ただ撮り続ける/叶悠眞

「誰でも知っている季節・土地」をただ撮り続けたい。

紅葉を求めて(福島県いわき市田人町)18

2009-11-27 01:58:20 | 福島県/紅葉/桜景色
「野良仕事」

無農薬野菜の手入れ作業中の御婆さんと会った。
少しお話を聞いた。
今年の紅葉は鮮やかでないと云う。
畑の脇に甘柿の木が沢山、実を付けていた。
「ゴマが入っている柿を千切るんだよ」
私は、百姓のせがれの身である。
一口かじった・・・。
「渋かった!」
ニヤニヤと笑っていた。
「野菜をもっていけ」と
大きな大根2本と大きな白菜を頂いた。

※4×5inch現像したポジフィルムからスキャして取り込んだ画像です。
加工なし。





紅葉を求めて(福島県いわき市田人町)17

2009-11-26 01:01:02 | 福島県/紅葉/桜景色
『渋柿』
25日夕方、本撮影地での4×5inchポジの現像が出来上がった。
デジタルでは表現できない細かな描写だ。
ルーペで画像の隅々までチェックしていると柿にへばり付いた蟻までが描写されていた。
そんな訳で最近、デジタル画像撮影が極端に減っている。
大判カメラと出会い写真の真髄を覗いてしまった様だ。

全倍サイズでプリント、額縁業者委託で一画像60.000円となる。
30枚掲示で180万の経費。
写真展は、何だかんだで280万の経費となる。
写真は、高い代物です。

日本を代表する写真家の集まる忘年会に本日も誘われた。
道楽モンと職業写真家では、話もあうまい。
まして酒が飲めない闘病中の身では、話も弾みもしない。

世の職業カメラ氏は、デジタルへ移行している。
足立の道楽男は、時代に逆行して4×5inchポジフィルムにこだわる。

紅葉を求めて(福島県いわき市田人町)10

2009-11-19 00:55:03 | 福島県/紅葉/桜景色
田人地区は、「柿」「イチョウ(ぎんなん)」のの畑が多く見られます。
しかし農家の高齢化により柿の収穫が出来てない。
イノシシはそこらじゅうに出没する。
撮影中にも丸々と太った4匹のイノシシが現れた。

紅葉を求めて(福島県いわき市田人町)9

2009-11-17 23:57:56 | 福島県/紅葉/桜景色
『秋競演』

今回は、秋の代表果実「柿」画像もテーマの一つ。
偶然に探しあてたポイント地。
撮影時は冷たい雨が降る最悪のコンディション。
同カットで大判カメラでフイルムを12枚撮った。
絞り値がF22.6とF45.6だ。
フィルム画像が楽しみだ。

紅葉を求めて(福島県いわき市田人町)8

2009-11-17 20:24:41 | 福島県/紅葉/桜景色
17日未明から冷たい雨が続いた。
午前5時半に宿を出た。

雨の紅葉撮影は辛いが出来上がりは納得する。
特に大判カメラにとっては雨は大敵である。
カメラ専用(特注)傘差して撮影に挑む。
カメラが濡れない様に神経を使う。
自身は雨具着用でも、ずぶ濡れの状態である。
かじかむ指先がたまに痙攣を起こす。
それでも撮る。
苦労した作品は、それなりの気持ちがこもった作品となる。
案内してくれる地元の親父さんは、車内で待機して呆れている。
それでも「ゆっくり、やれ!」と声をかけてくれる。