文明開化と平仮名英語

流れるような筆使い、崩し字満載の平仮名で書いた英語は日本国開国・文明開化の一時期を象徴するような出来事でした。

プロローグ

2008年03月20日 | 文明開化と平仮名英語

 先日、古地図を整理していたところ江戸時代後期か明治初期と思しき木版摺りの『外国商通ことばつけ』原葉一枚(32.0 cm ×40.5 cm)を発見して、急に平仮名に興味を持つように・・・。
 この一枚ものには、日本語を英語に訳してそれぞれを平仮名で表記してある。  その平仮名は、現代の平仮名とは、かなりかけ離れていて素人には読みづらい。しかし、流れるような筆使いは、なんとも魅力的だ。その平仮名に魅せられて当時の平仮名を、手探りでたどりながら最後まで読み通したくて、恐る恐るブログを平成18年10月に立ち上げ、読者諸賢のご意見、ご叱正をいただきながら解読まがいのことをしてきました。

  その間、神奈川県立図書館、横浜市中央図書館、横浜開港資料館、町田中央図書館、町田市民文学館のご指導を頂き資料の検索・整理・検討の結果、平仮名英語が文明開化のワンステップの可能性も見えてきました。  
 
 その足跡を尋ねるため、ブログの衣替えをしてgooブログより『文明開化と平仮名英語』として読み始めることにしました。 読者諸賢のご意見・ご叱声・ご感想をお願いします。  

 前記3図書館には、貴重な資料の閲覧をはじめ画像の使用許可を頂きました。原本のみが持っている情報は、何物にも代えがたいものです。有難うございました。
 その他、明治学院大学『和英語林集成』デジタルアーカイブ、早稲田大学:文庫08c0566『ゑんぎり志ことば』からの恩恵は計り知れないものがあります。

 挿し図 は、平仮名のサンプル用にピックアップしてみました。
  ・『ゑんぎり志ことば』の画像は、早稲田大学:文庫08c0566より
  ・「飛良賀奈」の画像は、横浜市中央図書館『飛良賀奈英米通語』より
  ・『外国商通ことばつけ』とそのサンプル画像は、手元の原葉一枚刷りより



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