ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

口頭試験に向けて (1)

2008年11月13日 | 技術士(二次)
SUKIYAKI塾の掲示板で、道路の口頭試験についてのトピックがあった。
私に比べると、かなり道路の保守本流に近く、幅広い業務経歴なので、羨ましい質問とも思えるが、
技術的体験論文の作成において苦心したり、口頭試験に向けて漠然と考えていたものと被る。
再読、再々読したいので、失礼ながら一部を要約して引用させていただく。

【質問(要旨)】
道路(専門事項は道路構造物)の受験者。
業務経歴は土工、舗装、擁壁、橋梁補修の設計・工事監理が主体で、幾何構造設計や新設橋梁、カルバート設計の経験が少ない。
技術的体験論文を舗装設計と橋梁補修を題材に書いたところ、周囲の技術士から「舗装設計は建設環境、橋梁補修は鋼・コンで書くべき内容だ」と言われた。
道路構造物の口頭試験での質問がどのようなレベル・内容なのかを教えてほしい。

【回答(要旨)】
(1)技術的体験論文は、「何の業務か」よりも「何についての課題解決か」、つまり「どんな問題点か」「どんな解決策か」が重視される。
そのため、舗装設計あるいは施工に伴う環境保全上の課題解決や、橋梁補修における構造上の課題解決になっていて、道路技術者としての課題解決になっていのではないか。
つまり、切り口、駆使した技術力の種類というか中身といったところの問題。
それは、口頭試験のプレゼンで、道路っぽくない、みたいなイメージを与えないようにすれば大丈夫。

(2)道路は、範囲がとても広いので、試験官もいろいろな専門の方がいる。
口頭試験の試問は、試験官の専門によるところが大きいので、テーマもレベルも様々。
特に道路の場合、そういう意味では筆記試験以上の難しさがある。
また、舗装設計も橋梁補修も「道路/道路構造物」として書けると思う。
周囲の方がその体験論文を読んで言っているのならば、内容が「建設環境」や「鋼・コン」の視点になってしまっているのかもしれない。

(3)たとえ専門が道路構造物であっても、道路屋としての基本的な知識、たとえば道路構造令の道路区分の定義などが問いかけられる場合がある。
そのため、道路の基本事項は押えておいたほうが良い。

(4)道路における専門事項には、道路計画、道路設計、道路構造物などがあるが、相互に関連しており専門の境界線は引きにくい。
道路構造物に対する質問ではなく、体験論文に対する質問が殆どだと思う。

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