気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

サッシカイア

2013-01-31 05:46:45 | 日記
言わずと知れたイタリアを代表するワイン、サッシカイアは
カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランのブレンドによる
ボルドースタイルながら、トスカーナの明るいテロワールを
感じさせる個性的なワインです。

最新ヴィンテージの2009年は
この度2013年の『ガンベロ・ロッソ ヴィニディタリア』にて、
最優秀赤ワインを受賞しました!
これは2,350生産者の20,000本のワインの中で1位という栄誉です!

このボルドーブレンドによる高品質なワインはトスカーナを超えた
「スーパートスカーナ(=スーパータスカン)」と呼ばれ、
世界的なブームを引き起こしました。
ちなみに「SASSICAIA」の「~AIA」は「~のある場所」という意味で、
今やとても有名になった「ソライア(太陽のある場所)」や
「オルネライア(オルネーという樹のある場所)」といったワインも
サッシカイアの成功にあやかって名付けられたのだそうです。

サッシカイアの目指すスタイルは旧き良きボルドー。
確かにボルドーのグラン・ヴァンのような威風堂々としたスタイルと
味わいですが、そこはやはりイタリアの血が流れているからでしょうか。
どことなくフレンドリーでナチュラルさもあります。

例えば、ボルドーのワインにはリリース直後は旨みが
堅過ぎるタンニンによって隠されているものもありますが、
サッシカイアはスムースでキメ細やかなタンニンに、
最初から旨みが溶けだしています。
それもサッシカイアのモットーが「フィネス、バランス、酸」と聞けば納得。

2009年ヴィンテージは濃いルビー色に干しブドウのアロマ。
そして新樽とフレッシュハーブの香りにスパイスのニュアンス。
飲みごたえのあるタンニンに果実の凝縮感溢れる味わい。
そして、長期熟成にも耐えうるポテンシャルの高さを感じます。



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バタール・モンラッシェ

2013-01-30 05:53:24 | 日記
“ル・モンラッシェ”の有名な造り手は?と、尋ねられたら
ほとんどの人が“ブラン・ガニャール”と答えるほど、
高名なシャサーニュ・モンラッシェの生産者、ブラン・ガニャール。

本物のブルゴーニュを味わいたい人に手にとっていただきたい
ワイン通の期待を裏切らない造り手です。

ドメーヌ・ブラン・ガニャールはジャン・マルク・ブラン氏と、
ブルゴーニュの有名なガニャール一族の本筋、
ドメーヌ・ガニャール・ド・ラグランジュの
娘クローディーヌが結婚したことにより誕生しました。

こだわりの醸造、木樽での長期熟成などはもちろんのこと
ブドウ栽培において特筆すべきは、その収穫時期。

近年の温暖化に伴い、ブドウが早くから完熟し、
シャルドネの魅力である繊細でシャープな酸味が落ちやすくなっている昨今、
ブラン・ガニャールでは少し早目の収穫を心掛けています。

一度落ちてしまった酸は取り戻す事ができません。
わざと早目に収穫したブドウを使用することで
自然な酸を蓄えた、健全なワインに仕上げるという、
ジャン・マルク氏のこだわりがワインにしっかりと表れています。


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シャトー・ベレール・グラン・クリュ・クラッセ

2013-01-29 05:52:02 | 日記
19世紀からすでに高い評価を得ていた名門シャトー、ベレール。
その歴史は、ボルドーを含むフランス南西部がギュイエンヌと呼ばれ、
イギリスの統治下にあった14世紀にまで遡ることができます。
恐らくサンテミリオン地区で最も古い歴史を持つ由緒あるシャトーであり、
ワインの品質の高さは同地区でも常にトップクラスを誇ってきました。

1954年にサンテミリオンの格付けが行われた時から、1級の称号を保ち続けている名門。
ボルドーワインで著名なベルナール・ジネステ氏が、
「サン・テミリオンの丘陵斜面にあるラフィット・ロスチャイルド」
と称えたほど、その実力はよく知られています。

1916年にエドワード・デュボワ・シャロン氏がシャトーを購入した際、ベレールの名前が付けられました。
彼はその後、結婚した夫人がオーゾンヌの所有者となるため、
この結果としてどちらをも所有することになります。
元々は、あのオーゾンヌと同様に経営されていたというわけなのです。

ベレールで秀逸なのはやはりそのテロワール。
サンテミリオンの最も高い標高している畑は、サンテミリオン格付け1級Aに格付けされている
シュヴァル・ブラン、オーゾンヌに挟まれた絶好の立地。
この部分の土壌は、下層に粘土質石灰岩があり、表土は砂・粘土が混じった層というものです。

ベレールのワイン造りの特徴は、作業工程の随所に他にはないユニークな方法が取り入れられている点。
月の満ち欠けなどを参考した「ビオディナミ」という農法と、 減農薬栽培法の「リュット・レゾネ」、
この中間に当たる「エコディナミ」という新しい栽培方法を取り入れていること、
ルモンタージュと呼ばれる発酵中のワインの循環をポンプをではなく重力のみで行っていることなどです。



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シャトー・クロック・ミショット

2013-01-28 05:50:42 | 日記
ペトリュスやシュヴァル・ブランの400m隣で生みだされるシャトー・クロック・ミショット。
畑はサンテミリオンの砂利(グラーヴ)地区にありポムロールと境を接し、
あの有名なシャトー・ガザンやラ・ドミニクの隣という恵まれた土地にあります。

クロック・ミショットのワインは通常、ヴィンテージから5~6年で飲めるようなものが多く、
10年を超えて成長するものは少ないと言われています。
しかし、この1993年ヴィンテージ、メルロを主体とするワインには大変嬉しい年なのです!
1993年ボルドー地方では、1年の半分近くが雨という天候に恵まれない多湿気候の年でした。
遅熟のカベルネソーヴィニョンがやや薄味なのに対して、
早熟のメルロは深みのある色と余韻の長さを持つリッチな味わいに仕上がっています。

ブラックチェリー、ブラックベリーを少し煮詰めたようなアロマ。
そして 完熟したオリーヴ、黒コショウの香りが鼻に抜けます。
口に含むと、旨みと甘味が凝縮されたとてもリッチな味わいが広がります。
ビーフシチューや煮込み料理と合わせるのがお勧めです。


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キスラー・マックレア・ヴィンヤード・シャルドネ

2013-01-27 05:49:18 | 日記
カリフォルニア・ワインの中でも、老舗としての風格を見せるキスラー。
「カリフォルニアのシャルドネ王」という別名を持つ、
オーナーのスティーヴ・キスラー氏と、
助手のマーク・ビクスラー氏により生み出されるシャルドネとピノ・ノワールは、
その品質の高さにおいて、世界レベルの評価を維持し、生産量の少なさから、
市場が常にそのリリースを待ち望むワインです。

キスラー・ヴィンヤーズは1978年に
カリフォルニアのルシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されました。
1977年から1978年の間に、ウォーレン・ダットのダットン・ランチをはじめとした、
いくつかの優れたブドウを買い付け、
1979年にファースト・ヴィンテージをリリースしました。

カリフォルニアにおいて、ブドウの栽培と醸造は分業となっているため、
優れたブドウ畑を買い付けることが、優れたワイン造りの要となります。
キスラーは現在、10カ所以上に120エーカーもの自社畑を所有。
また、自社畑以外からも果実を購入しています。
そして、ブドウの供給源となるブドウ畑名をキュヴェに冠し、
約10近い銘柄のシャルドネとピノ・ノワールをリリースしています。


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