ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「マッチポイント」

2019年10月08日 | ラブロマンス映画
2006年公開の映画の紹介です

監督・脚本はウディ・アレン。
スポーツの映画ではなく、ロンドンが舞台のミステリーっぽいラブ・ロマンス映画です。
主演・出演はジョナサン・リース・マイヤーズ、マシュー・グード、スカーレット・ヨハンソン。


元プロテニス選手のクリスは、引退して会員制のテニススクールの講師の仕事に就きます。
クリスはそこで、新しい会員のトムと気が合い、オペラを鑑賞に行きます。
資産家のトムの家族と合流し、トムの妹のクロエがクリスに一目惚れをしてしまいます。
その後トムの家で、クリスはトムの婚約者・ノラと出会います。
ノラは魅力的な女性で、一瞬でクリスは惹かれてしまうのです。
ある日ノラとクリスは一線を越えますが、知られないままクリスはクロエと結婚し、トムはノラと別れます。
クリスはクロエの父の会社に収まり、順風満帆な生活を送っていました。
ところが、美術館で偶然ノラを見かけ、クリスは追いかけ、何とかノラの電話番号を聞き出してしまうのです。

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この映画は、アカデミー賞で「脚本賞」にノミネートされています。

「テート・モダン美術館」
「超高層ビル30セント・メリー・アクス」
「ロイヤル・オペラ・ハウス」
「ウェストミンスター宮殿」
など、ロンドンの名所が所々に登場します。

題名の『マッチポイント』は、いわずもがな、テニスやバレーボールの試合であと1点をとればゲームの勝敗が決まるという最終局面のこと。
始まりの場面と、終盤に、なにやら関わる場面が出てくるんですねー

ノラ役のスカーレット・ヨハンソンは、ウディ・アレンについて、
「ノラの最初の登場シーンの卓球場面では、私は洋服を3回、髪型を4回変えて、あのシーンを何度も撮り直したわ」
俳優さんも大変ですな。







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「死の谷間」

2019年10月07日 | SF映画
2018年公開の映画の紹介です

監督はクレイグ・ゾベル。
ジャンルはSFのサスペンス映画です。
主演・出演はマーゴット・ロビー、キウェテル・イジョフォー、クリス・パインの3人だけ。


核戦争で文明が崩壊した後の世界。
防護スーツを着たアンは、崩壊した家から物品を選び、自分の家へ運びます。
アンはスーツを脱ぎ、丹念に体を洗います。
飼い犬のファロと獲物を捕りに出かけたアンは、一人の防護スーツの男性を見かけ様子をうかがいます。
男性が安心してスーツを脱いで川に飛び込んだ姿を見て、慌ててアンはすぐ出るように言います。
川は汚染されていて、男性・ジョンは体調を崩しますが、アンが看護して徐々に回復します。
信仰の違いはあれど、次第に2人は打ち解けていきます。
しかしある時ジョンは酒に酔い、アンに嫌な思いをさせてしまうのです。
間もなく、ケイレブという白人男性が訪れ、他の地域の情報を話します。
そして・・ジョンはアンとケイレブに嫉妬し始めるのです。

********************************************************
原作はロバート・C・オブライエンの「死の影の谷間」
エドガー・アラン・ポー賞を受賞しています。

アン役はマーゴット・ロビー。
故郷のオーストラリアで、猟銃の扱いやトラクターの運転などを経験していたことが有利になったとか。
「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」(2018)では、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。






頑張ってます
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「みんなのいえ」

2019年10月07日 | 日本映画
2001年公開の日本映画の紹介です

監督は三谷幸喜。2作目の作品です。
お馴染みのハートフル・コメディ映画です。
主演・出演は、唐沢寿明、田中直樹、八木亜希子、田中邦衛、伊原剛志、野際陽子、清水ミチコ。


放送作家の飯島直介は、妻の民子と新居を建てることを決めます。
民子は設計を同級生の建築デザイナーの柳沢に頼もうと直介に話します。
更に、施工を大工の棟梁である民子の父の長一郎に頼む為、民子は実家に電話をします。
大きな仕事が久しぶりの長一郎は、張り切ります。
出来あがった柳沢のデザインはモダニズム建築を目指す事もあっておしゃれなデザインで、民子と直介は喜びます。
ところが、従来の日本の建築を重んじる長一郎は、内開きの扉をみて笑い飛ばすのです。
「日本でこんな建築見たことねぇ」
更に、期限を重視する長一郎と仲間の大工は注文せずあるもので調達しようとするのです。
ほぼふてくされて諦めきった柳沢は、タイル選びの際、こだわりのものの簡単なイラストを書いて長一郎に渡します。
見てすぐに丸めた長一郎ですが、仲間の大工が広げて見て、ある事に気付くのです。

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オープンセット用空き地に、一軒家を「丸ごと」「実際に」建てるという形で撮影されていたようです。 

他にカメオのような出演で
近藤芳正、田口浩正、遠藤章造、小日向文世、松重豊、中井貴一、布施明、明石家さんま、明石家さんま、戸田恵子、香取慎吾。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます
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「アレキサンダー」

2019年10月06日 | 歴史映画
2005年公開の映画の紹介です

監督はオリヴァー・ストーン。
マケドニア・アレクサンダー大王の生涯を描く長編・歴史映画です。
主演・出演は、コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス、ヴァル・キルマー、ジャレッド・レト、 ロザリオ・ドーソン、ジョナサン・リース=マイヤーズ、クリストファー・プラマー。

プトレマイオス1世は、アレキサンダー大王の生涯の記録を残すため、語り始めました。
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紀元前、およそ300年。
ペルシア帝国が栄えていた頃、片目の王フィリッポスはマケドニアのギリシャ軍を屈服させ、勢力を伸ばしていました。
マケドニア、ペラ。
王妃のオリンピアスは幼い息子のアレキサンダーを溺愛し、力で従わせる王を憎んでいます。
王もオリンピアスを妖女扱いするのでした。
8年後、アレキサンダーは世界地理、体術等、高等な教育などを同年代の少年達と習得していきました。
野心に燃えるフィリッポス王は、ペルシア侵略を計画しています。
ある日、両親と馬の買い付けに来ていたアレキサンダーは、誰も乗ろうとしない暴れ馬に乗る!と言いだします。
アレキサンダーは黒く息が荒い馬に語りかけ、乗って走ります。
「影を怖がっているんだね。それは僕とお前の影だよ」
ブーケファラスと名付けられたその馬は、生涯をアレキサンダーと共に過ごします。
その後、フィリッポス王はアレキサンダーを壁画のある場所に連れて行き、歴代の英雄の話をするのでした。
更に8年後。
19歳のアレキサンダーは、フィリッポス王が別の女性と婚礼を行う事で父と対峙していました。
そうしているうち、フィリッポス王が暗殺される事件が起き、アレキサンダーは王となってしまうのです。

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野蛮なフィリッポス王役はヴァル・キルマー。
一見誰かわからない容姿です。
コメディ映画「トップ・シークレット」(1985)で映画デビューです。
「トップガン」(1986)、「ヒート」(1996)など話題作の出演の他、吹き替えなしの歌声を披露した「ドアーズ」(1991)、「バットマン フォーエヴァー」(1995)などの主演があります。








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「ジャガーノート」

2019年10月06日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1975年公開の映画の紹介です

監督はリチャード・レスター。
爆弾処理班が活躍する、ドッキドキのパニック映画です。
主演・出演は、リチャード・ハリス、オマー・シャリフ、デヴィッド・ヘミングス、アンソニー・ホプキンス。


盛大なセレモニーの後、1200人の乗客を乗せた豪華客船“ブリタニック”号は出航します。
ジョン・マクロード警視は、人々の間から妻と子供たちに手を振り見送ります。
船は北大西洋の半ばに差し掛かると、海は荒れ船は酷く揺れます。
間もなく船主でロンドンにいる専務に、“ジャガーノート”と名乗る男から、ブリタニック号に7つの爆弾を仕掛けたと言う脅迫電話が入りました。
イギリス警察は、イギリス海軍の爆発物処理チームを派遣することを決め、ファロン中佐達はヘリコプターで“ブリタニック”号に降り立ちます。
爆弾は7個のドラム缶に仕込まれ、ファロンは穴をあけて仕組みを把握して行きます。
ファロンは連絡を取りながら、それぞれのドラム缶の爆弾を処理する男たちに解体手順を指示します。
一方マクロード警視は、爆弾設計のプロ46人を容疑者として捜査をすすめ絞り込んでいきます。
しかし・・しかし、巧妙な作りの爆弾で、数個のドラム缶は爆発してしまうのです・・

********************************************
『ジャガーノート』とは、
止めることのできない巨大な力、圧倒的破壊力の意味を持つ単語のようです。
語源は、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の八番目の化身であるクリシュナの異名なんですね。

ファロン役は故・リチャード・ハリス。
「カサンドラ・クロス」(1976)、「オルカ」(1977)、「グラディエーター」(2000)、
「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002)では、ダンブルドア校長でした。






頑張ってますp(^-^)q
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「グッド・タイム」

2019年10月05日 | サスペンス映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はジョシュア&ベニー・サフディ。
クライム・サスペンス映画です。
主演は、一件見ただけでは誰かわからないロバート・パティンソン。


知的障害者のニックは、施設でカウンセリングを受けていました。
ニックが泣き始めた時、兄のコニーが突然入室しニックを連れ去ります。
コニーはニックが必要だと話し、計画していた銀行強盗を決行します。
成功して車に乗った2人でしたが、銀行のカバンに仕掛けがしてあり、赤い染料が噴出してきました。
車は衝突事故を起こし、ニックとコニーは警察に尋問を受けてしまいます。
ところがパニックになったニックはその場から逃げ出し、コニーも後を追います。
しかし、ニックだけが警察に捕まってしまうのです。
刑務所に入ったニックは、囚人達からボコボコにされて怪我をしたと、コニーの耳にも入って来ます。
コニーはニックが運ばれた病院に侵入し、顔じゅう包帯だらけのニックを見つけ、車椅子に乗せて何とか病院の外に連れ出します。
朝まで休める部屋を見つけたコニーでしたが、暴れ始めた病人はニックではなかったのです・・・

***************************************************
コニー役は、演技が絶賛されたロバート・パティンソン。
「トワイライト」(2009)シリーズが有名ですね。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005)、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007)、「ディーン、君がいた瞬間」(2015)の出演があります。

ニック役はベニー・サフディ監督が自ら演じています。

この映画は、カンヌ国際映画祭・コンペティション部門でパルム・ドールにノミネートされています。

2017年のノミネートは他に、

女は二度決断する/監督:ファティ・アキン  
The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ/監督:ソフィア・コッポラ
ロダン カミーユと永遠のアトリエ/監督:ジャック・ドワイヨン
ハッピーエンド/監督:ミヒャエル・ハネケ
光/監督: 河瀬直美
聖なる鹿殺し・キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア/監督:ヨルゴス・ランティモス
2重螺旋の恋人/監督:フランソワ・オゾン
ビューティフル・デイ/監督: リン・ラムジー 
などなど
 
受賞は、
ザ・スクエア 思いやりの聖域/監督:リューベン・オストルンド






「トワイライト」シリーズのロバート、まるで別人

いつもお立ち寄りいただき有難うございます
感謝、感激でございます
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「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」

2019年10月05日 | サスペンス映画
1992年公開の映画の紹介です

監督はデヴィッド・リンチ。
テレビドラマシリーズ『ツイン・ピークス』の前日談となる、ドラマ映画です。
主演・出演は、シェリル・リー、シェリル・リー、レイ・ワイズ、ダナ・アシュブルック、ジェームズ・マーシャル、モイラ・ケリー、カイル・マクラクラン、デヴィッド・ボウイ、キーファー・サザーランド。


ワシントン州の田舎町、ツイン・ピークス。
若い女性の死体が川で発見され、FBIのデズモンドが事件の担当になり町を訪れます。
指に打撲のある死体のテレサは、その後の捜査で指輪が無くなっていることがわかりました。
デズモンドは、テレサが住んでいたトレーナーの近くで指輪を発見するのです・・・
----------------------------------------
その後フィラデルフィアのクーパー捜査官が呼ばれ、オズモンドが捜査中に行方不明になったことを聞き捜査を始めます。
クーパーはオズモンドの車に書かれた文字を見て、事件は繰り返される気がする、と予感をするのです。
----------------------------------------
一年後、学校で人気者の高校生のローラは、朝からコカインを吸い数人の男性と付き合う生活を繰り返していました。
ある日、部屋のタンスの裏に隠してある日記に破かれたページがあり、ローラは半狂乱になります。
ローラは植物学者のハロルドにその事を話し、日記帳を破ったのは“ボブ”だと話すのです。
ハロルドは“ボブ”などいないと話すのですが、ローラは、
「“ボブ”は夜にやってきて、自分の魂まで狙っている」
と泣きながら訴えるのです。

******************************************************
※ ツイン・ピークスは架空の町です。

ローラ役はシェリル・リー。
ドラマシリーズでは、“世界で一番美しい死体”と形容されていました。
「ウィンターズ・ボーン」(2011)、「カフェ・ソサエティ」(2017)などの出演があります。

配役はテレビ版とほぼ同じで、
ドナ役はテレビ版/ララ・フリン・ボイルから、モイラ・ケリーに代っています。

テレビ版には、
デイヴィッド・ドゥカヴニー、ローラ・ダーン、アシュレイ・ジャッド、アマンダ・サイフリッド、ナオミ・ワッツ、トム・サイズモア、ティム・ロス、裕木奈江
などの出演があるんですね

≪ テレビ版 ツイン・ピークス ≫

(1990年-1991年)
【第一部】 「ローラ・パーマー事件」 (1st 第1話 - 2nd 第9話)
【第二部】 「クーパーの危機」 (2nd 第10話 - 2nd 第13話)
【第三部】 「ブラック・ロッジの秘密」 (2nd 第14話 - 最終話)

(2017年)
シーズン3 The Return






かなり有名なジャケット

頑張ってます
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「ルージュの手紙」

2019年10月04日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2017年公開の映画の紹介です。

監督はマルタン・プロボ 。
フランスのドラマ映画です。
主演・出演はカトリーヌ・フロ、カトリーヌ・ドヌーブ。


パリ郊外の病院で、クレールは助産婦として働いています。
帰宅すると、ある人に連絡を取るようにという留守電が入っていました。
連絡を取ってクレールが会うことにした人物は、30年ほど音沙汰がなかった義母のベアトリスです。
会うと、ベアトリスはゴージャスな服装を身にまとい、口紅は濃く塗られていました。
ベアトリスは、元夫でクレールの父親はどうしているかと尋ねます。
クレールが、ベアトリスが突然出て行って父親は間もなく自殺したと告げると、ベアトリスは驚いて涙ぐみます。
その後、クレールは、ベアトリスから自分の手術に立ち会って欲しいと連絡を受け取ります。
仕方なく付き合いを始めるクレールですが、ある日ベアトリスと自宅にいるときに息子のシモンが帰って来ます。
ベアトリスは驚いてシモンを見つめます。

**********************************************
原題の「Sage femme」、英題の「The Midwife」どちらも『助産婦』という意味です。

クレール役はカトリーヌ・フロ。
「大統領の料理人」(2013)の主演があります。
セザール賞で主演女優賞のノミネートが6個、助演女優賞では受賞が1個、ノミネートが2個ある大ベテランの女優です。

ベアトリス役は、カトリーヌ・ドヌーブ。
「終電車」(1982)、「インドシナ」(1992)で、セザール賞/主演女優賞を受賞しています。

なんと、“カトリーヌ・ドヌーブ ” という品種のバラがあるんですね。
女優さんぴったりです!!







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「バーン・アフター・リーディング」

2019年10月04日 | ブラット・ピット
2009年公開の映画の紹介です

監督・脚本はジョエル・コーエン、イーサン・コーエン。
超豪華キャストによるコメディ映画です。
主演・出演は、ジョージ・クルーニー、フランシス・マクドーマンド、ブラッド・ピット、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、J・K・シモンズ。


CIAオフィサーのオズボーン・コックスは、飲酒が原因で左遷の話をされ怒って辞めてしまいます。
短気なオズボーンは夜のパーティでも毒舌でハリー夫婦に散々嫌味を言います。
ところがオズボーンの妻・ケイティは、内密にハリーと付き合っていていたのです。
オズボーンから仕事を辞めたことを聞いたケイティは呆れ、その後鍵を変えてオズボーンを締め出してしまいます。
一方、ほぼ全身を整形したい、フィットネスジムに勤めるリンダは、保険がきかず愕然とします。
ある日、ロッカー室で警備員がCDを拾い、皆で見るとCIAの機密文書らしい内容で扱いに困ります。
数日後インストラクターのチャドはリンダに、持ち主がわかったと話し、謝礼をもらおうと直接連絡します。
会う事になり、チャドはオズボーンと交渉しますが、逆に恐喝まがいに脅され暴力まで振るわれてしまうのです。
怒ったリンダは車でオズボーンの車に体当たりし、ロシア大使館に話を持つかけるのでした。

****************************************************
タイトルは、秘密の命令書に必ず頭書される注意書き「読後焼却のこと」なんですね。

この映画は「ゴールデングローブ賞/ミュージカル・コメディ部門」で、「作品賞」「主演女優賞/フランシス・マクドーマンド」にノミネートがあります。








いつもお立ち寄りいただき有難うございます(*^^*)

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「万能鑑定士Q(モナリザの瞳)」

2019年10月03日 | 日本映画
2014年公開の日本映画の紹介です

監督は佐藤信介。
ルーヴル美術館内が堪能できる、ジャンルはサスペンス映画です。
主演・出演は、綾瀬はるか、松坂桃李、 初音映莉子、村上弘明。


『万能鑑定士Q』を掲げる若い女性鑑定士・凜田莉子は、ある日レストランを経営する山田聡の訪問を受けます。
山田は1枚の試食会チラシを差し出し、鑑定を依頼します。
莉子はチラシを見て「1つおかしなところがある」と言い、山田に説明します。
言いあてた莉子に驚き、マルチ商法の疑いをもっている山田は開催予定の試食会の鑑定も依頼するのです。
当日莉子は調理の順番でおかしさに気付き、休館日の2Fギャラリーの強盗現場を発見したのです。
一連の流れを見ていたぱっとしない記者・小笠原悠斗は莉子に取材を申し入れますが断られていまいます。
そこへギャラリー経営者の朝比奈が、店にお礼に莉子のところへ来ました。
ルーヴル美術館の調査員をしている朝比奈は、日本の臨時学芸員を探していて莉子に試験を受けるよう薦めます。
莉子は承諾しフランスのルーヴル美術館を訪れると、なんと小笠原も自費でついてきました。
試験を受け始めた莉子は、そこでモナリザの瞳に関する噂を耳にするのです。

****************************************************
原作は松岡圭祐の推理小説『Qシリーズ』の、第9巻『万能鑑定士Qの事件簿IX』です。

この映画で、日本映画初のルーヴル美術館内本格ロケが敢行されました。
ルーヴル美術館内のオーディトリアムでパリプレミアが開催されて、綾瀬はるかと佐藤信介監督が舞台挨拶に登壇したようです。

≪  パリ・ルーブル美術館  ≫

フランスの国立美術館です。
フランス王フィリップ2世が12世紀に、元々は要塞として建設したルーヴル城(ルーヴル宮殿)に収容されているんですね。
世界最大級の美術館(博物館)で、世界最大級の史跡のひとつです。
毎年800万人を超える入場者が訪れるようです。
コレクションの一部は、日本を含め海外へ貸し出されることも多いんだとか。
収蔵品380,000点以上。
そのうち35,000点ほどが8部門、
「古代エジプト美術部門」「古代オリエント美術部門」「古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門」「イスラム美術部門」「彫刻部門」「工芸品部門」「絵画部門」「素描・版画部門」
に分類されて展示されています。

余談ですが・・
地下巨大空間のカルーゼル・デュ・ルーブルで開催されるアート展(展示期間:2018年12月13日~16日)
「SALON DES BEAUX ARTS 2018」
に、白黒写真家としても活躍している俳優・齊藤工の写真が展示されたようです。








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「沈黙 -サイレンス-」

2019年10月03日 | ドラマ映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はマーティン・スコセッシ。
遠藤周作の小説『沈黙』(世界20カ国以上で翻訳)が原作の歴史ドラマ映画です。
主演・出演は、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、窪塚洋介、浅野忠信、加瀬亮。


江戸時代初期。
フェレイラ神父と数人の修道士が、日本の雲仙で拷問に耐えています。
ポルトガルのイエズス会にこの事を報告した手紙が届いた後、フェレイラ神父の消息は途絶えています。
フェレイラ神父がキリスト教を捨てたという噂を聞き、弟子のロドリゴとガルぺは日本に行く事を希望します。
禁教政策が激しい日本はとても危険でしたが、日本人のキチジローを通訳に、ロドリゴとガルぺは日本に着きました。
二人は密かに信仰を守ってきた日本人たちから歓迎を受け、告解や、ミサを行います。
ある日、日本人の一人が役人に捕まってしまいます。
役人は更に4人を人質にして、踏み絵を踏ませます。
踏み絵を踏まなかったものや、キリシタンと見なされたものは海辺ではりつけにされてしまうのです。
ロドリゴとガルぺは物陰からうかがう事しか出来ませんでした・・

***********************************************
この映画は過激な拷問や処刑のシーンなどが多く、日本ではPG-12指定でした。
殆どBGMの音楽は流れません。

この映画はスコセッシ監督が1991年から構想していたんですね。
ダニエル・デイ=ルイス、ベニシオ・デル・トロ、ガエル・ガルシア・ベルナル、渡辺謙が出演の交渉されていたようです。

ロドリゴ神父役は、「ハクソー・リッジ」(2017)でも重い役どころだったアンドリュー・ガーフィールド。
「わたしを離さないで 」(2011)、「ソーシャル・ネットワーク」(2011)では、どちらもたくさんの助演男優賞のノミネートと受賞があります。
「スパイダーマン」シリーズの2代目としても有名ですね。

キチジロー役はハリウッド初進出の窪塚洋介。
ガムを噛んだままオーディションに行ってしまい、スコセッシ監督にたいそう嫌われたとか。
2年後に改めて誘われて決まったんですね。
ビデオオーディションでは最終審査に残っていたようです。

≪ 「沈黙 SILENCE」(1971年) 日本映画 ≫

監督:篠田正浩
主演・出演:デイビッド・ランプソン、ダン・ケニー、マコ岩松、岩下志麻、三田佳子、丹波哲郎。






みなさま、いつもお立ち寄りいただき有難うございます!!!!!!!!
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「チョコレートドーナツ」

2019年10月02日 | ドラマ映画
2014年公開の映画の紹介です

監督はトラヴィス・ファイン。
ある実話に着想を得て作られた、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ。


1979年のカリフォルニア、ウェスト・ハリウッド。
ショーパブで歌って踊るゲイのルディは、その日来たイケメンの男性・ポールに気に入られ、肩書が検事局の名刺を渡されます。
古いアパートに戻ったルディは、部屋の前に落ちている人形を拾い隣のドアをたたきます。
出てきた母親はぶっきらぼうに受け取り、その後男性と出て行くのが見えました。
その部屋の大音量に我慢が出来ず、ルディは中まで入って音量を下げます。
振り向くと、丸い体をした男の子が座っていて、ルディは驚きます。
その子はマルコと言うダウン症の男の子で、しょっちゅう一人にされているようでした。
その事をルディはポールに相談しますが、「家庭局の管轄」と言われてしまうのです。
更に、マルコの母親が逮捕され、一旦マルコは施設に連れて行かれますが、夜中に施設を出てフラフラしている処をルディとポールが見かけるのです。
ルディはマルコを自分の部屋で休ませ、何が食べたいか聞くと片言でマルコは「ドーナツ」と答えます。
ルディはそのままマルコを引き取りたいと思い、ポールの提案でマルコの母に会いに刑務所に向かうのです。

********************************************************
着想を得たのは、
「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」
という実話のようです。

この映画は、国際的な映画祭で絶賛され、たくさんの観客賞を受賞しています。

ルディ役はアラン・カミング。
舞台俳優・映画俳優・映画監督・脚本家・執筆家など、幅広く活動しています。
舞台『キャバレー』で、トニー賞を始め、数々の賞を受賞しているんですね。
「バーレスク」(2010)、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」(2018)などの出演があります。

マルコ役のアイザック・レイヴァは実際にダウン症の少年です。
中学生時代から俳優へ希望があり、アイザックのお母さんが、障がいを持った大人のための演劇学校、
「パフォーミング・アーツ・スタジオ・ウェスト」
を見つけて、通う事が出来たようです。
そして、生まれて初めてこの映画のオーディションビデオを撮って送ったんですね。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます
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「クジョー」

2019年10月02日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1984年公開の映画の紹介です

監督はルイス・ティーグ。
スティーヴン・キング原作のホラー映画です。
主演・出演は、ディー・ウォレス、ダニエル・ヒュー・ケリー、ダニー・ピンタウロ、エド・ローター。


メイン州の田舎町キャッスルロック。
セント・バーナード犬クジョーは、野原でうさぎを見つけ、どんどん追いかけます。
うさぎは枯れ木の中をくぐりながらほら穴に入ってしまいます。
クジョーはほら穴に顔しか入らず「ガウガウ」吠えまくります。
暗い花の中にはコオモリがいて、牙をむき始めました・・
----------------------------------------
幼いタッドは夜中に叫び声をあげ、クローゼットに何かがいたと騒ぎます。
両親のヴィクとドナはタッドを慰め、怪物は本当はいないと話します。
ある日ヴィクは、紹介された車の修理店・キャンバーへ家族と訪れます。
そこでは大きなセント・バーナード犬を飼っていて、「クジョー」と教えてくれます。
クジョーは鼻の頭に痛々しい傷がありました。
数日後、クジョーは様子が変わり、目が血走って口から泡を吹くようになります。
キャンバーが旅行に誘った友人を訪ねると、血まみれで死んでいたのです。
唸り声に気が付きキャンバーが見ると、変わり果てたクジョーでした。
キャンバーは「狂犬病だ!!」と叫びます・・

****************************************************
ドナ役はディー・ウォレス。
「E.T.」(1982)、「クリッター」(1987)の出演・主演などの他、
テレビシリーズの出演が多いようです。
「刑事スタスキー&ハッチ」「探偵ハート&ハート」「アリー my LOVE」「女検死医ジョーダン」「ザ・シューター」などの1エピソードです。

≪ 以前も載せました スティーヴン・キング原作映画ランキング!! ≫

米情報サイト「Consequence Of Sound」が2017年発表したもので、73作品対象です。

1位:『スタンド・バイ・ミー』 (1986)
2位:『シャイニング』 (1980)
3位:『ショーシャンクの空に』 (1994)
4位:『デッドゾーン』 (1983)
5位:『キャリー』 (1976)
6位:『ペット・セメタリー』 (1989)
7位:『ミザリー』 (1990)
8位:『グリーンマイル』 (1999)
9位:『クリスティーン』 (1983)
10位:『クジョー』 (1983)







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「プレステージ」

2019年10月01日 | サスペンス映画
2007年公開の映画の紹介です

監督はクリストファー・ノーラン。
クリストファー・プリーストの小説『奇術師』が原作のサスペンス映画です。
主演・出演はヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール。


19世紀末のロンドン。
マジシャンのボーデンは、ライバルであるアンジャーの瞬間移動マジックを調べるため、舞台下に入ります。
すると、大きな水槽にアンジャーが落ちてきて命を落としてしまったのです。
---------------------------------------------------
数年前、アンジャーとボーデンは、奇術師・カッターの下で働いていました。
1人がさくらとして一般人に成りすまして、観客席から奇術に参加していたのです。
手足を縛られた若い女性が、水槽に落とされカーテンがおりるとあっという間に出て来ると言う奇術です。
その日、アンジャーとボーデンは、アンジャーの妻でもあるジュリアを縛りますが、ひもがほどけずジュリアは命を落とします。
どう縛ったかと問うアンジャーに、ボーデンは「覚えていない」と答えるのです。
その後アンジャーはボーデンを憎み復讐を誓います。
そして成功を収めているボーデンの舞台に観客として上がり、仕掛けをして傷を負わせるのです。
2人のいさかいは次第にエスカレートし、アンジャーはある科学者を訪ねます。

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その科学者役は、デヴィッド・ボウイが演じています。

『プレステージ』とは、“偉業”の意味で、手品の3段階の最後です。
1と2は、“確認”と“展開”なんですね。

この映画はアカデミー賞で「撮影賞」と「美術賞」にノミネートがあります。






コメント (1)
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「かいじゅうたちのいるところ」

2019年10月01日 | ファンタジー映画
2010年公開の映画の紹介です

監督はスパイク・ジョーンズ。
モーリス・センダックのベストセラー絵本『かいじゅうたちのいるところ』が原作の、ファンタジー映画です。
主演・出演は、キャサリン・キーナーマックス・レコーズ、マーク・ラファロ。


8歳のマックスは、大好きなオオカミの着ぐるみを着て外にかまくらを作ります。
ところが姉に見せようとしても相手にしてくれず、雪玉をぶつけると姉の友達にかまくらを壊されてしまいました。
家でもママの恋人が来ていて、大騒ぎするマックスは叱られ外に飛び出します。
川の近くまで来るとボートが留めてあり、マックスは乗って何日も揺られて旅をします。
やがて島が見え、大きな毛むくじゃらのかいじゅうたちがたくさんいました。
一匹のかいじゅうが怒りながら丸い物を壊していて、マックスは喜んで手伝って一緒に壊します。
ところが、「誰だ!?」ということになって、マックスはとっさに
「敵と闘って、頭を爆破し、キングになった」
と話し、皆信用して最初の命令はないかとマックスに訪ねます。マックスは
「かいじゅうおどりを踊ろう」
みな、陽気に踊り始めます。
マックスは砦を作る計画を話し、かいじゅうたちは協力して作り始めます。
ところが、やはりマックスの嘘はばれ始めるのです・・・

*************************************************
原作の絵本は40ページで、殆ど文章がありません。
かいじゅうおどりは数ページにわたっています。

この映画のかいじゅうたちは、昔ながらの着ぐるみ、しかも巨大な着ぐるみを用いたものだそうです。
CGを使ったのは顔の表情だけなんですね。

声の出演で、クリス・クーパー、フォレスト・ウィテカー、ポール・ダノ等が参加しています。
一人一人の収録ではなく、スタジオにみんな集まって全編収録したようです。

マックス役はマックス・レコーズ。
この映画では「放送映画批評家協会賞:若手俳優賞」にノミネートされています。
この映画の後「ピンチ・シッター」(日本未公開)、
「アイム・ノット・シリアルキラー」(2017年)では青年になってました。






絵本です

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