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香箱の中には幸せの種があるらしい

洗い張り

2012年02月07日 | 着物とグルメ
今日は仕事がお休みだった。
着物を洗い張りに出すために街にでかけた。
一度、着物を解いて単に戻してから、洗ってもらうのだ。
時間もお金もかかるが、本当の意味で着物が生き返る。
母からもらった着物で、以前から洗い張りしたかった着物を今回出すことにした。
そして、サイズも私用にきちんと仕立ててもらうことにした。
ここで私のこだわりが。

たいていの着物は自分用に仕立ててもらっても、完全オーダーのようで完全オーダーでない。
裄、丈、身長などはしっかり採寸するが、他のパーツはそれによって計算上割り出したものを自分のサイズとしてあてられる。
それにきっちりサイズを依頼しても、少々の融通が利くようにとやや大き目を勧められることが多く、なかなか思うようにならなかった。
私としては、将来太った時に備えた着物より、今ぴったりの着物に袖を通したい。
しかし、この意見は普通でないらしい。
呉服屋さんや仕立て屋さんの意見はプロの意見なんだろうけど、着るのは私だ。
普通の意見でなくても、私にとって具合がよくなければ何の意味もないのだ。
だから、私の話を聞いて細かく採寸をしてオーダーにしてくれるところをずっと探していた。

歩行町にある個人のお店なんだけど、もともとは友達から紹介されたところ。
「きものサロン三好」さんにお願いすることを決めて今日持って行った。
私の話を最後まで聞いてくれて、それならばと、とても丁寧に採寸の話をしてくれた。
「肩くり」「抱巾」「褄下」「袖付け」「合褄巾」・・・・
私がこだわっていたところはもちろん、そうでないところまで一つ一つ、説明し選ばせてくれた。
その丁寧さがとても嬉しかった。
あの着物、どんなになって戻ってくるのだろう。およそ1ケ月半程度かかるそうだ。
楽しみだな。お値段は洗い張り代+仕立て代+消費税=26,500円デス。

呉服屋さんでこだわりの採寸をし、細かい説明を聞いていたら2時間近くたった。
おなかが空いたのでご飯を食べて帰ることにする。
花園町のラルキー。
本格インドカレー。
すごく辛いのだけど、なぜか口の中がヒーヒーならない。
最後までおいしく食べられる。爽やかな汗をかく。
ちゃんとしたスパイスの配合がなされているんだろうな。
とってもおすすめのカレー屋さん♪

帰り道、道端でお店を出している手相占いの人に見ていきませんか、と声を掛けられた。
私は占いはしないので、会釈をして通り過ぎようとすると言われた。
「いい相がでていますよ。口元に

・・・確かに、おいしいカレーを食べたとこなので。
占い師おそるべし。

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