新. _ 植 物 紀 ・ s e e d .

復活、新植物紀!!

池袋 誠香園

2018-03-17 12:38:51 | 雑感
ひと月のうちに2度も誠香園をたずねる機会を得た。

見どころは本羆や湖東錦などが展示されているところだ。

ちらっと見ただけだが、本羆が欲しくなり、価格をたずねたら、売約済みとのこと。食い下がって、もし販売するとしたらいくらかたずねたら、逆にいくらと思うか?と返された。

ん?? 客の質問に対して、質問で返した…。

ずいぶんとナメられたものだ。店主のせがれだろうか?自分と同世代くらいだが、店員が、上からモノを言ってくる。

いやぁ、なかなかだよ、ホントに。正直に本羆を販売する能力がないことを説明すれば良いものを…。値段をきかれたら答えろっての。それができないなら、デパートの屋上に店を構えるべきではない。西武にクレームつけたろかしら。


展示されている白牡丹の子が青かった…。すぐに外せば良いものを。系統が良くないことを実証しているようなものだ。外して潰さないということは、いずれ流すということだろうか。流せば混乱を招くだろう。曙芸のない白牡丹。…それは普通のフウラン。だとすれば価値はないわけであって、外して潰すべき。アマチュアじゃないんだからさ。


それにしても、西武屋上のうどんはうまい!!なんとも言えない旨さがある。
腹がふくれた状態でも、うまい。

前の席の人たちは2杯ずつ食べている。納得!

孤独のグルメという漫画で、主人公のサラリーマンがこのうどんを食べる。鶴仙園のサボテンを眺め、砂漠の孤独感に思いをはせつつ、この店の月見うどんをすする。このうどんには、ほうとうに近いような、あたたかい味があり、都会の雑踏にあっては、さながらオアシスのような存在なのである。この店に行列ができているのを見ると安心するし、東京も捨てたもんじゃないと思える。

誠香園、ありゃだめだね。センスなし。

そもそも おやじさんとも相性が悪かったかもしれない。「値踏みするような目つきで富貴蘭を見とるぞ」と叱られたことがある。…庶民だから仕方ない。我々、庶民が富貴蘭を買うということは清水の舞台から飛び降りるような心持ちなのだ。値踏みせずにおれようか。
庶民感覚、素人感覚を忘れて欲しくない。デパートは庶民が楽しみにしてる場所なんだからさ。

銀座の松坂屋から、水草屋が撤退したときは悲しかった。それ以降、水草界は衰退していった。アグラオネマやら、ベコニア、ジュエルオーキッド、パルダリウム…どれも短いブームが過ぎ去っていく。

名古屋は柘植植物園が最後だったかな。今ではデパート屋上に園芸店はない。

通販全盛の時代だからこそ、実物を目の当たりにする機会は重要だ。デパートの屋上で本羆や湖東錦などが見られることは素晴らしい。しかし、もう少し謙虚であるべきだろう。

テナント料も安くはないはず。今のままでは成り立たないだろう…

1077 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-12-07 08:46:33
ただのクレーマーで草
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Unknown (m.)
2019-12-07 15:29:57
まぁ、見ていてください。
時間が証明してくれます。
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Unknown (m.)
2019-12-08 00:51:18
富貴蘭にかぎらず、希少な植物はインターネットを駆使して手に入れる時代になりました。実店舗に高いテナント料を払うことはリスキーですね。
それでもなお、実店舗を置くのは対面販売にこだわっているからです。しかし、その対面販売がおろそかになっているようでは先が思いやられます。
たとえば、増田園芸ではホームランアイスをご馳走になり、かつ、富貴蘭のポケット辞典をいただきました。また、実店舗を幸園では、本羆やら、建国殿の話を1時間近く、話していただきました。豊橋の蘭奢では送迎していただき、東海園さまには食事をご馳走になりました。
はるか遠方から来た客を大切にして下さるのです。…どうでしょう?池袋誠香園は?客がいますか?商品の品数は増えてますか?
移転前と比べてみてください。…なぜ、衰退したのでしょう?隣の鶴仙園にはひとだかりができていますよ?
私はクレーマーでしょうか?私の意見が的を得ているとは思いませんか?時間がすべて、証明してくれます。
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Unknown (m.)
2019-12-08 11:59:40
沈黙で草
ひょっとして小せがれ本人か?
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Unknown (m.)
2019-12-08 14:13:39
語尾の草ってどういう意味なんかな。
まあ、軟弱過ぎて議論にもなりませんな…。最初から、コメントとかしなけりゃいいのに。
誠香園を擁護するのは、構わんが、私とは相容れない。
恩も忘れないが、仇も忘れないタチでね…。雑に扱われたことは忘れない。誠香園と江南の紫苑。富貴蘭からは卒業したが、未だに鮮明に覚えている。
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Unknown (m.)
2019-12-15 01:01:54
ヤフオクで、ラン科植物の同定依頼出品があったが、すぐさま、野生のオモトであることを見抜いてしまった…やはり、俺はすごい。自分でも怖いくらいだ。
富貴蘭はいずれ、終わる。間違いない。驚くほど、思ったとおりだ。
多肉の勢いが止まらん。全部もっていかれた。富貴蘭はおわりだ。分かったか?
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Unknown (m.)
2019-12-27 19:52:05
かれこれ、15年ほど前だろうか、小さな白牡丹が大量生産されたことがあった。しかも、どの苗も上芸である。実生は成功したかに見えた。しかし、10年経つと、実生苗が皆、くらみ始めた。
白牡丹の曙芸が、幼木にしか現れないということが分かった。先人たちは、白牡丹の芸を継承するために木の若返りをはかり、なんらかの施術をしていた。
一つには、台切りや、葉むしりなどもあっただろう。白牡丹の芸が出るも出ないも運次第だったのだ。しかし、近年、成木でもくらまない白牡丹が選別された。歓喜天や、故宮と同芸の白牡丹だ。この白牡丹にいたっては、斑が木全体に行き渡っているため、確実に白牡丹を産む。しかもすべて紺中斑である。同じ白牡丹でも別物である。白牡丹に博打の要素など一切あり得ない。
台切りをして真っ白な白牡丹もあるが、それは古い白牡丹の現象。それをスーパー白牡丹とかいっているバカがいるが、全く分かっていない。恥をかくことになる。あと、4年もすれば青い葉を出すだろう。そして、若返りと称して葉をむしることになる。また、白い子が出て、スーパー白牡丹だとはしゃぐだろう。この一連のサイクルも、軽く、7、8年はかかる。バカも時間がかかるのだ。あと、博打的要素の白牡丹は危ない。本当に系統がよいなら、必ず確保すべき木なのだ。そこそこの値段で流通する、ということは、状態の良いうちに早いとこ売っぱらって、稼ぎたいということ。斑に青い松を散らすような木は危険。ま、わからんやつはわからんだろう。白牡丹にせよ、建国殿にせよ、きちんとしたものがある。きちんとしたものがないのは湖東錦。
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Unknown (m.)
2019-12-30 01:23:25
それにしても、すごい。
ブログで手持ちの苗を紹介し、インターネットオークションにかける。
これをやる人間が多い。商人と趣味家の境がなくなった。昔からよくあることだが、出してる物に品位が出る。
とにかく、金が欲しい、とか、いらん苗を始末したい、とかは下の下だ。富貴蘭は滅亡期にあり、棚の崩壊が感じられる。
素晴らしい出品もある。たとえば、夜中の3時にウツボカズラの出品をチェックしていたら、かなりヤバい苗に出くわした。定額出品で、ちょっと信じられない品種だった。多分、業者から買うと18万くらいの品種が、格安で。びっくりしている間に落札されて消えた。食虫業界に対する価格破壊のチャレンジである。
私は彼を心底応援しているが、すると、別の人間のオークションに参加できなくなった。不思議な現象である。
富貴蘭では一部の連中と対立関係にあるので、連中からブラックリストに入れられるのは分かるが、食虫の件は納得できない。そんなこんなで食虫にも興味がなくなった。結局、自分がパイオニアじゃなきゃダメなタイプなのだ。
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Unknown (m.)
2019-12-30 12:47:01
インターネットオークションといえば、富貴蘭では堂々と偽物が横行していて、面白い。
あれだけ分かりやすいと、むしろ親切だと感じてしまうから恐ろしい。
ワザと偽物を買うことはあっても、まず誰も本気で引っかからないだろう。
しかし、もし、仮に目の前に、偽物の亀金と、本物の亀金を並べられて、100%判別がつくだろうか。無理だと思う。程度の問題もあるだろうが、私自身、亀金を見たことがないから、わからないのだ。強いて言うなら、新葉の元の部分が見えれば、なんとなく分かるが、新葉のない時期だとマズい。
多くの趣味家が同じような感じである。あの、偽物出品はそこを皮肉っているのである。
所詮、同じだろ?と。お前ら、分からんだろ?と。分からんものに価値を付けることは無意味だ、と。
その点に関しては、富貴蘭界に否がある。分かりにくいことを利用して、いろいろと価格操作しているからだ。
最たるものが、韓国富貴蘭だ。韓国の富貴蘭生産には間違いなく日本人が関わっており、未発表の品種が温存されている。一度、その一端を垣間見たことがあるが、衝撃的だった。年数をかけて、幾らかの品種が公表されてきたが、まだまだである。
ただ、彼らにもかなりの誤算があって、まさか、こんなに早くバブルが萎むとは思わなかったのである。いくつかの超絶品種は消えてしまうだろう。
話はそれたが、富貴蘭は終わる。とにかく、腐ってる。苗を売っぱらって棚を解体するのも良いが、いかに品種を保存するかも、大事だ。
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Unknown (m.)
2019-12-30 14:57:42
実のところ、富貴蘭および誠香園なぞどうでも良い。
真に語るべきは園芸全般の変容である。
今年の夏にサンリョー園芸センターが閉店し、名古屋から大型園芸店が姿を消した。
勢いがある状態での終焉となった。良い終わり方である。
我々マニアは、すでに園芸店を必要としなくなっていたのだ。それぞれが、独自に種苗を輸入、または生産し、インターネットオークションで販売できる。
流通革命が、園芸にも影響している。もはや、園芸店などの仲介業者は必要ないのだ。必要なのはマニアックな知識と行動力をもった個人である。
こう考えたとき、浮かぶのは東海園氏である。あるいは観賞魚では旧feed on氏、観葉植物なら花宇氏。
こうしたブローカーたちが繁栄する時代になるのだ。
園芸店に漂うあの懐かしい香り、今の季節ならプリムラの香りだろうか。あの幸福な感覚は今となっては贅沢である。
もし、実店舗に勝機があるならば、香りと味である。インターネットでは伝わらないこれらの感覚を押し出せば、インターネットオークションに対抗できるだろう。
たとえば世界ラン展ではフレグランス部門の拡充が存続の鍵となる。
香りの質にこだわった品種改良である。富貴蘭ならば、見た目はまったく普通のフーランながら、昼も香る、とか。あるいは四季咲き性である、とか。
そこに葉芸交配をすれば、富貴蘭界は広がりを見せるだろう。
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