気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

ズースレゼルヴ

2011-07-31 08:43:35 | 日記
ズースレゼルヴ、ドイツで採用されている甘口ワインの製造法の一つです。発酵前に果汁の一部を別途保存しておき、発酵完了後に(酵母の働きを止めてから)再びワインに戻す。こうする事でワインの最終的な糖度を上げるとともに、アルコール度数を低下させます。
そのため、ズースレゼルヴを行ったワインのアルコール度数は一般に15度を越えません。最初に果汁を取り分けておくので、醸造家は酵母が全ての糖を使い切ってしまわぬよう発酵停止のタイミングを計る必要がありません。また発酵の途中停止には通常亜硫酸塩が用いられますが、人為的に止めなくて済むこの方法では亜硫酸塩の使用量を低減することができます。
ズースレゼルヴはドイツ以外にも、ニュージーランドなどドイツの製法を踏襲した国で行われています。実は、日本の甘口ワインの中にもズースレゼルヴを行っているものがあるそうです。井筒ワインなんかにはそれがあります。



で今日の一本はクレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット NV ドメーヌ・ヴォアリックです。

厳しい条件をくぐり抜けてやっと名乗れる高級スパークリングの証、クレマン・ド・ブルゴーニュらしいです。飲むのが楽しみ!


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アイスワイン ~ 甘口ワイン2

2011-07-30 07:44:54 | 日記
アイスワインでは、氷結したブドウから造られるワインです。こんな定義なので、主な国や地域圏のワイン法では、アイスワイン用のブドウを収穫する際の気温は -7℃ を下回るべき旨を定めています。この温度ではブドウ果実に含まれる水分は凍結しますが、氷晶の成長と共に糖やその他の溶質が未凍結の部分に追い込まれ、成分が濃縮されます。
こうして凍結したブドウから搾汁すると濃縮された果汁が得られ、高糖度の環境に適応した特殊な酵母による長時間の発酵を経てアイスワインができます。アイスワインは非常に甘いながらも酸味との均整に秀でるのが大きな特徴です。アイスワインは製造に向けられるブドウの収穫量が非常に少なく、また製造量や可否が気候条件に依る部分が大きいので、一般に安価なものは少ないです。
こうした、アイスワインの製造には氷点下の環境でも結実した房が落ちない物理的に頑健な品種が向いていて、その最たるものがリースリングという品種です。最も有名なアイスワインはドイツの "Eiswein" で、これ以外にも、、アメリカ、オーストリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、スロベニア、ハンガリー、オーストラリア、フランス、ニュージーランドなど、気候条件の適合する各国で少量ながら生産されています。

甘口なんで、kotaroはあんまり飲みませんが・・・・

で今日の一本はエニーラシリーズのラスト!エニーラ2007です。

この間飲んだ2006とレゼルバ、イージーとの比較ではコストCPは一番かも知れません。味の濃さとか、ワインの重さというか重厚さはレゼルバかな?と思いますが、2006との差は本当によくわかりません。
また、買おう!楽天で2000円前後

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貴腐ワイン ~ 甘口ワイン①

2011-07-29 07:36:46 | 日記
貴腐ワインの貴腐は、白ワイン用品種のブドウにおいて、果皮がボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea) という菌(カビ)に感染することによって糖度が高まり、芳香を帯びる現象です。 貴腐化したブドウを「貴腐ブドウ」と呼び、それを用いて造られた極甘口のワインが「貴腐ワイン」と称されます。
これらは、デザートワインや食前酒として多く飲まれてます。「貴腐」とは、貴腐ブドウの腐敗したかに見える外見からは想像しがたい芳香と風味からそのように呼ばれているもので、ハンガリー語でネメシ ロトゥハダーシュ(nemesrothadas)、フランス語でプリテュール ノブル (pourriture noble)、ドイツ語ではエーデルフォイレ (Edelfaule) と言い、いずれも「高貴なる腐敗」を意味しています。
言葉だけで言ったら飲みたくない気もしますね。で、日本語の「貴腐」は本当にその直訳です。

ちなみに、貴腐ワインは、極甘口(ごくあまくち)、濃厚でコクと旨味のある、芳香豊かなワインです。貴腐ぶどうを使ったワイン造りが最も盛んに行われているのが、
 ドイツのライン地方とモーゼル地方(主にリースリング種)
 フランスのボルドー地方ソーテルヌ地区(セミヨン種、ソーヴィニヨン・ブラン種)
 ハンガリーのトカイ地方(主にフルミント種)などです。
 
 ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、フランスのソーテルヌ、ハンガリーのトカイは、世界三大貴腐ワインと呼ばれています。

で、今日の一本はまたまた、エニーラの最高峰!レゼルバです。

普通のエニーラも旨いですが、こちらの香りも味もなかなかのもんです。三千円以下ならあり得ない味かもしれません。楽天で3000円前後


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ブルガリアワイン ~エニーラは最高だね~

2011-07-28 07:54:47 | 日記
kotaro的にも、ブルガリアと言えばやっぱり、ヨーグルト!。ですが、以外な事実があります。
実はこの国、トラキアと呼ばれていた三千年前、それ以前からワイン造りが行われていた、世界最古のワイン産地の一つだそう。旧ソ連の解体から、この国のワインを取り巻く事情が大きく変化してきました。
ブルガリアでは、1950年代にロシアへの輸出用にカベルネ・ソーヴィニヨンなどの品種が植えられ、今では瓶詰めワインに限ればフランスに次いで、世界第二位の輸出量だそうで、長い間イスラム教の影響下にあったせいか、国内での消費は少なく、総生産量の90%が輸出されています。
ワイン法的には78年に原産地呼称法を導入、85年に改正され、現在27のコントロリラン(原産地呼称)があります。

では、どんな会社があるのかな?と言うと


ドメーヌ・ボイヤール
 91年、約50年ぶりに出来た民間のワイン企業。10のワイナリーを傘下に収める最大の民間企業です。
 質の高いブルガリア・ワインを甦らせたとして、ラベルにブルガリア王室シメオン2世の紋章を付することを認められた唯一のワイナリー。(輸入元:メルシャン、シャルドネ&アリゴテのみ興南物産)

ヴィニンペックス社
 89年の民主化以前は、ブルガリアでのアルコール類の専売公社。首都ソフィアにあり、民営化の進む中、今でも約50%のシェアを持つ会社です。ここのワインのブランド名「セイント・トリフォン」とは、ブルガリアのワインの守り神「聖トレフォン」の意味。

そしてkotaroのお気に入り。

ベッサ・ヴァレー社
ブルガリアの首都ソフィアから南東に約135km離れたパザルジク州で265haの畑が購入され2001年に設立されました。
このワイナリーに投資を行なったのはサンテミリオンのラ・モンドットやシャトー・カノン・ラ・ ガフリエールを始めデギュイユ、ペイロー等を所有する欧州一の名門―ハプスブルク家の末裔ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵 です。ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵は85年にサンテミリオンに移り住みラ・モンドットやカノン・ラ・ガフリエールを購入後短期間で世界最高レベルにまで品質を引き上げた事で知られ、また、今や天才醸造家として呼び名の高いステファン・ドゥルノンクールの才能をいち早く見出し1996年に醸造責任者に起用した事でも知られます。

ということで、本日の一本は当然エニーラの一番手!

軽い感じはしますが、エニーラの特徴である、香りも充分にあります。お買い得感かなり有!です。楽天で1480円程度



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ポルトガルワイン ~ ポートワインってポルトガルだったんだ

2011-07-27 08:36:08 | 日記
ポルトガルは、ヨーロッパでも最も長いワイン生産の歴史を持つ国の一つです。ポルトガルには、今から2,000年以上前にフェニキア人やカルタゴ人たちによって、ワイン文化が伝えられました。
現在のポルトガルの南半分にあたる地域に位置した古代ローマの属州ルシタニアの名はワインと饗宴の神バックスの息子または従者とされるルスス(Lusus)に由来するとされ、ローマ帝国の時代にはローマへワインを輸出していました。
有名なのは、下記の2種類かな?
ヴィーニョ・ヴェルデ(vinho verde)は、ポルトガルの西北端の大西洋に面するミーニョ地方で作られるワインで、弱発泡性で酸味がやや強く、フレッシュでさっぱりしたワインで、若飲み用です。
ヴィーニョ・ド・ポルト(vinho do Porto)またはポートワインとは、ドウロ川上流で栽培されたブドウを原料としたワインで、醗酵の途中でブランデーを加えて醗酵を止めたものです。アルコール度数は高めで、とても甘口で有名ですね

で今日の一本は、kotaroが飲んだ中で至上最高の高いワイン。パヴィヨン・ルージュ。シャトーマルゴーのセカンドです。

味も良いですが、香りが「なといっても素晴らしい。デキャンタ効果もかなりあり、時間とともにsの美味しさがずーっと楽しめます。高いだけあるなぁ。

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