文明開化と平仮名英語

流れるような筆使い、崩し字満載の平仮名で書いた英語は日本国開国・文明開化の一時期を象徴するような出来事でした。

外国商通ことば90:下段③75-80

2012年03月26日 | 文明開化と平仮名英語

 90:下段③本文75-80
 

88までに②『外国商通言葉集』下段の「言葉の部」を中心に調べてきた。しかし、②の「言葉の部」にはどのような経緯があったのか、①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』にある臨場感あふれる商売上のやり取りなどの言葉が収録されていない。その部分が本命の筈なのだが・・・③と①は多少の言葉つかいに違いがあるものの同じといって良いだろう。上下に分けて搭載してあるから細部の違いも比較検討できるでしょう。これから数回に分けて取り上げ補足することに・・・

今回は、補足の第2回目で外国商通のやり取りをする最も興味ある部分・・・しかし、かなり難解・・・

75行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪このし奈(な)英語よみ≪で春(す)せんく≫①≪で春(す)せんぐ≫英語綴りは・・・this thing・・・それをどうするのか
76行目:と連携して≪ね多(だ)んひけ≫その英語読みは≪飛(ぴ)つぐゑ者(ば)うとぷらい春(す)≫・・・これらを繋ぎ合わせ短文にして初めて意味が通る。つまり
75行目と76行目とを繋げて≪このし奈(な)ね多(だ)んひけ≫・・・Pick a bout price this thing..・・・曲りなりに形になった。
このことは①『外国商通古と者つけ』と対比してみて、多少言葉使いが違うもののひとめで同じと分かる。
③と①は同じ編著者佐野屋冨五郎の作品だから当然といえば当然であろう。
ところで佐野屋冨五郎の師匠格にあたる④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』の下巻「あいばなし」(これは会話のこと、なるほどとガッテン)のところにを探したところ類似の言葉を見つけた≪それは高きなり、如何ほど安くなさるか。イット、イス、デアル、ホワット、ヅ、ユウテーキ、ヅエ、ロースト≫ これから・・・It is dear. What do you take the lowest? ・・・としてみたが。これで果たして意味が通ぢたかどうか・・・それらしい雰囲気は十分伝わってくる。何回も見比べて当時の英語を堪能してみたい。

清水卯三郎は学者、実業家、商人など多彩な肩書を有し、パリ博覧会での貢献でフランス政府から勲章を授与されたとも聞く.当代随一の人物とも評されていた。卯三郎ならではの値引き交渉の最たるものとして、熟読玩味してみよう。

77行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪ひけません≫①≪引ません≫英語よみ≪あいけんとめきちいぷねす≫から英語綴り・・・ I can't make cheapness.・・・にたどりつく。

78行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪於(お)可(か)い奈(な)さい≫英語よみ≪ういるゆう者(ば)い≫・・・Will you buy? ・・・

79行目③『外国商通古と者附』:日本語≪い可(か)本(ほ)どひけま春(す)≫英語よみ≪者(は)うろうゑる≫ ・・・How lower?・・・であろう。

80行目 ③『外国商通古と者附』:日本語≪
奈(な)さい≫英語よみ≪づういつと≫・・・Do it.・・・

以上からも③『外国商通古と者附』は④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』の恩恵をかなりうけているようだ。
尤も十分理解して転記しようとしたか疑わしい部分も散見される。

改めて、③『外国商通古と者附』下段”ことばのぶ”全129語と、下段全107語と比較してかなり収録語数の少ない①『外国商通古と者つけ』において、ご覧のように遜色ないところを見ても、まさに両者の呼び物「ハイライト」に違いない。

次回 :91:③『外国商通古と者附』の下段81行目から86行目まで

挿図
 ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
 ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
 ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
 ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵


外国商通ことば89:下段③68-74

2012年03月19日 | 文明開化と平仮名英語

 89:下段③本文68-74
 

前回の88までに②『外国商通言葉集』下段の「言葉の部」を中心に調べてきた。しかし、②の「言葉の部」にはどのような経緯があってのことか、①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』にある臨場感あふれる商売上のやり取りなどの言葉が欠落している。その部分が外国商通のやり取りをする最も興味ある部分なのだが・・・これからそのような部分を数回に分けて取り上げ補足することに・・・

今回は、③『外国商通古と者附』68行目から74行目までを扱う。

③『外国商通古と者附』68行目:日本語≪む可志ぶり≫英語よみ≪ゑんてき≫これでは英語綴りの見当がつかない・・・思い浮かばない。しばし悩んでいた。そんなときなにげなく④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』を見ていて同様の言葉を見つけた≪む可しぶり 古風 ヱンテーキ≫ これから antique を予想できた。驚くなかれこの二冊のこの部分の内容は両者ともほぼ同じではないか・・・。ということで74行目まで続く。

③『外国商通古と者附』69行目:日本語≪いまよう≫英語よみ≪もでる≫まさかモデルではあるまいし・・・④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』では≪いまやう 新様いまよう モデルン≫から英語綴り modernにたどりつく。

③『外国商通古と者附』70行目:日本語≪さとりや春き≫英語よみ≪せんしぶる
④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』では≪さとりやすき センシブル≫ 英語綴り sensible

③『外国商通古と者附』71行目:日本語≪さとり王るき≫英語よみ≪もでる≫ には驚き。69行目の≪もでる≫の再来となってしまった。誤りにしてもひどい!③の編者佐野屋冨五郎にはチェックする余裕がなかったかも知れない。
④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』では≪
さとり王ろき インセンシブル
≫英語綴り insensible

③『外国商通古と者附』72行目:日本語≪
たへま奈く≫英語よみ≪者ふぃーんと
④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』では≪
たへま奈く パティーント
英語綴り 見当がつかない。

③『外国商通古と者附』73行目:日本語≪
可王る≫英語よみ≪奈ゑんぢぶる
④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』では≪
か王るべき チェンヂェーブル
≫英語綴り changeable

③『外国商通古と者附』74行目:日本語≪可王らぬ≫英語よみ≪おちゑんぢぶる
④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』では≪
か王らぬ オンチェンヂェーブル
≫英語綴り unchangeable


以上からも③『外国商通古と者附』は④清水卯三郎編著『ゑんぎり志ことば』をそっくそのまま利用した節がある。
尤も十分理解して転記したかどうか疑わしい部分も散見された。


次回 :②『外国商通言葉集』下段の「言葉の部」にはどのような経緯があったのか、①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』に掲載の臨場感あふれる商売上のやり取りなどの言葉が欠落している。その部分が本来最も外国商通のやり取りをする最重要の言葉なのだが・・・それらを次回から補足する予定。
挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④清水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
 


外国商通ことば88:下段本文125-129

2012年03月12日 | 文明開化と平仮名英語

 88:下段本文125-129
 

 ②『外国商通言葉集』の下段「言葉つかひ」は全129語、③『外国商通古と者附』の「ことばのぶ」も全129語、①『外国商通古と者つけ』の下段は全107語。 いずれも刊年不明なるも年代順は≪③①⇒②≫の順と見ている。前回から「色彩」にかかわる言葉を取り上げている。

②と③を比較して色の名の配列順もかなり入り乱れている。
色の名には伝統の独特の古称もあって奥深い。色の英語読みには特に悩まされた

今回は従前の例に倣って②の順を尊重して125行から129行としたが、③においては②で取り上げてない色が散見されたことから②の125から129までの5語及びについて調べることと③の54-55-52を追加した。


 125行目:日本語②③≪きいろ黄色その英語読み②≪ゑるろう≫には驚いた。英語綴りはyellowなのだが難しい・・・③は≪志(じ)ゑろん≫とあるからさらに難しい

④『ゑんぎり志ことば』で≪きいろ ジェロウ≫とあるところから出だしが難しかったのであろう。

 ⑤『新撰英語実用便』⑤-2『英語手引草 扱言編』には≪ きいろ エルロウ⑥『改正増補英語箋』には≪黄 キ yellowr エルロウ ≫・・・でほぼ同じだ。「ye-の読み」に手こずったようすが窺える。
 


126行目:日本語②≪もへぎ≫英語読み②ぐりいん≫ と読むことができそう。英語綴り green
④『ゑんぎり志ことば』≪みどり グレーン⑤『新撰英語実用便』⑤-2『英語手引草 扱言編』には萌黄 もへき グリイン

⑥『改正増補英語箋』≪緑 モヘギ green ギリーン≫この読みだと何か違った色のように聞こえるが・・・
 
萌黄もへぎ≫吉岡幸雄著『日本の色辞典』によれば「新緑の萌え出る草木の緑、冴えた黄緑色をいう。」とあり、≪萌黄色≫は平安時代から用いられた色名で、黄緑色は若向きの色ということだ。諸外国の単純な名称と違って、風情があるというか、独特の味わいがある、奥が深い。色見本をお見せ出来ないのが残念。


127行目:日本語②≪むらさき≫英語読み者(ぱ)ーぷる
⑤『新撰英語実用便』、⑤-2『英語手引草 扱言編』には≪紫 むらさき パープル≫でかなりわかりやすい。それが ⑥『改正増補英語箋』では≪紫ムラサキ purple ポルプル≫とある。ポルプルには驚いた。≪rを響かせた≫のであろう。

 

128行目:日本語②≪古(こ)ん≫英語読み
だーくぶりう≫英語綴り dark blue あまり迷うことはなさそうだ。
⑤-2『英語手引草 扱言編』には
紺 古(こ)ん ダークブリウ

⑥『改正増補英語箋』≪紺 コン dark blue ダークブリュー
 

129行目:日本語②≪ちゃいろ≫③≪春(す)ゝたけいろ)≫英語読み②
ぶろうん≫③≪ぶろん≫このよう見ると、③と次に予定している④の英語読みは同じだ。以前から③は④の影響を強く受けているとみていたが、益々その感を深くする。前出の吉岡幸雄著『日本の色辞典』によれば「煤竹色」のところに「煤竹茶ともいい、竹を囲炉裏のある部屋の天井近くに置き、煙で煤けさせたような暗い茶褐色をさす。」とあった。色見本をお見せできないが、この説明で十分想像できそうだ。
④『ゑんぎり志ことば』≪すすたけいろ ブロン≫⑤『新撰英語実用便』⑤-2『英語手引草 扱言編』には
茶色ちゃいろ ブロウン
⑥『改正増補英語箋』≪
花褐色チャイロ brown  ブローン
英語綴り brown。
 
以上で②の129まで辿り着いた。

以下は②に見当たらない③のみに掲載の色名称。
③の54行目:日本語≪
ねづミ≫その英語読み≪ぐれ≫英語綴り greyであろう。
③の55行目:日本語≪
可(か)者(ば)いろ≫英語読み≪おるれんじ≫が面白い 英語綴り orange に違いない。
③の52行目:日本語≪
水いろ≫英語読み≪ぶろいん
≫と読んでみたが、つながらない。ここで立ち往生!見当がつかない。お手上げだ。


次回 :以上で②『外国商通言葉集』下段の「言葉の部」を中心に調べてきた。しかし、②の「言葉の部」にはどのような経緯があったのか、①『外国商通ことばつけ』や③『外国商通古と者附』に掲載の臨場感あふれる商売上のやり取りなどの言葉が欠落している。その部分が本来最も外国商通のやり取りをする最重要の言葉なのだが・・・それを数回に分けて補足したい。

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④志水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
   ⑤尾嵜冨老『新撰英語実用便』明治11年(1878)神奈川県立図書館所蔵
     ⑤-2尾嵜冨五郎蔵板『英語手引草 扱言編』(刊年不明)神奈川県立図書館所蔵
     ⑥石橋正方『改正増補英語箋』明治5年(1872)早稲田大学図書館所蔵
      


外国商通ことば87: 下段本文120-124

2012年03月05日 | 文明開化と平仮名英語

 87:下段本文120-124
 

 ②『外国商通言葉集』の下段「言葉つかひ」は全129語、③『外国商通古と者附』の「ことばのぶ」も全129語、①『外国商通古と者つけ』の下段は全107語。 いずれも刊年不明なるも年代順は≪③①⇒②≫の順と見ている。今回から「色、色彩」にかかわる言葉を取り上げることに・・・

従前の例に倣って②の順を尊重して120行から124行とする。この②の120から124までの順の色の名が③では57-49-48-53-51とかなり配列順が入り乱れている。

②を基準にして、進めてきたが、近いうちに②に掲載なくて①③にのみ掲載された言葉を取りまとめることを予定しているのだが・・・今からその配列に頭を痛めている。

今回は②の120から124までの5語について調べることに・・・

120行目:日本語②≪いろどり彩色その英語読み②≪からーあ≫語尾の「あ」が気がかりなのだが、面白い。英語綴り color,colour を想定してのことであろう。③の≪いろいろ≫には≪ふありおす≫とある。これは、
④『ゑんぎり志ことば』で色を取り上げた終わりに≪いろいろ≫とあり≪ ファーリオス≫とあるのと同じで、色ではなく種々の various のことらしい。紛らわしい。

『新撰英語実用便』には≪染色 そめいろ カラーア≫そめいろとは成程と感心。英語読みの「カラーア」も面白い。⑥『改正増補英語箋』には≪色イロ colour コルヲル ≫・・・「コルヲル」も異色だ。相変わらず「語尾のル」が気懸り。
 
⑦『和英語林集成』p143には≪IRODORI,-ru,-
tta,イロドル,彩, t.v. To paint with a variety of colors.・・・ ≫と例文つきの詳しい説明がある。

121行目:日本語②≪志(し)ろ≫③≪志(し)ろき≫①≪≫英語読み②王(わ)いと≫ ③≪不(ふ)あいど≫①≪不(ふ)あゐと≫試に英語読みを口ずさんで見ると・・・先人の苦心の読みの跡をたどることができそうだ。英語綴り white
④『ゑんぎり志ことば』≪志(し)ろき ホアイト ホイト⑤『新撰英語実用便』には白 しろ ワイト

⑥『改正増補英語箋』≪白シロ white ホウァイト
 
⑦『和英語林集成』p413には≪SHIROI,-KI,シロイ, 白, a. White. -kuroi ga wakaranu, can't distinguish bsetween white and black. -hana, a white flower.≫分かりやすい例文がありがたい。

122行目:日本語②≪くろ≫③≪くろき≫①≪≫英語読み①②③とも足並み揃えて≪ぶれつき
④『ゑんぎり志ことば』≪くろき ブレッキ⑤『新撰英語実用便』には
 
黒 くろ ブレッキ≫⑥『改正増補英語箋』≪黒クロ black ブレッキ 


⑦『和英語林集成』p242には≪KURO,クロ,黒,Black, (used only in comp. words.)≫ つまり合成語に使用とあって、続けて
KUROI,-KI,クロイ,黒,a. Black.,Iro ga kuroi, the color is black..・・・≫その他、最後に≪Kurogozarimas, it is black.≫のような例文もあって面白い。


123行目:日本語②≪あか≫③≪あ可(か)≫英語読み②③≪れっと≫英語綴り red
④『ゑんぎり志ことば』≪あ可(か)き レッド≫⑤『新撰英語実用便』には赤 あ可(か) レット
⑥『改正増補英語箋』≪赤アカ red レッド
 
⑦『和英語林集成』p6には≪AKA,アカ,赤, Red, used only in compounds.≫合成語に使用とあって更に≪AKAI,-KI,アカイ,赤, a.Red.Akaikimono, red clothes.  Hana ga akai, the flower is red. Akai iro, red color.

124行目:日本語②≪あを≫③≪あをき)≫英語読み②
ぶりう≫③≪ぶりゆ≫英語綴り blue
④『ゑんぎり志ことば』≪あをき ブリュー≫⑤『新撰英語実用便』には青 あを ブリウ
⑥『改正増補英語箋』≪
 アヲ blue ブリュー≫これだと青色がイメージできそうにない。
 
⑦『和英語林集成』p12には≪AOI,アヲ,青, a. Light green orsky blue, used only in compounds.≫合成語として使用とあって、次に≪AOI,or AOKI,アヲイ,青, a. Light green or blue; green,unripe, immature, inexperienced. Aoi budo green grapes. Aoi koto wo iu, to say something silly.≫と例示が続く、最後に「青いことを云う」の例示まであるのに驚いた。この例示が効いている。

次回 88:125-129

挿図
   ①佐野屋冨五郎『外国商通古と者つけ』(刊年不明)手持ち原葉、一枚もの
   ②佐野屋冨五郎『外国商通言葉集』(刊年不明)横浜市中央図書館所蔵、折本
   ③佐野屋冨五郎『外国商通古と者附』(刊年不明)神田外語大学付属図書館所蔵、折本
   ④志水卯三郎『ゑんぎり志ことば』万延元年(1860)早稲田大学図書館所蔵
   ⑤尾嵜冨老『新撰英語実用便』明治11年(1878)神奈川県立図書館所蔵
     ⑤-2尾嵜冨五郎蔵板『英語手引草 扱言編』(刊年不明)神奈川県立図書館所蔵
     ⑥石橋正方『改正増補英語箋』明治5年(1872)早稲田大学図書館所蔵
     ⑦J.C.Hepburn『和英語林集成』慶応3年(1867)明治学院大学図書館所蔵