気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・グレッポ

2013-04-19 05:54:16 | 日記
このブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・グレッポは、
ビオンディ・サンティが所有している3つの畑のうち最も古い畑。
熟成には伝統的な製法を守り、スロヴェニアンオークの樽で3年半熟成させています。

同じ畑から造られる2006年リゼルヴァも、
ガンベロ・ロッソ誌2013年版にて、トレ・ビッキエリを獲得しており、
この畑の高いポテンシャルを証明しています。

2006年ヴィンテージのトスカーナは"傑出した優良年"!
パーカーポイントのヴィンテージチャートでは、
当たり年の2004年の95点を超える、96点を獲得するほど
素晴らしいヴィンテージです。
また、モンタルチーノ地区でも
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ生産者組合の公式評価で5つ星(最高評価)を獲得するなど、
2006年トスカーナは、買って間違いなしの偉大な年となっています。

木イチゴ、プラムやラズベリーなどに加えて
カラメルやチョコ、スパイスなどが絡む豊かな香りが、フローラルな香りをまとい
まるで香水のように変化する、複雑で妖艶なスタイル。
味わいは豊かで深く、タンニンが綺麗に溶け込み、
凝縮感がありながらも実にエレガントです。
卓越した味わいは、どの要素を取り出しても最高の出来栄えです。


ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

バローロ ダグロミス

2013-04-18 05:53:03 | 日記
このダグロミスはガヤ社がバローロ地区に持つ、
「コンテイザ」が造られるラ・モッラと「スペルス」が造られるセッラルンガの
2つの畑のブドウから造られており、
ガヤ唯一のD.O.C.Gバローロを名乗るワインです。

ガヤのラインナップの中でも最上級に位置する、
単一畑の「コンテイザ」と「スペルス」は、
実質的にはD.O.C.Gバローロですが、
あえてD.O.C.ランゲを名乗っています。
そのため、このダグロミスがただひとつのバローロという訳です。

ダグロミスという名前の「ダ」は、英語のFromを意味する言葉。
つまり、この畑はもともとグロミス家が所有していた区画であることを意味しています。
以前はこのワインもグロミスと呼ばれていました。

偉大な2つの畑はどちらも、石灰質、粘土質、泥土質の土壌。
ラ・モッラの持つ砂質で柔らかい土壌は、ワインに
エレガントでソフトなタンニンとリッチな花の香りを与えます。
もう一方のセッラルンガという畑は、ラ・モッラより150m高い場所にあり、
面積が小さく粘土質で冷たい土壌。
ワインに 引き締ったボディと酸を与えます。

見事にラ・モッラとセッラルンガ、二つの偉大なバローロの
テロワールが表現されているのが、このダグロミス・バローロです。

醸造過程では、果皮と共にステンレスタンクで3週間かけて発酵を行い、
12ケ月間バリックで熟成させ、その後更にスラボニア産のオークの大樽で12ケ月間熟成します。

そうして出来上がったワインは、豊かで花のニュアンスのあるベリー系のアロマ、
豊潤で柔らかな口当たりとバランスの取れた、堅固なストラクチャーを持っています。
他のガヤのワインと同様、長期熟成に適した力強さがあります。




ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

カステッロ・ディ・アマ ロザート

2013-04-17 05:51:50 | 日記
最高品質のキャンティ・クラシコで有名な、カステッロ・ディ・アマ。

そのカステッロ・ディ・アマは、キャンティ・クラシコの他に
ピノ・ネロ(=ピノ・ノワール)を用いて造られるイル・キウーゾや
シャルドネ、ピノ・グリージョ等をブレンドして造られるアル・ポッジョなど
様々なキュヴェを仕立てています。
この「ロザート」は、久しぶりに入荷してきたロゼワインです!

サンジョヴェーゼとカナイオーロを用いて造られており、
シンプルなキャンティ・クラシコのようなブレンドで、
溌剌とした酸を持っています。
色調は赤に近い濃い目のピンク。
ストロベリー、チェリーなどの赤系果実のフルーティーな香りがチャーミング。
キャンティ・クラシコの造り手らしく、ロゼにもしっかりとした酸と
程良いタンニンが溶け込み、きれいに調和しています。



ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

フランチャコルタ・グラン・キュヴェ・サテン

2013-04-16 05:50:37 | 日記
味わいは、繊細で他のスパークリングとは一線を画す泡の質感。
ワインとしてクオリティの高いキュヴェだから熟成後も美味。
ベラヴィスタが目標に掲げる「完璧な調和」という言葉に思わず
納得の非常にバランスに優れた仕上がりで、
フランスのシャンパーニュにも劣らない最高級スパークリングワインです。


シャルドネ100%をベラヴィスタ流の解釈で仕立てたサテン。
「全ての女性に捧げたい」と造り始めたワインで、
サテンのように滑らかなタッチを持つことからこの名が付きました。

所有畑の中でも特に樹齢が高い、南側斜面の優良畑から、
収穫されるシャルドネを100%使用した、いわば「ブラン・ド・ブラン」。
さらに醸造方法で特筆すべきは、バリックを用い樽熟成させていること。
そのために、甘さのある独特な風味を感じることができます。

ピーチやヘーゼルナッツ、蜂蜜のアロマが印象的。
バブルはクリーミーで繊細。
また、上物のブラン・ド・ブラン(シャンパーニュ)に共通する、
「ムルソーかバタール・モンラシェを飲んでいるかのような感覚」が
このワインにもあります。


ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

バルバレスコ

2013-04-15 05:49:29 | 日記
アンティノリは、はるか14世紀よりワイン史に足跡を残す
トスカーナ州フィレンツェの偉大な名門メーカーです。

その歴史は1385年、ジョバンニ=ディ・ピエロ・アンティノリが
フィレンツェのワインギルドに加盟したことに始まります。

この組合の統合理念は家族経営によるワイン造りと、その価値や伝統を長きに渡って守ること。
アンティノリもまた、創業より家族経営を貫き、26代目現当主ピエロ・アンティノリ侯爵と
3人の愛娘によってファミリーの想いが受け継がれています。

名門と呼ばれるアンティノリの名声を築いた彼らのフラッグシップワイン、
「ティニャネロ」と「ソライア」はイタリアワインの歴史を変えた、
スーパータスカンの先駆けとして知られています。

こちらのプルノットはアルプスの山々に囲まれたイタリア屈指のワイン産地、
ピエモンテ州アルバに本拠地を置く老舗のワイナリー。
1989年からアンティノリが運営しています。

第一次世界大戦後、運営の苦しかった
ランゲ・ワイン協同組合(Vini Delle Langhe)をアルフレッド・プルノット氏が
1923年に買い取ったことから、プルノットの歴史は始まります。
アルフレッド・プルノット氏は、経営者としてだけではなく醸造家としても手腕を発揮し、
当時の世界市場でピエモンテのワインと言えばプルノット!と言われたほど。

30年以上に渡りプルノットを守ってきたアルフレッド氏でしたが、1956年に勇退。
友人である醸造家のペッペ・コッラ氏に譲渡しました。
ペッペ・コッラ氏は弟のティノ・コッラ氏の協力を得て、プルノットの品質を保ちながら
アルフレッドの意思を継ぎ、名前もプルノットのままで運営しました。

そして1989年プルノットはコッラ兄弟から、当時から販売協力関係にもあった
アンティノリ社に引き継がれます。
実際の醸造などは1995年頃までコッラ兄弟が関与していたとのことですが、
アンティノリとしても、買収はしたものの文化や歴史をすぐに変えることなく、
アルフレッド氏やコッラ兄弟の意思を受け継ぎワイン造りを行ってきました。

プルノットは、ランゲ・ワイン協同組合がその元であることからもわかる通り、
設立当初から長らく、農家から買い入れたブドウでワイン造りを行ってきました。
アンティノリが所有者となり、1990年にブッシアの畑を購入。
その後もバルバレスコ地区の畑などを買い増したり、
醸造に関してもそれまでよりは小さい500リットルサイズの樽も使うようになったりと、
多大な投資により技術の改革が行われています。



ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村