になるための訓練を受けている。 〔AFP=時事 jiji.com 〕(2010/10/19-11:51)
英国はドラマを自由に作るんだ。チャンネル4をwikipediaで検索すると公共テレビ局でBBCのBBC1・BBC2・ITVに次ぐ第4のチャンネルとして開局となっているが・・・。
過去に観たテレビで『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』を探してみたら、これも“チャンネル4”だった!これはちょっとショックっだったな。国民性の違いというか、反対に日本にも西欧文明な学ぶこともあるかもしれないね。
日本ではありえませんよね。
皇太子を誘拐するドラマなんて 誰もつくろうとも思わないです。
昔 黒澤明監督の「天国と地獄」の予告編にヒントを得て
起こった誘拐事件がありましたが
ドラマを見て同じようなことをしようとする者が
現れるかもしれませんものね。
王室が待ったをかけるのも頷けます。
それを見越して製作されたのでしょうが
だめもとで製作されたというのにも
驚きです。
『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』は確かBS2での放送ですが、この時も「公共放送の」チャンネル4という説明だったように思いました。
クレイムをつけたのは、軍首脳なんですね。ところがこれにちゃんと反論しているところが、日本的感覚と違うなと驚くところです。
>「天国と地獄」の予告編にヒントを得て
起こった誘拐事件がありましたが
こんなことにならねばいいなと思いますね。