その3:「ラリルレロ」の「ル」について<たて筋のあるルの文字>は、「ル」とはっきり云わないで<ほのかにいふべし>として例示に数字の四をとりあげ<フォール>から<フオー>(four)、昨日は<イステルデイ>から<イステーデイ>(yesterday)を示している。これで伝来の語尾ルという呪縛から脱出できそうだ。
更に、ことばによって<アヤワ>と云うとして例示に火をとりあげ<ハイル>から<ハイヤ>(fire)、昨日は<イステルデイ>から<イスタデイ>として<タはテアのつめこえ>、更にひよりは<ウエーゾル>を<ワザ>(weather)<ザはゾアのつめこえ>として分解している。尾崎冨五郎の云う[6(2)、6(3)参照]のびちゞみのちゞみの手のうちを見るような気がしてならない。
また<きみ君シル>を<シヤー>(Sir)。例示のものはかなり難解だ。何回かトライしてみよう。
「ル」以外の「ラリレロ」もたて筋のあるものは、同様であることを示している。