しのぶwaves

有馬忍 ライブ情報 日々記

もっと怖いその後の墓場・・

2010-08-11 19:36:27 | ★☆ライブ情報☆★
それから、私たちはそのお墓に入って遊ぶことはなかった。

子供の目線にあるお墓への柵の穴は修繕されていたのだった。

お墓を守る小屋があり、スピーカーから子供たちを追い出した管理人が、私たちを

怖がらせたと、信じていたのだった。でも、

そのお墓にはそんな小さな小屋などなかったと知ったのは、

町内会長さんが亡くなってしばらく経ってから。

お墓参りした私たちが見たその場所はただの草むらで、

私たちは、親の目を盗んでその場所に集まり、勇気と真実を確かめる術を競った

あの日の思い出の場所に立ったのだった。

私は4歳で兄は5歳だった。

私は好奇心旺盛で、あまりに無防備、兄は思慮深い臆病さと正義感で、私を守ってくれた。

草むらを走りまわる私の身体が前のめりに倒れる寸前に、兄の手が私の手を握って引き寄せた。

その時兄と私が見たものは、草むらに横たわる男の手が伸びる瞬間だった。

私は兄の手が、草むらから伸びた手から聞こえた声を聴く、一瞬前に差し出された記憶を、今でも覚えている。

以来二度と、お墓で遊んだことはない。


8月の怪談ライブ・・

2010-08-10 21:23:30 | ★☆ライブ情報☆★
誰にでも、一度は怖いと思う体験をしているのではないだろうか?

もちろん私にもあるのだが、夢と現実の狭間の怖さと、現実の怖さの差は後々に明らかになるようだ・・例えば、5歳ぐらいの怖い体験では、

兄貴と町内の仲間で、近くのお墓の柵を越えて、敷地内に入って遊んだ。

子供の背からは倍近い墓石に隠れて夕暮れまで騒ぎ散らかした。

日が暮れても私と兄貴と記憶では2、3人がお墓で遊んでいたのだ。

その時の記憶は、大人の世界とかけ離れた異次元的な音として、お墓中に響いた声だつた。

お墓に入る私たちだけの敗れた柵の通り道から、息も出来ず逃げ出した5人の子供たちを追いかけたお墓中に響き渡る声とは?



兄貴は今だに言う。「俺だけが、もう一度行ってたしかめよう!」

と言ったんだ・・と。もちろん誰も、夜のお墓に戻ることなどないけれどね。


ちなみにお墓に響いた声の内容は?5歳の私がはっきり覚えているのは、

「お前たちはぁーーー(すごく低い男の声)」

                             続く


8月の脳内詩考・・

2010-08-08 15:53:49 | ★☆ライブ情報☆★
8月のライブ・・

13日(金)材木座D3

      15:00~ぐらいから 20:00ぐらいまで

 先月23日のライブを体調の都合でお休みさせていただき申し訳ありませんでした。

 今回、初めて、さちこさんと御一緒できるそうで、楽しみにしています!
 金曜日の午後、皆様に海風がD3に向けて、吹きますように。

20日(金)パラダイス本舗

      19:30~   投げ銭です。

 「おかえり!」と、リエママの暖かい声に迎えられて、洋ちゃんの「忍ちゃん!」の声、

 パラダイスへの第一歩をいつも新鮮に踏み出す瞬間です。

 そこにあるパラダイスを、是非、御一緒にすごしていただけませんか?