文明開化と平仮名英語

流れるような筆使い、崩し字満載の平仮名で書いた英語は日本国開国・文明開化の一時期を象徴するような出来事でした。

外国商通ことば95:下段③102-107

2012年04月30日 | 文明開化と平仮名英語

 95下段③102-107
 

88までに②『外国商通言葉集』下段の「言葉の部」を中心に調べてきた。しかし、②の「言葉の部」にはどのような経緯があったのか、①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』にある臨場感あふれる商売上のやり取りなどの言葉が収録されていない。その部分が本命の筈なのだが・・・③と①は多少の言葉つかいに違いがあるものの同じといってよさそうだ。③を上蘭に①を下蘭に分けて搭載したから細部の違いも比較できるでしょう・・・

今回は、③『外国商通古と者附』の102行目から107行目までを掲載


102行目 ③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』それぞれの日本語≪ねる≫英語よみ≪すりいぷ≫≪す里(り)いぷ≫英語綴りは・・・sleep・・・であまり抵抗はない。

103行目③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』の日本語≪おきる≫英語読みは③①とも≪げ多(た)つぷ
英語綴りは・・・get up・・・

104行目 ③『外国商通古と者附』のみ①『外国商通古と者つけ』には見当たらない。日本語≪たつ≫英語よみ≪春(す)てんと≫とまどうが、
どうやら英語綴り・・・stand・・・

105行目 ③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』の日本語≪す王(わ)る≫≪春(す)王(わ)る≫英語よみ≪せつ多(だ)ん≫≪せつだん≫・・・sit down ・・・

106行目③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』58行目の日本語≪もちき多(た)る≫英語よみ③≪ぶりんぐ≫ と明確、ただし①は≪**んぐ≫とご覧のように英語読みの二文字が摺りムラで判読不明。ただし、③の読みのお蔭で英語読み・・・bring・・・

107行目③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』59行目の日本語≪いや多(だ)≫英語よみ③≪
のう≫ ①≪*う々≫この場合も58行と同様に摺りムラのためか判読困難。こちらも③の読みに救われて・・・英語綴り・・・No! No!.・・・
ところで,「」の文字を縦に引き伸ばしたような繰り返し符号は、縦書きの場合は画像として貼り付けてみたものの、横書きとなると表現のしようがない。ここでは、やむなく「」を使用した。
参考に下記サイトをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~kageyama/Column20.html#くの字点

④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』の下巻「ひとくちばなし」(これは小会話のことか)から「ねむくなる」がどのように使われているか探してみた。
上段に日本語≪王れハ、ねむく奈りし

下段にその英語読み≪アイ、ヱム、フェーリング、エスリープ≫とあって、この片仮名の英語読みに≪
ヱム、 し≫≪フェーリング なり≫≪ ヱスリープ ねむく≫戸惑いながらも、平仮名で意味を付記してあり、さすが清水卯三郎先生だけあって丁寧で有難い。これから・・・I am feeling asleep・・・。何回も見比べながら当時の英語を味わってみたい。

清水卯三郎は学者、実業家、商人など多彩な肩書を有し、パリ博覧会での貢献でフランス政府から勲章を授与されたという。当代随一の人物とも評されていた。卯三郎の実用英語を熟読玩味してみよう。

③『外国商通古と者附』は特に④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』の影響を強く受けていたものと思われる。

改めて、③『外国商通古と者附』下段”ことばのぶ”全129語と比較して、①『外国商通古と者つけ』は下段全部で107語とかなり収録語数が少ないところ、ご覧のように商売に関係するところは遜色ないところを見ても、やはり呼び物は物のやり取りの場面・・・。

次回 :96:③『外国商通古と者附』の下段108行目から113行目まで

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
      


外国商通ことば94:下段③98-101_127

2012年04月23日 | 文明開化と平仮名英語

 下段③98-101_127
 

88までに②『外国商通言葉集』下段の「言葉の部」を中心に調べてきた。しかし、②の「言葉の部」にはどのような経緯があったのか、①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』にある臨場感あふれる商売上のやり取りなどの言葉が収録されていない。その部分が本命の筈なのだが・・・③と①は多少の言葉つかいに違いがあるものの同じといってよさそうだ。③を上①を下に分けて搭載したから細部の違いも比較検討できるでしょう・・・

今回は、③『外国商通古と者附』の98行目から101行目までと127行目を掲載

98行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪
()多たくしのいへ尓()き多たれ≫英語よみ≪かむまひ者()うす≫①『外国商通古と者つけ』では言い回しもほぼ同じ。英語綴りは・・・Come my house.・・・

99行目③『外国商通古と者附』:日本語≪かう志
()()①『外国商通古と者つけ』では≪高志()≫その英語読みは③①とも≪でやぷらいす

英語綴りは・・・dear price・・・
この「かうじき」には全くお手上げ、中央図書館の専門員のご教示をいただいた。多謝。

100行目 ③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』とも日本語≪いそぎ≫英語よみ≪れいす≫から英語綴り・・・race・・・。raceにこのような意味があるのを初めて知ることに・・・

101行目 ③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』とも日本語≪遍(へ)んじ≫英語よみ≪於(お)ゝらい≫・・・all right ・・・

127行目③『外国商通古と者附』:日本語≪ありがとう≫英語よみ③≪たんきょう≫ ①≪たんき由(ゆ)う≫・・・Than you.・・・

ところで佐野屋冨五郎の師匠格にあたると思われる④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』の下巻「あいばなし」(これは会話のこと)から「ありがとう」がどのように使われているか探してみた。
上段に日本語≪そうして、く多(だ)されバ、ありが多(た)し下段にその英語読み≪センキ、ユウ、 か多(た)ぢけなし≫≪イフ、 もし≫≪ユウ プリース このむなら
これから・・・Thank you if you please.・・・。何回も見比べて当時の英語を味わってみたい。

清水卯三郎は学者、実業家、商人など多彩な肩書を有し、パリ博覧会での貢献でフランス政府から勲章を授与されたとも聞く.当代随一の人物とも評されていた。卯三郎ならではの値引き交渉の最たるものとして、熟読玩味してみよう。

③『外国商通古と者附』は④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』の影響をかなり強く受けていたものと思われる。
尤も十分理解して転記しようとしたか疑わしい部分も散見される。

改めて、③『外国商通古と者附』下段”ことばのぶ”全129語と、下段全107語と比較してかなり収録語数の少ない①『外国商通古と者つけ』において、ご覧のように遜色ないところを見ても、まさに両者の呼び物のやり取りの場面・・・。

次回 :95:③『外国商通古と者附』の下段102行目から108行目まで

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
     

 


外国商通ことば93:下段③92-97

2012年04月16日 | 文明開化と平仮名英語

93:下段③本文92-97

②『外国商通言葉集』は単語中心の構成のためか、商売上のやり取りを表す言葉には焦点を当てていなかった。①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』には商売上のやり取りなどの言葉がかなり収録されている。・・・短文とかフレーズの部分が多いことでもうかがえる。③と①は多少の言葉つかいに違いがあるものの同じと見做してよさそうだ。③を上①を下に分けて掲載したから細部の違いも比較検討できるでしょう。

今回は、補足の第4回目で外国商通のやり取りのある部分・・・③『外国商通古と者附』にある92行目から97行目までをとりあげる。この範囲は①『外国商通ことばつけ』の44行目から49行目に相当する。

92行目 ③『外国商通古と者附』:①『外国商通古と者つけ』45行目とも日本語≪のち本(ほ)ど≫英語よみ③≪者(ば)ゑん者(ば)へ≫①≪者(ば)ゑん者(ば)ゑ≫微妙な平仮名の違い。英語綴り・・・by and by.・・・にたどり着くのに大変。

93行目:日本語③≪とう々≫①『外国商通古と者つけ』46行目≪どう々≫到頭なのか同道なのか・・・はてさて厄介だ。その英語読みは③①とも≪ゑつ古(こ)んぺ尓(に)ひ≫英語綴りは、同道からは・・・accompany・・・を意図していたようだが・・・.
③を世にだして、読みにくいところ、間違い、舌足らづの箇所など不備のところを明らかに①で修正していることを知る。

94行目 ③『外国商通古と者附』①『外国商通古と者つけ』47行目とも日本語≪うけとる≫で同じ。英語よみ③≪れしひふ≫①≪連(れ)しひぶ≫英語綴り・・・ receive.・・・にたどりつく。

95行目 ③『外国商通古と者附』の日本語≪まこと尓(に)こまる≫並びに①『外国商通古と者つけ』44行目の日本語≪まこと尓(に)古(こ)まる英語よみ③≪あいあむうゑりとろうふる≫①≪・・・とろうぶる≫よく見ると濁点の有無の違い、英語綴り・・・ I am very trouble. ・・・

96行目③『外国商通古と者附』並びに①『外国商通古と者つけ』48行目とも日本語≪みせ≫英語よみ③①≪志(し)よ婦(ぷ)≫ 英語綴り・・・shop・・・

97行目③『外国商通古と者附』並びに①『外国商通古と者つけ』49行目とも日本語≪あきなひ≫英語よみ③①≪とれゑど≫ 英語綴り・・・trade.・・・

なお、「商い」について④『ゑんぎり志古とば』の下巻 「あいばなし」(あいばなし⇒会話)には商売上のかなり実践的な例文が収録されている『商い』に関係するものの中から1例をお知らせしたい。上段に≪王(れ)ハ、なんぢと、阿(あ)きなひ、春(す)ることを、ねがふ≫下段にその訳≪
アイ、ウィシ、ツ、テレーデ、ウィッヂ、ユウ≫さて、これを英語綴りに・・・I wish to trade with you.・・・ということに落ち着くが果たして如何。
このようなことで、ひと汗もふた汗もかくことになった。

次回 :94:③『外国商通古と者附』の下段98行目から101行目まで及び127行目

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
   

 


外国商通ことば92:下段③87-91

2012年04月09日 | 文明開化と平仮名英語

 92:下段③本文87-91
 

②『外国商通言葉集』は単語中心の構成のためか、商売上のやり取りを表す言葉は収録されていない。①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』にある商売上のやり取りなどの言葉が収録されている部分・・・短文とかフレーズの部分が本命の筈なのだが・・・③と①は多少の言葉つかいに違いがあるものの同じと見做してよさそうだ。上下に分けて搭載したから細部の違いも比較検討できるでしょう。数回に分けて取り上げ補足することに・・・

今回は、補足の第3回目で外国商通のやり取りのある部分・・・③『外国商通古と者附』にある87行目から91行目までをとりあげる。この範囲は①『外国商通ことばつけ』の39行目から43行目に相当する。

87行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪かん志(し)よう≫①39行目『外国商通古と者つけ』:日本語≪可(か)ん志(じ)やう≫英語よみ③≪ゑつ古(こ)らんど≫①≪ゑつこらんど≫英語綴りは・・・account.・・・日本語の
読みを比較してみると、濁音がまともに記されていないようだ。

88行目:日本語③≪せん志(じ)つ≫①『外国商通古と者つけ』40行目も同様、その英語読みは③≪ら春(す)とてい≫①≪らすとでい≫英語綴り・・・ last day・・・だと意図したところは違うようだ。  いづれにしても
商取引をするうえで、日時の表現は必要不可欠。

89行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪のこり≫①『外国商通古と者つけ』41行目も同じ。英語よみ③①とも≪れめいんす≫英語綴り・・・ remains.・・・にたどりつく。

90行目 ③『外国商通古と者附』の日本語≪ふつてい≫並びに①『外国商通古と者つけ』の日本語≪ふつてゐ英語よみ③≪て春(す)ちうと≫①≪て春(す)ちゝうと≫よく見ると≪・・・ちうと・・・ちゝうと≫③と①とでは違う、要注意、英語綴り・・・destitute ・・・難解要注意

91行目③『外国商通古と者附』並びに①『外国商通古と者つけ』とも日本語≪とりやり≫英語よみ③≪とれうど≫ 英語綴り・・・trade.・・・

なお、勘定について④『ゑんぎり志古とば』の下巻 「あいばなし」(あいばなし⇒会話)には商売上のかなり実践的な例文が収録されている勘定に関係するものの中から1例をお知らせ≪奈(な)んぢハ、なんぢの、かんぢゃうをかぞへたる可(か)  ハフ、ユウ、ブロウト、ユウル、コウント Have you brought your count?


次回 :93:③『外国商通古と者附』の下段92行目から97行目まで

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
      


外国商通ことば91:下段③81-86

2012年04月02日 | 文明開化と平仮名英語

 91:下段③本文81-86
 

②『外国商通言葉集』は単語中心の構成のためか、商売上のやり取りを表す言葉は収録されていない。①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』にある商売上のやり取りなどの言葉が収録されている部分・・・短文とかフレーズの部分が本命の筈なのだが・・・③と①は多少の言葉つかいに違いがあるものの同じと見做してよさそうだ。上下に分けて搭載してあるから細部の違いも比較検討できるでしょう。これから数回に分けて取り上げ補足することに・・・

今回は、補足の第2回目で外国商通のやり取りのある部分・・・なお、④『ゑんぎり志古とば』の下巻 「あいばなし」(あいばなし⇒会話・・・一瞬戸惑いを感ずるものの成程と感心する)には商売上の実践的な文が収録されている。その冒頭に収録されている面白い文章を初めにお知らせする。≪王(わ)れハ、者(は)じ免(め)て、おめ尓(に)かゝる 奈(な)んぢの、なハ、なにといふ アイヱム、ベギニン ツ、セー、ユウ、ホワット イス ユウル、子(ね)ーム Ⅰam beginning to see you what is your name.≫≪王(わ)れハ、なるや、多(た)れべゑ、なり アイ、ヱム、・・・・・・・・ I am ........≫初対面の挨拶をかわすところ・・・英語を習い始めのころ、何回も繰り返しやらされたような文章て懐かしい。

81行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪あけま春(す)≫①33行目『外国商通古と者つけ』:日本語≪あげます≫英語よみ③≪あいきふゆう≫①≪あいきぶゆう≫英語綴りは・・・I give you.・・・読みを比較してみると、濁音がまともに記されていない。

82行目:日本語③≪く多(だ)され≫①『外国商通古と者つけ』34行目も同様、その英語読みは③≪きふミひ≫①≪きぶミい≫・・・表記は若干異なるものの英語綴りは Give me. で同じ。商取引の基本。
こうしてみると、日本語はいろいろの書き表し方が可能で、微妙な違いがあることを思い知らされた。ただし、その違いはひとめで同じと分かる程度のもの。
③と①は同じ編著者佐野屋冨五郎の作品だから当然といえば当然であろう。

83行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪もってゆけ≫①『外国商通古と者つけ』も同じ。英語よみ③≪かるれう≫①可(か)る連(れ)うから英語綴り・・・ Carry away.・・・にたどりつく。

84行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪可(か)へる≫①≪可(か)ゑる≫英語よみ③≪可(か)むへつき≫①≪可(か)むべつき≫・・・Come back. ・・・

85行目③『外国商通古と者附』並びに①『外国商通古と者つけ』とも日本語≪あ可(が)る≫英語よみ③≪ごうあっぷ≫ ①≪こうあっぷ≫・・・Go up.・・・

86行目 ③『外国商通古と者附』、①『外国商通古と者つけ』いづれも日本語≪く多(だ)る≫英語よみ③≪こう多(だ)うん≫①≪ごうだうん≫・・・Go down.・・・

改めて、③『外国商通古と者附』下段”ことばのぶ”全129語と、①『外国商通古と者つけ』下段全107語と比較してかなり収録語数の少ない①『外国商通古と者つけ』において、ご覧のように遜色ないところを見ても、まさに両者とも商売上の呼び物「ハイライト」の部分に違いない。

次回 :92:③『外国商通古と者附』の下段87行目から91行目まで

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵