ころころ転がった王様の元に枕を投げようと、バスタスが枕を掴んだとたん、バスタスの腕から身体ごと枕の中に飲み込まれていきました。
その瞬間王様の姿まで、消えてなくなりました。枕の中は、エメラルド色の水中でバスタスの口からぷくぷくと泡が出ていきます。王様がニコニコ笑いながら、手招きして言いました。「ブバスブタブ君~こぼちぶらばへべ~」バスタスも話てみました。「おぼうさばぁ~どぼこぼへべ~」2人は水中を魚の様にスイスイと泳いで進んでいきました。王様の身体は丸いフグのようにプカプカスィーっと進んでいます。バスタスはまるで生まれた時からずーっと魚だった様に王様の後に横に並んで進んでいきました。バスタスの肺に不思議なしびれが感じられて人間だった頃の空気の残りがプクっと一つ、くちびるから飛び出したその中に、王様がすぅーっと入り込みました。そして、王様は大きくあくびを一つしたかと思うと、静かに眠りについたのでした。
その瞬間王様の姿まで、消えてなくなりました。枕の中は、エメラルド色の水中でバスタスの口からぷくぷくと泡が出ていきます。王様がニコニコ笑いながら、手招きして言いました。「ブバスブタブ君~こぼちぶらばへべ~」バスタスも話てみました。「おぼうさばぁ~どぼこぼへべ~」2人は水中を魚の様にスイスイと泳いで進んでいきました。王様の身体は丸いフグのようにプカプカスィーっと進んでいます。バスタスはまるで生まれた時からずーっと魚だった様に王様の後に横に並んで進んでいきました。バスタスの肺に不思議なしびれが感じられて人間だった頃の空気の残りがプクっと一つ、くちびるから飛び出したその中に、王様がすぅーっと入り込みました。そして、王様は大きくあくびを一つしたかと思うと、静かに眠りについたのでした。