新. _ 植 物 紀 ・ s e e d .

復活、新植物紀!!

らんちう

2018-08-26 21:40:06 | らんちゅう
コロコロ、らんちう



模様が浮き上がってきた。



かわいいものだ。



しかし、まだまだ芸が出ていない。

小さい頃に本でみた蘭鋳の迫力。

幾度となく蘭鋳飼育にチャレンジしてきた。大切なのは血統。

インターネットの発達によって、血統を保持する養魚者にアクセスできる。有難や、有難や。

インターネットがない時代には考えられないことだ。

白牡丹

2018-08-26 15:13:20 | 白牡丹
ホントによく伸びる。

もう切っ先が出てきた。白牡丹の成長スイッチはなんだったのか?

思い当たるのは日光である。
日射角度が下がり、直射日光を浴びる時間が長くなった。高温と日光、これが決め手ではなかろうか。



3番目の勢いも止まらない。秋までにもう一枚展開しそうである。


長男は根を出しているので頼もしい。割らないけどね。



埋もれた次男。出た位置はわるいが、芸は完璧




四男



ちなみに一週間前の四男



すさまじい成長速度。

今年、この株から5枚の葉が出たことになる。

枯らしてしまうのが怖いからと、手厚く管理したら、この品種の良さはなくなる。

暑さにあて、光にあて、どんどんのばす。
暗むのが追いつかないくらい。

建国殿

2018-08-26 14:55:50 | 建国殿
現状、柄が見えない建国の新芽。


青かもな、と思うが、やはり、中斑が来るだろう。すべての葉にきちんと中斑が入っていて、いきなり、青はあるまい。

この系統から青が出たというのは聞いたことがない

角のように斜めに伸びる



季節外れの花芽という可能性も…


考察

2018-08-25 13:57:38 | 雑感
富貴蘭栽培の正しいマニュアルは存在しない。

なぜか…。それはアホみたいに増やされたら困るからである。

1番の上客は下手くそな客である。たくさん買って、たくさん枯らす。こりずにまた買う。

ま、こんな客はいない。まがりなりにも好きで買うんだから、なかなか枯らさない。

2番目は、増やさずにキープしてくれる客。増やすにしても銀行の利率くらい。
たまに、必要な品種があれば声をかけて融通できる。客というより、下僕である。木を預かってくれるうえに金まで払う。こういう客は大事にしたい。

最悪なのは上手い客。やたらに増やして、自分で売る。もはや、商売ガタキ!

この話は全くのフィクションである。

ただ、売る側も新しい品種がどんどん増えれば、こんな苦労はしなくてよい。

たとえば、パンジー、シクラメン。毎年売れる。それは新しい品種が商材になるからだ。園芸家ならば、新しい花が欲しいもの。

実際、20年前にオシャレだったオーキッド咲きのパンジーは今では古い。いや、古いを通りこして二回目のブーム。フリル咲きは進化している。

同じく一世を風靡したシクラメンのビクトリア。今では様々な品種に形質を引き継いでいる。

新しい品種が業界を活性化している。

富貴蘭には新しい品種が少ない。無理矢理に古い品種を系統立てて新品種化する。

建国の136、亀谷金牡丹、黒牡丹NO.1、スーパー剣龍などなど…

元の品種と同じ遺伝子なので区別が曖昧になってくる。高度な詐称も可能になる。

やはり、実生交配しかあるまい。多くの園芸が花を主体に育種されているが、富貴蘭では葉芸を中心に育種する。

おそらく、東南アジアのドラセナや、サンスベリアなど、単子葉類観葉植物の育種技術はそのまま応用できるのではなかろうか。

あとはメリクロンである。中国春蘭の緑雲が組織培養によって覆輪芸を得たように、大量生産しながら、高速で変異を生み出す。

交配、メリクロン。この二つの技術によって、富貴蘭は少なくともシクラメン、パンジーくらいの市場規模を形成できる。ただ、単価は圧倒的に下がる。